Confluence 5.10 リリース ノート
2016 年 6 月 8 日
Confluence 5.10 をご紹介できることをうれしく思います。Highlights of Confluence 5.10
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表の制御
不格好な表を使用する必要はなく、狭くて読みにくい列に困ることもなくなります。新しいサイズ変更オプションを使用して、表の列を完全に制御できます。列の境界線をドラッグすれば、表を思いどおりに表示できます。さらに自由な制御が必要な場合は、表のツールバーから表モードを選択できます。レスポンシブ モードでは、ページ ビューアーのブラウザ ウィンドウに合わせて幅を調整し、固定幅モードでは、ブラウザ ウィンドウのサイズに関わらず、設定した正確な幅を保持します。
サイトを最高の状態に維持する
規模の大きな Confluence サイトを管理するには、それ相応の難しさがあります。本リリースでは、サイトを毎日最高の状態に維持するのに役立つ新しい機能をまとめて用意しました。
統合に対する効率的な診断
アプリケーション リンク ページを完全に設計し直して、統合で何が起こっているか簡単に確認できるようにしました。不具合が生じたときは、統合ステータスと集中的な診断をリアルタイムで表示します。
アプリケーション リンク ドキュメントで、変更に関する詳細を読む。
監査ログにより向上した説明責任
最新の監査ログを使用することにより、管理者はグローバル設定、権限、ユーザー、グループなどに生じた変化を見直すことができます。問題のトラブルシューティングをしたり、グローバル権限の変更など重要なイベントの記録を保持したりする必要がある場合に便利です。
より詳細にログを調査したい場合や、長期的に記録を保持する必要がある場合、CSV 形式にログをエクスポートすることもできます。
ログのエクスポートや、特定のイベント発生時の通知受信といったタスクを自動化するための REST API も用意しています。
マクロ使用状況の把握
アドオン、特にマクロを提供するアドオンは多くの人から好まれますが、アップグレードの必要が生じた時や、アドオンが寿命に達した時に、事情が複雑になります。たとえば、アドオンを削除すると、サイトのページにどのような影響があるかなどを確認するのが困難な場合があります。
今後、Confluence 管理者がマクロの使用頻度を確認できるようになりました。[管理 ] メニューから [一般設定] > [マクロの使用状況] の順に移動して、マクロのリストと現在のスペースにおける各マクロの使用回数を表示します (アーカイブされたスペース内のページで使用されたマクロは含みません)。
すべての人により多くの時間を
誰でももっと時間がほしいと思っていますよね。頻繁に利用される機能の一部をさらに効率化することによって、毎日少しずつユーザーの皆さんに時間をお返ししたいと考えています。
バッチ処理の通知
人生はメール通知を読むのにたっぷり時間をかけられるほど長くありません。同じページやブログ投稿への変更が多い場合に、Confluence が送信するメールの量を減少させた理由はここにあります。今は、バッチ ウィンドウ(10 分間)の間に生じた変化を 1 通のメールで送信するだけです。しかし、メンションや新しいページの作成など、最も重要な事柄に関する通知は直ちに受信できます。
システム管理者は、(ジョブのスケジュール設定により)バッチ ウィンドウの期間を設定できます。メールが少ない場合は時間を延長し、多数の通知をすぐにサイトで受信することが不可欠場合は時間を短縮します。
自分が作成したコンテンツをユーザーが削除する許可
場合によっては、スペース内で誰が何を操作できるか制御する必要がありますが、これにより管理者に負担がかかる可能性があります。
この負担を緩和するため、スペース内にある自分のコンテンツ(ページ、ブログ、添付ファイル)の削除を許可できるようになりました。個々のユーザーに「自分のものを削除する」権限を与えることにより、スペース管理者やスーパー ユーザーの負担を軽減します。
[スペース ツール] > [権限] の順に移動して「自分のものを削除する」権限を自分のスペースで有効にするか、[管理] > [一般設定] > [スペース権限] の順に移動して「自分のものを削除する」権限をすべての新しいスペースで有効にします。
スペース ウォッチャーの追加と削除
チームの新しいメンバーには、勉強のために重要なスペースをいくつか見て回って、いいスタートを切ってもらいたいと思ったり、スペースから多すぎるほどの通知を受け取っている人を手助けしたいと思ったりすることがあるでしょう。
今回、スペース管理者は、スペースのウォッチャーを追加、削除できるようになりました。以前は、スペース管理者が管理できるのは個々のページのウォッチャーだけで、スペース全体のウォッチャーは管理できませんでした。
高速化したダッシュボードでの検索
特に、進行中の作業を再開する場合や、重要なページにアクセスする際、Confluence5.9 でリリースされた新しいダッシュボードがお役に立っていれば幸いです。
特に、最近作業したページや、あとで使うために訪ねたり、保存したりしたページが多数ある場合、本リリースでは、新しいフィルターを使用して、もっと楽に必要なページにたどり着けるようになりました。ページのタイトルを入力し始めると、すぐにページが見つかります。
さらには
時には小さなことが大きな違いをもたらすことがあります。ここで紹介する Confluence 5.10 で行った一連の小さな改善が、チームにプラスの影響を与えると確信しています。
Confluence はあなたの言語が使用できます
Confluence ですぐ使用できる言語の数が、今回さらに増えました。サイトの言語を日本語、アメリカ英語、ロシア語、ポルトガル語(ブラジル)、韓国語に切り替えるには、一般設定 > 言語 に移動します。
オーディオ ファイルとビデオ ファイルの改善
The Multimedia macro now uses the HTML5 <video>
and <audio>
tags that are supported by modern browsers. This means that your browser will decide what player controls – like play/pause and full screen – appear with your media.
ファイルのプレビューで MP4 動画と MP3 音声ファイルも再生できるようになりました(ブラウザがこれらのファイルの再生をサポートしている場合)。
ソフトウェア プロジェクト用の新しいスペース ブループリント
ソフトウェア プロジェクト用の新しいスペース ブループリントは、ソフトウェア プロジェクトを整理しやすくすることを目的としています。専用のスペース ホーム ページにより、ロードマップを表示、編集し、チームメンバーを表示し、JIRA プロジェクトの未処理の課題を表示することができます。
このブループリントは Confluence を JIRA Software 7.0 以降に接続している場合に利用可能です。
サイドバーへのページツリー収納
Confluence 5.9 では、既定のテーマを使用するスペースであれば、スペースの管理者がサイドバーやヘッダー、フッターにカスタム コンテンツを追加できるようにしました。今回のリリースでは、スペース管理者が組み込みのページツリーも非表示化できるようにして、さらに制御の自由度を高めました。既定のテーマを使って、100%カスタムの夢のサイドバーを作成してください。
今回の機能追加は、Confluence Cloud ではすでに削除されており、Confluence 6.0 で削除が予定されているドキュメンテーション テーマからの切り替えに取りかかるよい機会でもあります。
インフラストラクチャの変更
これらの変更等に関する詳細については、 Confluence 5.10 の準備 をチェックしてください。
Confluence 5.10 で解決された問題
バグ修正や解決済みの提案の詳細については、パブリック JIRA インスタンスを参照してください。
これまでに実施した提案
バグ修正
Confluence のアップグレード
アップグレードする前に、本リリースの重要な変更を確認するためにアップグレード ノートをチェックし、そのあと通常のアップグレード手順にしたがい、サイトをアップグレードします。
謝辞
素晴らしい顧客の皆様に - 当社は心からの感謝の気持ちを表します
いつも Confluence の改善にご協力いただきありがとうございます。インタビューに参加してくださった皆様、 機能リクエストの作成、課題への投票、およびバグの報告を行ってくださった皆様に感謝を申し上げます!
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