スタンドアロンの Synchrony クラスタから管理対象の Synchrony に移行する
Data Center ライセンスを持っていて、Confluence 6.12 より前のバージョンで共同編集を有効化している場合、独自のクラスタ内または各 Confluence ノードで手動にて、スタンドアロンの Synchrony を実行している場合が多くあります。
継続的なメンテナンスが少なく、よりシンプルなセットアップをご希望の場合、Confluence に Synchrony を管理させることを選択できます。Confluence は起動時に自動的に Synchrony プロセスを開始します。
このプロセスには、Confluence のダウンタイムが必要です。
独自で管理している Synchrony クラスタを Confluence に管理させるように切り替えるには、次の手順を実行します。
- すべての Confluence および Synchrony ノードからトラフィックをリダイレクトするようロード バランサを設定します。
- すべてのノードで Confluence および Synchrony を停止します。
synchrony.service.url
システム プロパティを削除します。このプロパティは、外部 Synchrony クラスターの場所を Confluence に伝えます。synchrony.memory.max
システム プロパティを設定して、Synchrony で利用可能な最大ヒープ メモリを 2gb (または以前に Synchrony スタンドアロン サービスに割り当てられていたメモリ量) に増加させます。- 必要なすべてのポートが開いていることを確認します。特に 5701 と 25500 は同期クラスターによって使用されます。Confluence Server と Data Center のポートの完全なリストを見ます。
- 1 つのノードで Confluence を起動します。
- Confluence でページを編集し、変更を正常に行えることを確認します。
- このプロセスを各 Confluence ノードで繰り返します。ノードは一度に 1 つずつ起動します。
すべてのノードを起動して実行し、共同編集が期待どおり動作していることを確認したら、設定した起動スクリプトやサービスの削除を含む、外部 Synchrony クラスタのでコミッションを行えます。
接続先の Synchrony URL が変更されるため、この変更を加える前にエディタを開いていたユーザーは、編集を続行するためにページを更新する必要があります。
また、ロード バランサの構成に変更を加える必要がある場合があります。詳細は、「Confluence および Synchrony で利用可能な設定」を参照してください。