バックアップのスケジュール設定
Confluence 8.3 以降では、バックアップと復元の方法が変更されました。これらの変更の詳細については、Confluence 8.3 リリース ノートを参照してください。
スケジュールされたバックアップでは、この新しいアプローチは使用されず、従来のシステムが引き続き使用されます。新しいシステムで解決された問題の多くが含まれているため、必要でない限り、スケジュールされたバックアップを使用しないことをお勧めします。
推奨される方法については、「本番環境のバックアップ戦略」を参照してください。
Confluence では、毎日一定の時間にサイトのフル エクスポートを実行し、データのバックアップを自動で作成できます。
Confluence Data Center ライセンスを持っている場合、スケジュールされたバックアップは既定で無効になっています。 この機能は、大規模なサイトではシステム停止の原因になることがわかっています。
Confluence Server ライセンスを持っている場合、スケジュールされた XML バックアップは既定で毎日午前 2:00 に実行されます。
zip 圧縮された XML バックアップ ファイルには backup-yyyy_MM_dd
という名前が付けられ、Confluence ホーム ディレクトリの backups
ディレクトリに保存されます。例: <shared-home>/backups
On this page:
このページでは、以下の方法について説明します。
スケジュールされたバックアップを有効または無効にする (Confluence Data Center では既定で無効になっている)
命名規則の変更
添付ファイルの追加または除外
バックアップを別の時刻にスケジュール
バックアップ ファイルを別の場所に保存する
これを実行するには、システム管理者権限が必要です。
自動バックアップを設定する
日単位のスケジュールされた XML サイト バックアップを設定するには、次の手順を実行します。
- [管理] > [一般設定] > [バックアップ管理] に移動します。
- [編集] を選択して、以下を実行します。
- バックアップ ファイル名のプレフィックスを変更します。
- 別の日付形式を使用します (「SimpleDateFormat」に記載されている構文を使用してください)。
- バックアップに添付ファイルを含めるか除外するかを選択します (既定では添付ファイルが含まれます)。
- カスタムの場所にバックアップ ファイルを保存するよう選択します (この操作は既定では無効になっています。以下の「バックアップ パス設定を有効化する」を参照)。
- 変更を保存します。
バックアップ パス設定を有効化する
セキュリティ上の理由により、[バックアップ管理] 画面からバックアップ ファイルの場所を変更する機能は既定で無効に設定されています。
カスタム バックアップ パスを有効にするには:
- Confluence を停止します。
<confluence-home>/confluence.cfg.xml
ファイルを編集します。次のプロパティの値を true に変更します。
<property name="admin.ui.allow.daily.backup.custom.location">true</property>
- Confluence を再起動して変更内容を反映します。
- [管理] > [一般設定]> [バックアップ管理] に移動して、新しいパスを入力します。
ディレクトリは、ローカルドライブまたはマウントされたネットワークドライブ上のいずれかにする必要があります。マウントされたドライブが、仮想マシンイメージではなく、物理サーバー上にあることを確認してください。
Confluence を新しいサーバーへ移行したり、アーキテクチャを変更した場合は、このパスを更新する必要があります。カスタム パスを有効化した場合、ホーム ディレクトリの場所を変更しても、バックアップ ファイル パスは自動更新されません。
スケジュールされたバックアップを有効または無効にする
適切な本番環境のバックアップ戦略を確立した場合は、ディスク容量を節約するため、自動バックアップを無効にする必要があります。
スケジュールされたバックアップをオンまたはオフにするには、次の手順を実行します。
- [管理] > [一般設定] > [スケジュール済みのジョブ] に移動します。
- [Confluence のバックアップ] ジョブの隣にある [無効化] を選択します。
バックアップ スケジュールの変更
バックアップの頻度を変更、またはバックアップの 1 日での実行回数を変更するには:
- [管理] > [一般設定] > [スケジュール済みのジョブ] に移動します。
- Confluence のバックアップ ジョブの隣にある 編集 を選択します。
- cron 式を使用して新しいスケジュールを入力します。
スケジュールされたジョブに使用されるタイムゾーンは、Confluence が実行されているサーバーから取得されます。[管理] > [一般設定] > [システム情報] に移動して、[システム時刻] を確認します。
手動バックアップを実行する
1 回限りの XML バックアップが必要な場合は、サイトのエクスポートを手動で実行できます。詳細は、「サイトの手動バックアップ」を参照してください。
これらのバックアップ ファイルは、スケジュールされたバックアップと同じ場所ではなく、Confluence ホーム ディレクトリの restore ディレクトリ (例: <shared-home>/restore/site.
) に保存されます。