Confluence 5.10 アップグレード ノート
以下は、Confluence 5.10 へのアップグレード時の重要注意事項です。このリリースの新機能と改善点に関する詳細は、「Confluence 5.10 リリースノート」を参照してください。
アップグレード ノート
お気に入りページは「保存して後で確認」に
お気に入りページ機能の名前を「後で読む」に変更しました。これは名前の変更に過ぎず、この機能の基本的な動作には変更がありません。
キーボード ショートカットの変更
エディターでのキーボード ショートカットのバインド方法にいくつかの変更を加えました。
- Mac ユーザーはエディターで一部のキーボード ショートカットについて、Control と Command を入れ替えて使用することができなくなりました。今後はすべて ⌘ となります。
- Mac ユーザーは Control-E を使用して、エディターの行の終わりにジャンプすることができるようになりました。
- Safari ユーザーは Command-Control-0 から 9 までを使用して見出しスタイルを変更できるようになりました。
アプリケーション リンク認証の変更
アプリケーション リンクを設定して、信頼されたアプリケーション認証またはベーシック アクセス認証を使用することはできなくなりました。
既存のアプリケーション リンクは今のところ引き続き機能しますが、業界標準の OAuth 認証プロトコルを使用するようにこれらをアップグレードすることを求められます。既存のアプリケーション リンクを更新する方法の詳細については「アプリケーション リンクの OAuth セキュリティ」をご参照ください。
プラグインの XSS 保護
プラグイン 向けの XSS 対策モードをオフにできなくなったため、[セキュリティ設定] 画面からオプションが削除されました。Confluence 3 以降、初期設定では XSS 対策モードは有効になっています。プラグイン向けの XSS 対策モードを以前オフにした場合は、Confluence 5.10 にアップグレードすると自動でオンになります。
データベース接続プールと HTTP スレッドの設定に関する変更
データベース接続プールの推奨サイズと HTTP スレッドの最大数にいくつかの変更を加えました。これらの変更は、特に高負荷な状態で Confluence の安定性を維持する際に役立ちます。
新しいインスタンスのデフォルト値は次のとおりです。
現在値 | 推奨値 | |
---|---|---|
最大データベース接続数 | 30 | 60 |
最小データベース接続数 | 0 | 20 |
最大 HTTP スレッド数 | 200 | 48 |
アップグレード中、最大 HTTP スレッド数は 200 から 48 に減少します。現在のデータベース接続プールの設定は変更されませんが、データベース接続プールの設定をデフォルトに合わせて調整することをお勧めします。
インフラストラクチャの変更
「Confluence 5.10 の準備」に進んで、プラグイン開発者に影響を与える変更についてご確認ください。
サポート対象プラットフォームの変更
このリリースでは、以下のサポートが追加されました。
- Microsoft Edge
- PostgreSQL 9.4、9.5
サポート終了のお知らせ
- 事前告知: Internet Explorer 10 のサポート終了
Confluence 5.10.x は、Internet Explorer 10 をサポートする最後のリリースになります。告知をご確認ください。 - 事前告知: MySQL 5.5 のサポート終了
Confluence 5.10.x は、MySQL 5.5 をサポートする最後のリリースになります。告知をご確認ください。 - 事前告知: Confluence ディストリビューションの変更
Confluence Server の新しいバージョンをより早くご提供するために、64-bit インストーラーのみを提供することを検討しています。Confluence 5.10 は、32-bit インストーラーを提供する最後の Confluence リリースになる予定です。告知をご確認ください。 - 事前告知: ドキュメンテーション テーマ
すでにお知らせしているとおり、Confluence 6.0 ではドキュメンテーション テーマを削除する予定です。ドキュメンテーション テーマは Confluence 5.10 でも引き続き利用できますが、Confluence 6.0 への移行をより容易にするために、既定のテーマを今すぐ試してみることをお勧めします。 - 事前告知: ファイル表示マクロ
すでにお知らせしているとおり、ファイル表示マクロ (Office Word、Office PowerPoint、Office Excel、PDF) のサポートを正式に終了しました。これらのマクロは、Confluence 5.10 で引き続き利用可能です。いつ削除されるかは未定ですが、その時期が来たら様々なお知らせをしていく予定です。
既知の問題
- 6.0.0-OD-x から 5.10 へのアップグレード 解決済み
過去数か月以内に Confluence Cloud から Confluence Server に移行して、Confluence の 6.0.0-OD バージョンを実行している場合は、インストーラーを使用して Confluence 5.10.0 にアップグレードできません。アップグレードが可能になる最初のバージョンは 5.10.4 です。
アップグレード手順
注:まずテスト環境をアップグレードします。本番環境にロールする前に、テスト環境でアップグレードをテストしてください。
すでに Confluence のバージョンを実行している場合、以下の手順に従って最新バージョンにアップグレードしてください。
- Go to > General Configuration > Support Tools > Health Check to check your license validity, application server, database setup and more.
- アップグレードする前に、インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースをバックアップすることを強くおすすめします。
- ご利用の Confluence のバージョンが 5.8 より前の場合は、そのバージョンから最新バージョンまでのすべてのリリースのリリース ノートおよびアップグレード ガイドをお読みください。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
既知の問題のチェックとConfluenceアップグレードのトラブルシューティング
Confluence インストールのアップグレードに必要な手順が完了したら、「Confluence のアップグレード後のチェックリスト」のすべての項目を確認し、すべてが期待どおりに動作していることを確認します。適切に動作していないところがあれば、既知の Confluence の問題を確認し、以下に記載されているアップグレードのトラブルシューティングを試してください。
- 既知の問題を確認してください。Confluence のリリース後にその最新バージョンで問題が見つかる場合があります。そのような場合、既知の問題に関する情報を Confluence ナレッジベースで公開します。
- コミュニティで回答をご確認ください。他のユーザーに同じ問題が発生している可能性があります。アトラシアン コミュニティ で回答を確認できます。
- Confluence のアップグレード中に問題が発生しましたか?Confluence ナレッジベースで、アップグレードのトラブルシューティングを行うガイドを参照してください。
- アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。