Jira Cloud Migration Assistant がデータをリンクする仕組み
クラウド サイトにすでにデータがある場合、Jira Cloud Migration Assistant で再移行を行う代わりにデータのリンクが行われることがあります。このページでは、移行アシスタントがデータの処理方法を決定する仕組みについて説明します。
レコードの保存
移行アシスタントは移行する各エンティティ (例: ワークフローやカスタム フィールド) のレコードを保存します。同じクラウド サイトへの移行が 2 回目または 3 回目の場合、アシスタントは、そのエンティティのレコードをすでに持っているかどうかを確認します。
リンク
移行に含まれるエンティティがクラウド サイトとにあるものと同じで、そのエンティティの移行レコードがある場合、クラウド サイト内の既存のエンティティにデータをリンクします。このエンティティの再移行は行われません。
これを発生させたくない場合、弊社のテクニカル サポート チームに連絡し、過去の移行レコードの削除を依頼してください。
名前の変更
移行内のエンティティの名前がクラウド サイトのエンティティの名前同じで、移行レコードがない場合、重複を防ぐために ((migrated) を追加して) 名前が置き換えられます。その後、この置き換えられたエンティティとともに、データが移行されます。たとえば、"カスタム フィールド A" というエンティティの名前は移行後、"カスタム フィールド A (migrated)" に変更されます。
これらのエンティティに依存している JQL フィルターまたはクイック フィルターがある場合、移行後にそれらが機能していることを確認してください。
このルールは、解決状況を除くすべてのエンティティに適用されます。解決状況は移行されません。代わりに、サーバー サイドからクラウド内の既存のエンティティにデータがリンクされます。これは、解決状況がクラウドでのデフォルトのエンティティであるためです。
重複
さまざまな理由により、複数の重複するエンティティ名が発生する場合があります。それらは、ワークフロー A (移行済み)、ワークフロー A (移行済み 2)、ワークフロー A (移行済み 3) などとして表示されます。
重複は、以下の理由により発生する可能性があります。
- サーバーとクラウド サイト両方にデフォルト エンティティが存在する
- 移行間に移行テーブルがリセットされた
- 移行間に一部のデータが削除された
移行後のクラウド サイトに重複が多い場合、サポート チームに連絡してください。
Users and groups
同じロジックでユーザー移行が実行されます。ユーザーのメール アドレスが移行先サイトにすでに存在する場合、再移行はされません。ユーザー移行の詳細を参照してください。
移行先サイトにすでに存在するサーバー グループはマージされます。そのため、一部のユーザーの権限は移行を通してエスカレートされる可能性があります。グループと権限の移行方法の詳細をご確認ください。
詳細情報とサポート
移行をサポートする多数のチャンネルをご用意しています。
- 移行の詳細な計画情報や FAQ については、Atlassian Cloud 移行センターを参照してください。
- 技術的な問題が発生していたり、戦略やベスト プラクティスで支援が必要な場合、お問い合わせください。
- また、アトラシアン コミュニティもご利用ください。
- エキスパートによる支援が必要な場合、アトラシアン パートナーにご相談ください。