1.9 ClearQuest からのデータの移行
Jira のアジャイル プロジェクト管理機能をデモンストレーションして従来または現在の ClearQuest コンテンツの移行を不要にすることがトライアルの目標である場合は、この手順をスキップできます。
これに該当しない場合の多くは、ClearQuest システムの実際のビジネス データを含む Jira パイロット インスタンスをデモンストレーションすることをお勧めします。これを実現するには、主に次の 3 つのオプションがあります。
Jira で課題を手動で作成する
手動での入力手順では CSV インポーターと同じ手順を使用し、実際の CSV インポート手順を手動での課題作成の実行に置き換えます。
20、30 件を超える課題の作成に取り組む際は、スプレッドシート アプリケーションによってデータを集めたシートも作成できます。その後、そのシートを CSV にエクスポートしてから、CSV インポーターによってインポートできます。これを実行する最善の方法として、まず Jira でいくつかの課題を作成してそれらを Excel にエクスポートし、既存のフィールド値によって行を追加します。これによって、インポート中に発生する問題を最小限に抑えられます。
CSV 経由でのインポート
ClearQuest インスタンスからレコードをエクスポートし、結果として出力されたデータ ダンプを Jira の CSV Importer アドオンを使用してインポートすることもできます。インポーター ウィザードを使用すれば、各ソース フィールドを Jira のそれぞれの標準およびカスタム フィールドにマッピングできます。さらに、ウィザードでは値のペアをマッピングすることで、バージョン、課題タイプ、およびその他の標準フィールドを変換することもできます。
スムーズなトランジションを行うため、次の移行プロセスをおすすめします。
- ClearQuest のレコード範囲を CSV ファイルにエクスポートします。
- Excel で CSV ファイルを分析し、各フィールドにマークを付けます。
- Jira で保持したいかどうか
- Jira で一致するフィールド
- フィールド タイプと許可されている値
- コンポーネントやフィールドなどの制御されているリスト フィールドの場合は、そのフィールドで利用可能なすべての値を並べます。これは Excel でその列のピボット テーブルを作成し、利用可能なすべての値とその回数を表示することで簡単に実行できます。利用可能な値のうち Jira に必要なものをマークし、それぞれのバージョン、コンポーネント、またはカスタム フィールド値を計画します。
- Jira でプロジェクトを作成し、レビュー済みの CSV エクスポートにしたがって必要なフィールドやカスタム フィールドを作成します。
- Jira プロジェクトにすべてのフィールドとそれらが取り得る値 (バージョン、コンポーネント、ステータスなど) が存在することを確認したら、CSV インポートを開始できます。
詳細については、CSV インポーターのドキュメントを参照してください。
アトラシアンのパートナーによる ClearQuest 向け Jira インポート機能
ClearQuest から Jira への移行を何度も実行した多数のパートナーが、この 2 つのシステム間でコンテンツを移動する特定のプロセスを自動化するためのツールを開発しています。詳細については「ClearQuest から Jira にコンテンツを移行するためのアプリ」をご確認ください。
カスタムの移行スクリプト
ClearQuest インスタンスの大幅なカスタマイズや統合や、非常に大きな課題ベース (100,000 権を超えるレコード) の場合は、よりカスタマイズされた移行もご検討ください。このような方法には、Jira API に直接アクセスしてデータベースに書き込む Jelly スクリプトが含まれます。たとえば、アプリケーション リンク、添付ファイル、チェンジセットへのリンク、またはサード パーティ システムへの各変更履歴を保持するシナリオが考えられます。このオプションにはパートナーと一緒に取り組むことをお勧めします。