Jira Enterprise スケール評価ツール

JESAT のサポート終了のお知らせ

Jira Enterprise Scale Assessment Tool (JESAT) のサポートは、2023 年 9 月 1 日に終了します。JESAT の機能は、Jira Cloud Migration Assistant のバージョン 1.9.14 以降に同梱されるようになります。

Jira Cloud Migration Assistant の利用の詳細


Jira Enterprise スケール評価ツール (JESAT) は、Jira Server および Data Center プラットフォーム用のアプリです。データベースとブラウザのメトリクスを収集し、クラウドへの移行時にデータおよびセットアップが成功するかどうかをアトラシアンが評価するのに役立ちます。

これは、お客様のデータおよび使用状況をよりよく理解するために必要なデータを収集し、クラウドに移行する前にアトラシアンが確認しなければならない情報収集プロセスをスピードアップするように設計されています。このアプリの目的、収集するデータ、およびパフォーマンスへの影響を理解することが重要です。これは、このアプリをインストールすることがお使いの Jira インスタンスに適しているかどうかを判断するのに役立ちます。

現在、このツールは Jira Software Data Center および Server 8.13.0 から9.4.0そして、Jira Service Management Data Center および Server 4.13.0 から 5.4.0 と互換性があります。

Prerequisites 

このアプリは、アトラシアン トラブルシューティングおよびサポート ツール (ATST) アプリを利用し、これに依存しています。ATST バージョン1.33.2 以上を実行している必要があります。そうでない場合、Jira Enterprise スケール評価ツール アプリは動作しません。 アトラシアン トラブルシューティングとサポート ツールの詳細を確認する

動作の仕組み

Jira Enterprise スケール評価ツール アプリは Jira にバンドルされていないため、Marketplace からインストールする必要があります。 

アプリケーションのインストール手順は、次のとおりです。

  1. Atlassian Marketplace から Jira Enterprise スケール評価ツールアプリをインストールしますMarketplace アプリのインストールについての詳細を確認する
  2. インストールすると、オプト アウトしない限り、自動的にブラウザ メトリックの収集が開始されます。

ユーザーのブラウザ メトリックス収集をオプト アウトするには:

  1. Jira の場合、[管理] > [アプリの管理] > [評価設定] に移動します。
  2. [ブラウザ メトリックの収集を有効にする] のチェックボックス選択解除します。 
  3. 変更を保存します。 

それ以降、ブラウザ メトリックは、再度有効にしない限り収集されません。 

同じページで、 Jira 管理者はこれまでに収集されたブラウザ メトリックの要約を確認したりデータ形状を確認したりできます。

古いデータは定期的に削除されます。14 日を過ぎたものはすべて自動的に削除されます。これは、データベースに収集され保存されたブラウザ メトリックにのみ適用されます。

アプリは、ユーザーが以下の Jira エクスペリエンスのいずれかにアクセスした場合に、ユーザーごとに 24 時間に一度のみブラウザ メトリックを収集します。

  • 課題ビュー
  • プロジェクトの閲覧
  • プロジェクトの参照

ブラウザ メトリック情報ごとに、それに対するユーザー キーが収集されます。この過程で、個人を特定できる情報 (PII) は保護されます。ユーザー キーはエクスポート時に厳重ににハッシュ化され、アトラシアンのチームに公開されることはありません。 研究と分析を目的としたグループ化、クラスタリング、およびテーマ作成にのみ使用されます。

どのようなデータをキャプチャするのか

このアプリが使用する領域は2つで、バックエンド メトリックとフロントエンド メトリックです。バックエンド メトリックは、データベースにクエリを実行して収集された特定の Jira アイテム、コンポーネント、および要素に関する正確な数値です。フロントエンド メトリックは JSON オブジェクトのコレクションで、各オブジェクトはユーザーのデバイス設定を表します。したがって、フロントエンド メトリックには、各ユーザーの状況に応じて、さまざまなエントリがあります。 より明確かつ正確に説明するため、以下に分けて説明します。

データベース メトリックス

Jira Software

  • 異なるユーザーの数
  • 各プロジェクト ロール アクターの数
  • 非アクティブ化されたユーザーを持つすべてのプロジェクト ロール アクターの数

  • グループあたりの平均ユーザー数
  • グループあたりの最大ユーザー数
  • 全課題の子問題の総数
  • 親課題 1 件あたりの子課題の最大数
  • 課題の総数
  • 課題タイプの総数
  • カスタム フィールドの総数
  • プロジェクトの総数
  • アクティブ ユーザーの総数
  • 非アクティブユーザーの総数
  • グループの総数
  • ワークフローの総数
  • コメントの総数
  • 添付ファイルの総数

Jira Service Management

  • アクティブなエージェントの総数
  • ヘルプ キーパーの総数
  • キューの総数
  • プロジェクトごとのキューの総数
  • リクエスト作成チャンネルの使用状況
  • プロジェクト数あたりのルールの総数
  • 1 日あたりの実行数
  • プロジェクトごとの目標の総数
  • プロジェクトごとのメトリックの総数
  • プロジェクトごとのカレンダーの総数
  • インサイト スキームの総数
  • インサイト オブジェクトの総数

ブラウザ メトリック

  • ラウンド トリップ タイム (RTT)
  • ダウンリンク ネットワークの速度
  • ネットワークの有効な接続タイプ
  • プロセッサ (CPU) の数
  • デバイスのメモリサイズ
  • ウェブ ブラウザとそのバージョン (UserAgent)

データの使用方法

前述の通り、個人を特定できる情報 (PII) はこの過程で保護されており、ユーザーのユーザー名がアトラシアンに公開されることはありません。お客様の Cloud に対する状況を評価することに関するもので、次のように分類されます。

  • ブラウザ メトリクスの統計を分析ツールに読み込む
  • データをグループ化し、すべてのメトリックおよび各タイプの数値またはパーセンテージを取得する
  • アトラシアンが持つ大規模なお客様のクラウド移行に関する専門知識に基づいて各メトリックを評価する

移行プロセスの最後に、収集されアトラシアンと共有された L1 評価データは破棄されます。 

データのエクスポート

エクスポートする前に、このアプリで少なくとも 3 日間 (理想的には 1 週間) データを収集するようにしてください。

収集したメトリックと詳細なデータ形状情報は、サポート zip を作成することでエクスポートしてアトラシアン チームに共有できます。この手順を実行するには、Jira 管理者である必要があります。サポート zip の作成に関する詳細を確認する 

収集したデータをエクスポートする方法

  1. [管理]  > [システム] > [トラブルシューティングとサポート ツール] ([システム サポート] 配下) に移動します。
  2. [サポート zip を作成] を選択します。
  3. 必要に応じて zip をカスタマイズしてください。
  4. [L1 評価] のチェックボックスを選択してください。含めたくない他の項目は選択解除できます。 
  5. [zip を作成] ボタンを選択し、プロンプトに従ってファイルをダウンロードします。 

zip をダウンロードしたら、https://transfer.atlassian.com/  経由でアトラシアンに送っていただくことをお勧めします 。これには、サポート チケットの起票が必要です。

最終更新日 2023 年 8 月 16 日

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