Jira Data Center のアップグレード

このページでは、Jira Data Center のアップグレード方法について説明します。アップグレード中は、Jira インスタンスをシャットダウンし、新しいバージョンを各ノードにコピーして、1 つずつアップグレードします。アップグレード中も Jira を実行したい場合、「ゼロ ダウンタイム アップグレードの管理」を使用することをお勧めします。

現在 Jira Software Server を使用している場合、Data Center へのアップグレードについてこちらをご確認ください。

はじめる前に

Jira をアップグレードする前に、いくつかの質問に答える必要があります。 

これは正しいアップグレード方法ですか?

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この方法では、各ノードで Jira をシャットダウンする必要があります。これは 1 つのノードのアップグレードとほぼ同じ手順を行い、その後、アップグレードされたディレクトリを残りのノードにコピーします。

お使いの環境でいかなるダウンタイムも許容できない場合は、別の方法「ゼロ ダウンタイム更新の管理」を使用する必要があります。

アップグレードの資格がありますか?

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ライセンスでソフトウェア メンテナンスが有効かどうかを確認するには、  > [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] に移動し、ライセンス サポート期間の有効期限が切れていないことを確認します。

サポート期間が失効しいる場合、プロンプトに従ってライセンスを更新し、再適用してからアップグレードを行います。

アトラシアンのサポート対象プラットフォームに変更はありますか?
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サポート対象プラットフォーム」ページでアップグレードする Jira のバージョンを確認します。このページでは、サポート対象のオペレーティング システム、データベースおよびブラウザーに関する情報を提供しています。

参考情報

  • データベースをアップグレードする必要がある場合は、アップグレードを計画している Jira バージョン (およびその間) のアップグレード ノートを読み、必要となるデータベース構成の変更を確認します。
環境に変更を加える必要はありますか?
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新しい Jira バージョンでは、メモリの増強やリバース プロキシ設定の調整など、環境の変更が必要な場合があります。

参考情報

ユーザーに影響する変更についてはアップグレードの注意事項で通知します。例:

  • 環境に影響を与える、サポート対象データベース、メモリ要件またはその他の変更。
  • このリリースで大きく変更または削除された機能。
  • インスタンスまたは環境でアップグレード後すぐに実施する必要があるアクション。

アップグレード後のバージョンとその間のバージョンに関する注意事項をお読みください。

アップグレードを計画する

1. アップグレード前のチェックを完了する

  1. アップグレードを計画しているバージョン (およびその間のバージョン) のアップグレードに関する注意事項をお読みください。
  2.  > [システム] > [サポート ツール] へ移動してから、ヘルス チェックの結果を確認します。検出された問題を修正します。

    ライセンスが期限切れの場合

    ご利用のライセンスに含まれるソフトウェア メンテナンスの期限が切れている場合、引き続き Jira を使用できますが、アップグレードするには更新が必要です。

    > [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] へ移動して、プロンプトに従い、ライセンスを更新します。

    組み込みのデータベースを引き続き使用している場合

    組み込み (トライアル用) データベース を使用している場合は、アップグレードの前に別のデータベースに移行する必要があります。

    このデータベースは評価用であるため、本番環境での利用は推奨できません。

  3. > [アドオン] に移動して下にスクロールし、[Jira の更新チェック] でお使いのアドオンの互換性を確認します。アップグレード予定のバージョンを選択し、[チェック] をクリックします。

    互換性のないアドオンがある場合...

    ユーザーが特定のアドオンに依存している場合、互換性を持つようになるまでJira のアップグレードを待つことをお勧めします。アドオン ベンダーは一般的に、メジャー リリース後すぐにアドオンをアップグレードします。

    参考情報

    • 互換性情報は、新しいリリース後すぐには利用できない場合があります。多くの場合、アドオンは引き続き機能するため、本番サイトをアップグレードする前にテスト環境で試してください。

2. テスト環境で Jira をアップグレードする

  1. 現在の本番環境のステージング コピーを作成します。
    アップグレードをテストする環境の作成に役立つ「ステージング環境の構築」を参照してください。
  2. 以下の手順に従って、テスト環境をアップグレードします。
  3. 本番環境でアップグレードを進める前に、非サポート対象のカスタマイズをテストします。

Jira のアップグレード

3. クラスタの停止

クラスタのすべてのノードで Jira を停止する必要があります。アップグレードがすべてのノードで完了するまでは、ロード バランサで Jira へのトラフィックをリダイレクトするようにしておくことをお勧めします。

4. バックアップ

次のコンポーネントのバックアップを作成します。

  • Jira データベース。データベースのネイティブ ツールを使用してバックアップを作成できます。
  • Jira インストール ディレクトリ。クラスタのいずれか 1 つからバックアップを作成します。
  • Jira 共有ディレクトリ。クラスタ内のすべてのノードからアクセス可能なホーム ディレクトリのサブディレクトリ。
  • 各ノードの Jira ホーム ディレクトリ

5. 古いアドオン キャッシュの削除

新しいバージョンに影響しないよう、クラスタ内の各ノードの古いアドオン キャッシュを削除します。各ノードの <home-directory>/plugins/ に移動して、このディレクトリのコンテンツを削除します。

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メジャー アップグレードの場合、plugins ディレクトリ全体を削除できます。プラグインなしでのアップグレードのほうが速度と信頼性が高い傾向にあることが確認されています。

6.1 つ目のノードをアップグレードする

1 つ目のノードをアップグレードするには:

  1. Jira Software または Jira Service Desk Data Center をダウンロードします。迅速なプロセスのため、tar.gaz または ZIP アーカイブを選択します。

    知っておくとよいポイント...

    Jira Software と Jira Service Desk の両方を使用している場合、Jira Software のみをアップグレードします。Service Desk は、個別のインストーラを使用せずに、後ほど Jira で直接更新します。

  2. ディレクトリ (新しいインストールディレクトリ。既存のインストール ディレクトリとは異なる必要があります) にファイルを抽出する
  3. <installation-directory>/bin に移動し、setenv.bat / setenv.sh ファイルを編集します。JIRA_HOME に、そのノードの既存のローカル ホーム ディレクトリへのパスを入力します。

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    ファイルの一番上に JIRA_HOME パラメーターがあります。この部分のコメントを解除する必要があります。

  4. Oracle または MySQL データベースを使用している場合、JDBC ドライバをダウンロードして、<JIRA-installation-directory>/lib に配置します。 

    database, download the latest jdbc driver, and place it in <installation-directory>/lib.
  5. JVM プロパティなどのカスタマイズを、古いバージョンから新しいバージョンに再適用します。
  6. 新しいインストール ディレクトリをコピーします。これは後で Jira を別のノードに複製するためのテンプレートとして使用します。
  7. Jira を起動します。この手順の間に、データベースがアップグレードされます。
  8. アップグレード後に Jira を起動すると、アップグレードの概要が表示されます。このページは、アップグレード後に Jira にログインした最初の 10 人の管理者に 14 日間のみ表示されます。この概要には、Jira インスタンスの重要な更新に関する情報が含まれます。また、アドオンやアプリケーション リンクの動的な概要も提供します。> [最新のアップグレード レポート] を選択して、いつでもこの情報にアクセスできます。
  9.  > [アドオン] > [アドオンの管理] へ移動して、アドオンをサポートされるバージョンにアップグレードします。
  10. Jira でインデックスを再構築します。詳細は、「検索インデックス」を参照してください。

7. Jira を残りのノードにコピーする

Jira をほかのノードに複製するには、次の手順を実行します。

  1. インストール ディレクトリ (以前作成したテンプレート) を新しいノードにコピーします。
  2. このノードでホーム ディレクトリへのパスが異なる場合は、setenv.bat / setenv.sh ファイルでそれを更新します。
  3. 新しいノードのインデックスを変更します。
    1. <home-directory>/caches/indexes に移動して、このディレクトリのコンテンツを削除します。
    2. 新しいノードで Jira を起動します。
    3. Jira を起動した後、最初のノードからインデックスが自動的にコピーされていることを検証します。自動コピーが行われていない場合、手動でコピーする必要があります。

残りの各ノードに対し、同様のプロセスを繰り返します。

8. (オプション) Jira Service Desk の更新

Jira Service Desk を使用している場合、個別のインストーラをダウンロードせずに UI で直接更新できます。

  1. > [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] に移動します。
  2. Jira Service Desk を更新します。これによって、Service Desk は自動的に互換性のあるバージョンに更新されます。

トラブルシューティング

問題が発生した場合

サポート ページのリソースを確認するか、問題解決をお手伝いできるよう、課題を起票してください。

アップグレードを再度実施する必要がある場合、最初に必ず元のセットアップへのロールバックを行います。アップグレードに失敗した場合に、アップグレードの再実行、および、Jira の旧バージョンの起動は行わないでください。 

最終更新日: 2019 年 2 月 25 日

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