Jira アプリケーション ホームディレクトリ
”Jira Home Directory” には JIRA の機能性の定義に関連する重要なデータがあります。このドキュメントでは、Jira ホームディレクトリ内にある各種ファイルとサブディレクトリの目的を概説します。
Windows、または、Linux の自動インストーラーを使用して Jira をインストールした場合には、デフォルトの Jira ホームディレクトリの場所は:
C:\Program Files\Atlassian\Application Data\JIRA
(Windows)、または/var/atlassian/application-data/JIRA
(Linux の場合)
Jira をアーカイブ ファイルからインストールする場合、Jira ホーム ディレクトリは、Jira インストールがアクセスできる任意の場所に設定できます。次のような場所が一般的です:
C:\jira\home
(Windows)、または/var/jira-home
(Linux または Solaris の場合)
Jira インストールディレクトリ の中に Jira ホームディレクトリを配置することは避けてください。
Jira ホーム ディレクトリの場所の指定に関する詳細は「Jira アプリケーション ホーム ディレクトリの設定 」をご参照ください。
重要なファイル
dbconfig.xml
このファイル (Jira ホーム ディレクトリ 内にあります) は、Jira のデータベース接続に関連する全情報を定義するものです。通常、新規で Jira をインストール時に Jira セットアップウィザード を実行するか、または、Jira 設定ツール を使用してデータベース接続を設定すると、このファイルが作成されます。
また、独自の dbconfig.xml
ファイルを作成することもできます。これは、セットアップ ウィザードや Jira 設定ツールでは生成されない、特定のデータベース設定用の追加パラメーターを指定する必要がある場合に役立ちます。詳細については、「Jira をデータベースに接続する」の対象なデータベース設定ガイドにある「手動」接続の説明を参照してください。
jira-config.properties
このファイル (同様に Jira ホーム ディレクトリのルートに保存) は、Jira の高度な設定のほとんどのもののカスタム値を格納します。このファイルで定義されているプロパティは、jpm.xml
ファイル (Jira アプリケーション インストール ディレクトリ に保存) で定義されている既定値よりも優先されます。詳細については、「高度な Jira 設定」を参照してください。
新しい Jira インストールの場合、初期段階ではこのファイルは存在しないことがあります。その場合は手動で作成する必要があります。詳細は「jira-config.properties
ファイルを変更する」をご参照ください。通常、このファイルは詳細な Jira 設定で (既定値から) カスタマイズされたバージョン 4.3 以前からアップグレードした Jira インストールに存在します。
重要なサブディレクトリ
data
このディレクトリは、Jira インスタンスのアプリケーション データを格納しています。ここには、 添付ファイル (Jira に格納されたすべてのバージョンのそれぞれの添付ファイル) も含まれます。
export
データ パイプラインとサポート zip で使用される汎用エクスポート ディレクトリ。
export/backups
Jira はこのディレクトリに automated backup archives を配置します。
log
Jira はこのディレクトリにログを配置します。(注意: Jira ホーム ディレクトリが設定されていない場合、これらのログは代わりにその時点のワーキング ディレクトリに配置されることになります)。
このログは、最初のログメッセージが書き込まれた時点で作成されます。例えば、内部アクセスログは、Jira が書き込みを始めるまで作成されません。
このログ ファイルの場所は、log4j2.xml
を使用して変更できます。詳細は、「ロギングとプロファイリング」を参照してください。
plugins
これは、アトラシアンの Plugin Framework 2 (例: 'Plugins 2' プラグイン) に基づいて構築されたプラグインが保管されているディレクトリです。新しい 'Plugins 2' プラグインをインストールする場合、installed-plugins
サブディレクトリ配下にあるこのディレクトリにデプロイする必要があります。
「プラグイン1」プラグインは、Jira アプリケーションのインストールディレクトリに保管する必要があります。
このディレクトリが存在しない場合は、 Jira 起動時に作成されます。
caches
このディレクトリに、 Jira は下記を含むキャッシュを格納します:
- Lucene インデックス - 「Jira サーバーのインデックスの問題のトラブルシューティング」を参照してください。
- OSGi フレームワークのキャッシュ
これらのファイルは Jira のパフォーマンスに不可欠なので、Jira 実行中に外部から変更または削除しないでください。
インデックス キャッシュは次のディレクトリに格納されます。
<sharedhome>/caches/indexesV2/snapshots
(クラスターのみ): 作成されたすべてのインデックス スナップショットが保存されるメイン ディレクトリ- 完全インデックス再作成の完了時
- クラスターに参加するノードのリクエスト時
- 管理者パネルで行われた管理者リクエスト時
- 保存場所のインポート完了時
スケジュールされたインデックスのバックアップによる
このディレクトリからのスナップショットはセカンダリ ホームにレプリケートされる際に選択されて、新しいノードが管理者リクエスト (管理者が正しく設定されたクラスター固有のファイルによって新しい Jira インスタンスを起動した際) に応じてクラスターに参加します。
<localhome>/caches/indexesV2
: インデックスが保存されるディレクトリ。
詳細は、「インデクシングを検索する」 を参照してください。
tmp
多様な実行時の機能 (インポート、エクスポート、ファイルのアップロード、インデックス) で作成された一時的なコンテンツはすべて、このディレクトリに格納されます。
Jira 実行中にこのディレクトリからファイルを削除できますが、Jira をシャットダウンしてからこのディレクトリのコンテンツを変更することを推奨します。