Bitbucket Pipelines を使い始める

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Bitbucket Pipelines は、Bitbucket に組み込みの、統合された CI / CD サービスです。リポジトリの構成ファイルに基づいてコードを自動的にビルド、テスト、およびデプロイできます。基本的に、クラウド内にコンテナが作成されます。ユーザーはこれらのコンテナ内でコマンドを実行し (ローカル マシンの場合と同様)、要件に合わせてカスタム構成を行ってフレッシュなシステムのメリットを活用できます。

Pipelines をセットアップするには、リポジトリのルート ディレクトリで bitbucket-pipelines.yml ファイルを作成して構成する必要があります。このファイルがビルド構成であり、構成をコードとして使用することでバージョンが管理され、ほかのコードと同様に常に同期されます。

bitbucket-pipelines.yml ファイルには、リポジトリのすべてのビルド構成が含まれます。YAML は読みやすいファイル形式ですが、書き込みを行う際には注意が必要です。タブ文字は使用できないため、インデントにはスペースを使用する必要があります。

bitbucket-pipelines.yml ファイルではさまざまなことを構成できますが、基本的な必須キーワードは次のとおりです。

pipelines: すべてのパイプライン定義を含みます。

default: 各プッシュで実行するステップを含みます。

step: 各ステップはリポジトリのクローンの新しい Docker コンテナで開始され、その後、script セクションの内容を実行します。

script: 連続して実行されるコマンドの一覧です。

ステップ 1: 言語テンプレートを選択する

ビルドは Docker コンテナ上で実行されるため、Pipelines では Linux で実行可能なあらゆるコードを構築およびテストできます。Bitbucket では、一般的な言語やプラットフォーム (PHPJavaScript/Node.js (npm)、Java (Maven/Gradle)、PythonRuby、C#、C++ (make) など) での開始に役立つテンプレートを利用できます。

Pipelines ナビゲーションを示す画像

  1. 左側のナビゲーション バーから [Pipelines] を選択します。
  2. 使用したい言語テンプレートを選択します。 

言語が表示されない場合も、問題ありません。必要な内容が表示されない場合、[詳細] メニューの [その他] オプションを選択します。これは多くの一般的なビルド ツールを含む既定の Docker イメージを使用し、ユーザーはスクリプトで apt-get コマンドを使用して独自のツールを追加できます。




ステップ 2: パイプラインを構成する

bitbucket-pipelines.yml ファイルを編集して、ソフトウェアのビルドに必要なコマンドを含める必要があります。エディタの右側にある パイプを使用して、一般的な構成をすばやく追加することもできます。

エディタの画像

  1. エディタを使用し、要件に合わせてファイルをカスタマイズします。以下にいくつかの基本的な例を示します。

    構成例を参照する

    コンテナの python のバージョンをチェックするためのコマンドを実行する基本的な構成は、次のようになります。

    pipelines:
      default:
        - step:
            script:
              - python --version

    ビルドとテストに使用するコマンドで、スクリプト セクションのコンテンツを置き換えることができます。実行するコマンドが多数ある場合、別のスクリプト ファイルにそれらを配置して、それをステップから呼び出すこともできます。また、テスト レポートが期待したディレクトリで終了した場合は、失敗したテストの出力をログで確認します。

    コードをビルドおよびテストした後、ステージング環境にビルドをデプロイする別の手順が必要な場合があります。これは手動でトリガーできるようになっているため、Pipelines ページでボタンをクリックしてデプロイできます。

    pipelines:
      default:
        - step:
            name: Build and test
            script:
              - python build-test.py
        - step:
            name: Deploy to staging
            trigger: manual
            deployment: staging
            script:
              - python deploy.py

    このファイルの構成方法の詳細についての詳細もご確認ください。

  2. 編集内容に満足し、最初の Pipeline を実行する準備が整ったら、[ファイルのコミット] を選択します。

これで、既定のパイプラインが作成できました! 

既定パイプラインの実行中にリポジトリに変更をプッシュすると自動的にパイプラインがトリガーされるようになりました。

パイプラインを最大限に活用できるよう、さらに多くの情報を bitbucket-pipelines.yml ファイルに追加できます。例えば、ビルドに使用する Docker イメージを定義したり、特定のブランチタグ、およびブックマーク用のビルド構成を作成したり、テスト レポートが表示されるようにしたり、ステップ間で渡すアーティファクトを定義したりすることができます。




次のステップ

これで、基本について学習しました。パイプラインの確認方法をご確認ください。

最終更新日 2020 年 6 月 24 日

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