開発作業で課題を参照する
管理者が Jira Softwareを開発ツールに接続させている場合、開発作業を Jira 課題と簡単に同期でき。コミットやブランチ、プル リクエストなどで課題キー (複数可) を参照すると、次のことが可能になります。
- 課題の開発作業へのリンクを開発パネルに表示する
- 検索のリスト ビューの開発列にある開発作業の詳細を表示する
- 管理者が ワークフロー トリガーを設定している場合は、課題を新しいステータスに自動的に移行する
- バージョンのリリースやトラッキングに使用されるバージョン詳細ページで、課題や開発作業を照合する
注意:課題キー(複数可)を参照すると、接続された開発ツールの方にも該当の JIRA 課題へのリンクが作成されます。
開発ツールを Jira Software に接続する方法の詳細は、「開発ツールと連携する」をご確認ください。
次の表で、コミット、ブランチ、プル リクエスト、レビューで課題キーを参照する方法を説明します。いずれの場合も、課題キーは既定の Jira キー書式に従っている必要があります。つまり、2 つ以上の大文字 ([A-Z][A-Z]+
) にハイフンと課題番号が続くようにします (例: ABC-123)。
イベント | 開発ツール | 手順 |
---|---|---|
コミットの作成 | Bitbucket、 GitHub、 GitHub Enterprise、 FishEye | コミットメッセージに課題キーを含めます。 たとえば、"TIS-1 最初のコミット" のようなコミットメッセージは、TIS-1 課題を「作業前」から「進行中」に自動的に移行します 。 |
ブランチの作成 | Bitbucket、 GitHub、 GitHub Enterprise、 FishEye | ブランチを作成する際に、課題キーをブランチ名に含めます。 たとえば、ブランチに "TIS-2 feature" と名前をつけると、 TIS-2 課題は「作業前」から「進行中」に自動的に移行します 。 |
マージプルリクエストの作成/再オープン/拒否 | Bitbucket、 GitHub、 GitHub Enterprise | 少なくとも、次のいずれかの操作を行います:
たとえば、タイトルが "TIS-3 " のプルリクエストを作成すると、"TIS-3" 課題は「進行中」から「レビュー」に自動的にトランジションします 。プルリクエストを再オープン、却下、またはマージすると、それに応じて "TIS-3" 課題はトランジションします。 |
レビューの開始/拒否/廃棄/クローズ | Crucible | レビューを作成するときに、課題キーをレビュータイトルに含めます。 たとえば、レビューに "TIS- 4New story" という名前をつけて、レビューを開始すると、TIS-4 課題は「進行中」から「レビュー」に自動的にトランジションします。レビューを拒否、放棄、またはクローズすると、それに応じて "TIS-4" 課題はトランジションします。 |
ビルド計画の作成 | Bamboo | ビルドのコミットの 1 つがコミットメッセージ内に JIRA 課題キーを含んでいる場合、ビルドは JIRA 課題に自動的にリンクされます。この機能を有効にするには、コミットに課題キーが含まれている必要があります。 |
デプロイメント プロジェクトの作成 | Bamboo | 本番環境やテスト環境のような環境へのデプロイは、デプロイに関連したコミットのコミット メッセージに課題キーが含まれている場合、課題にリンクされます。この機能を有効にするには、コミットに課題キーが含まれている必要があります。 |
開発ツールで Jira 課題を参照する場合、このツールの情報は課題ビューの開発パネルに表示されます。開発パネルの詳細については、「課題の開発情報を表示する」をご確認ください。