作業の進捗状況の監視

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チームの進捗を監視することは、それらを計画することと同じぐらい重要です。進捗を監視することで、潜在的なボトルネックを素早く確認し、それらが実際に発生しないように対応できます。

プランをまたいでチームの作業の進捗を監視する方法は複数あります。

進捗バーの使用

ロードマップに進捗列を追加して、次のステータス カテゴリーを使用してプランの課題を視覚化できます。

  • TO DO: ステータス カテゴリーがまだ作業前の課題
  • 進行中: 進行中 ステータス カテゴリの課題
  • 完了: "完了" ステータス カテゴリの課題
見積もりまたは課題数あるいはその両方を使用して、またはこれらの列をプランに追加して、進捗を表示することを選択できます

このサンプル プランでは時間を使用して課題の見積もりを行い、2 つの進捗状況列には見積もり済みストーリー ポイント課題の数に基づいて進捗が表示されます。

Jira Software で完了とマークされ、解決状況が設定されていない課題は、プランには含まれません。

見積もりに基づく進捗の仕組み

親課題の進捗バーにカーソルを合わせると、作業の内訳にはすべての子孫課題の見積もりと課題自体の見積もりが考慮されます。親課題が見積もられていない場合でも進捗バーが表示されますが、子孫課題の集計見積もりのみが考慮されます。

上記の例では、進捗状況の詳細は次を示しています。

  • 進捗バーは、完了作業と残り作業を表す 2 色に分割されます。
    • COMPLETED (完了済み) は、[作業前] と [進行中] ステータス カテゴリーにあるすべての子課題の記録時間と [完了] ステータス カテゴリーにある子課題の合計時間を合計したものです。
    • REMAINING (残り) は、[作業前] と [進行中] ステータス カテゴリーにあるすべての子課題の残りの時間の合計です。
  • 見積もり課題と見積もりを持たない課題の内訳も表示されます。見積もりを持たない課題によって進捗が不正確になる場合がある点にご注意ください。
  • 親課題を完了しても、その子課題がまだ完了しておらず、子課題に対して残り時間が記録されている場合、残り時間は親課題の完了時間に追加されません。残り時間は、子課題の残り時間として計算されます。
  • プラン内で集計値を有効化した場合、"完了" 子課題の残りの見積もりは親課題に集計されます。この計算は、進捗バーでの、完了した見積りと残りの見積りの計算方法と異なります。つまり、親課題の集計見積りと、同じ親課題の進捗バーの見積り値との間で、値が一致しない場合があります。
  • 日数を使用してプランの作業を見積もると、進捗の詳細は日単位で表示されます。
  • Jira に保存されていない課題は、進捗の計算では考慮されません。

子課題がない課題の場合は、残り作業時間に対する完了した作業時間の割合も表示されます。

課題の作業の進捗の計上方法

親課題の進捗バーにカーソルを合わせると、作業の内訳には、さまざまなステータス カテゴリーの課題の数、プランにある課題の総数、課題の合計数に対する各ステータス カテゴリーにある課題数の割合が考慮されます。

上記の例では、進捗状況の詳細は次を示しています。

  • イニシアチブ PM-4 には 2 つの子エピック (PLAT-2 およおび WEB-23) があります。この場合、進捗バーは合計 2 つの課題を網羅します。 
  • まだ作業前の課題が 1 つあります: WEB-23。合計 2 つの課題があるため、WEB-23 は総課題数の 50% です。
  • 完了した課題も 1 つあります: PLAT-2。この課題は、合計課題数の 50% でもあります。
  • ここでの進捗は課題数だけを対象としているため、各課題の見積もりは進捗バーでは考慮されません。

Jira に保存されていない課題は、進捗の計算で考慮されません。

キャパシティの監視

プランのキャパシティを監視するには、まずプランのタイムラインにキャパシティを表示する必要があります。これは、チームとスプリントで問題をグループ化する場合にのみ可能です

チームでキャパシティを表示すると、チーム固有の課題が複数のスプリントにどのように分散しているかを視覚化できます。これは、スプリントにスケジュールされている作業が多すぎないかどうかを判断し、リソースが不足しているスプリントの作業を分散させる方法を計画するのに役立ちます。


過密になっているスプリントの例

上記の例では、Wallaby スプリントは赤のキャパシティ バーを示しています。これは、あまりにも多くの作業がそのスプリントに割り当てられていることを意味します。そのスプリントからいくつかの課題を削除するかチームにメンバーを追加することで、この課題をすばやく解決できます。


健全なスプリントの例

スプリントのキャパシティ バーをクリックすると、次の項目が表示されます。

  • スプリント名
  • スプリントの開始日と終了日
  • スプリントのステータス (アクティブまたは将来のスプリントなど)
  • スプリント目標 (Jira で追加されている場合)
  • スプリント ベロシティ
  • 見積りのストーリー ポイントでのスプリントの進捗のパーセンテージ
  • 完了した課題の割合 (スプリントがアクティブな場合)

スクラムとカンバンでのキャパシティの詳細を理解する

スクラム チームとカンバン チームの両方について、キャパシティ バーは対応する期間 (スクラムはスプリント、カンバンはイテレーション) 全体に作業が均等に分散されているかどうかを反映します。これは、現在のプランでどのように作業が分散されているかについての基本的な前提です。

ただし、キャパシティの詳細がどのようにバーに反映されるかについては、いくつかの相違点があります。

スクラム チームの場合:

  • ストーリー ポイントの見積りを使用する場合、スプリントの期間に対してベロシティが測定されます。ベロシティが 2 週間のスプリントに対して 30 ストーリー ポイントに設定されている場合、キャパシティの詳細には、見積られたストーリー ポイントに関して、スプリントの埋まり具合がパーセンテージで表示されます。
  • 時間ベースの見積りを使用する場合、キャパシティは 1 週間の期間に対して測定されます。週のキャパシティが 2 週間のスプリントに対して 200 時間に設定されている場合、キャパシティの詳細には、見積られた時間に関して、スプリントの埋まり具合がパーセンテージで表示されます。
  • ストーリーが複数のスプリントにまたがっている場合でも、その見積りは割り当てられたスプリントのキャパシティを消費します。たとえば、TIS-123 が 20 日間で予定され、各スプリントには 10 日間かかるためにスプリント 1 と 2 にわたるとします。TIS-123はスプリント 1 に割り当てられるので、その見積りの 30 のストーリー ポイントがスプリント 1 に割り当てられます。

カンバン チームの場合:

キャパシティは 1 週間の期間に対して測定されます。週のキャパシティが 200 時間に設定されている場合、キャパシティの詳細には、見積もられた時間に関するイテレーションの埋まり具合がパーセンテージで表示されます。

リリースの監視

複数のプロジェクト、チームおよびリリースをまたいだ作業の管理は、特にチームの進捗を素早く確認する必要がある場合は複雑になることがあります。

リリース ビューから

プランの [リリース ビュー] にジャンプして、作業の追跡方法の概要ビューを取得できます。これによって、チームがプラン内のリリースに割り当てられた作業を現実的に完了できるかどうかを判断できます。

サンプル リリースを含むリリース ビュー

上記の例では、各リリースがどのように追跡されているかをすばやく確認できます。課題の開始日と終了日が、対応するリリースの開始日と終了日の範囲内にある限りリリースは順調に進みます。

次のいずれかの手順を実行して、このリリースの妨げになっているものを掘り下げることができます。

  • プランのロードマップでリリースを表示し、保留中の課題にブロッカーが存在しないかを確認します。
  • プロジェクト リリースの場合は、Jira でリリースを表示して、そのリリースに割り当てられたすべての課題の短いリストを確認し、必要に応じてリリース日を変更できます。
  • リリースの進捗バーにカーソルを合わせ、完了が必要な課題の数を確認します。
    (warning) 現時点では、進捗バーには現在プランで表示可能な課題の詳細のみが含まれます。つまり、古いリリースの情報は正確ではない可能性があります。

タイムライン セクションから

また、プランのタイムライン セクションでリリースの進捗を直接追跡することもできます。

タイムラインにリリースが表示されたプランの例

緑色のアイコンは予定どおりのリリースを、赤色のアイコンは逸脱しているリリースを表します。課題の開始日と終了日が、対応するリリースの開始日と終了日の範囲内に収まっている限り、リリースは予定どおりとなります。アイコンをクリックしてリリースの詳細を表示し、逸脱しているリリースの状態の修正方法を判断します。

時間の経過とともに、リリースの数が蓄積し、タイムラインで 1 つのリリースから別のリリースに移動するのが困難になることがあります。リリースが 1 日しか離れていないことや、複数のリリースが同じ日にスケジュールされることもあります。

プランでこれらが発生した場合は、次のいずれかを実行します。

1 つのリリースから別のリリースにジャンプする

リリース アイコンをクリックし、左矢印または右矢印をクリックして次のリリースにジャンプします。

1 つのリリースから別のリリースへジャンプする際、それに従って各リリースの詳細が表示されます。

タイムラインでの複数のリリースの例

複数のリリースの詳細を表示する

リリース アイコンの上に数字が表示されていることがあります。以下のサンプル リリースでは、数字は同じ日に 2 つのリリースがスケジュールされていることを示します。

リリース アイコンをクリックしてその日にスケジュールされているリリースを確認してから、各リリースの右矢印をクリックして詳細を表示します。

同じ日にスケジュールされたリリースの例

タイムラインでのリリースのハイライト

常に注目しておきたいリリースがある場合は、タイムラインでこれらのリリースをハイライト表示できます。これにより、タイムラインで関連リリースを目立たせることができます。

[タイムラインでハイライト] チェックボックスを選択すると、タイムラインのリリースに赤または緑色の線が表示されます。

タイムラインでハイライトされたリリースの例

課題をリリースでフィルタリング

また、リリースで課題をフィルタリングできます。ロードマップ ビューで、スプリントでフィルタリングされた対応する課題を表示します。

ロードマップ ビューでリリースでフィルタリングした課題の例

課題をプロジェクトでフィルタリング

課題をプロジェクトでフィルタリングし、関連するプロジェクトのリリースのみを表示することもできます。リリースの詳細をさらに絞り込むには、1 つのプロジェクトで課題をプロジェクトすることを検討してください。

ISO プロジェクトとリリースでフィルタリングされた課題

最終更新日 2020 年 5 月 15 日

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