Confluence Data Center の使用を開始する
Data Center は、エンタープライズ用に構築された、Confluence の自己管理バージョンです。デプロイの柔軟性と管理機能を提供し、ミッションクリティカルな Confluence サイトの管理を実現します。
Confluence Data Center は、クラスタでもスタンドアロン (非クラスタ) インストールでも実行できます。
このガイドはクラスター化された Data Center デプロイに適用されます。
このページの内容
1. 要件を定義する
開始する前に、組織の目標と要件を定義することをおすすめします。高可用性、安定性、および高負荷条件でのパフォーマンスを必要としている組織の場合、Confluence Data Center をクラスタで実行できます。
準備のために、次の項目を評価することをおすすめします。
- ユーザー数
- データ量
- 予想される使用パターン
- Confluence サイトの維持のために組織から割り当てられたリソース
Confluence のディザスタ リカバリの詳細については、「Confluence Data Center のディザスタ リカバリ」をご参照ください。
予想される負荷を評価し、パフォーマンスを予測するために、アトラシアンのサイジングおよびパフォーマンス ベンチマークを活用できます。
2. インフラストラクチャのプロビジョニング
組織のニーズを特定したら、クラスタ環境を準備できます。ハードウェアおよびインフラストラクチャの重要な考慮事項について、「Confluence Data Center のクラスタ化」を参照してください。
クラスタ化の開始に役立つよう、「Confluence Data Center のサンプル デプロイメントおよび監視戦略」を提供しています。
クラスタ環境を初めて使用する方向けに、ノードのサイジングとロード バランサについての一般的なアドバイスもご用意しています。
3. デプロイメントの計画
Confluence を使用したことがない場合、無料試用版をダウンロードして Confluence Data Center をお試しください。試用版を使用することで、依存関係を確認し、本番環境へのパスの計画に役立てることができます。
Confluence Server から Confluence Data Center に移行する場合、切替中の中断を最小限に抑えるため、これらのガイドをお読みください。
また、サードパーティ製アプリ (アドオン) の棚卸しを行い、アプリに Data Center との互換性があることを確認することも重要です。多数のアドオンを使用するとパフォーマンスが低下する可能性があるため、必須ではないアドオンの削除も検討します。
Data Center への移行に向けたアドオンの評価方法をご確認ください。
4. Confluence Data Center のインストールと構成
環境の準備ができたら、Confluence Data Center をクラスタにインストールして構成します。
インストール方法は環境によって異なります。
- 独自のハードウェア – 「Confluence Data Center のインストール」を参照してください。
- Kubernetes:「Kubernetes クラスターで Data Center 製品を実行」をご参照ください
- Azure –「Azure で Confluence Data Center の使用を開始する」を参照してください。
- AWS (Amazon Web Services) – 「AWS での Confluence Data Center の実行」を参照してください。
Confluence Server から Confluence Data Center に移行する場合は、「Confluence Server から Data Center へのアップグレード」に記載されている手順に従ってください。
Confluence Data Center を本番環境にデプロイする前に、製品の丁寧なテストを行うことをお勧めします。テストと本番環境への移行の詳細な推奨事項については、「Data Center 移行プラン」をご覧ください。
5. Confluence Data Center の維持と拡張
Confluence Data Center クラスタを本番環境にデプロイしたら、クラスタの健康状態を監視し、より多くのユーザーに対応できるように拡張するために、次のリソースを活用できます。
デプロイメントを拡張できる準備が整ったら、新しい Confluence Data Center クラスタの拡張や、クラスタへのノードの追加についてお読みください。