Jira Server のアップグレード
tar.gz / zip アーカイブを使用して Jira Server を手動でアップグレードします。
次のセクションにジャンプ
Download Jira
アトラシアンの Web サイトからいずれかの Jira アプリケーションをダウンロードします。tar.gz または zip アーカイブを選択します。
- Jira Software
- Jira Service Desk (tar.gz アーカイブのみ)
Jira Software と Jira Service Desk の両方をアップグレードする場合、Jira Software のみをアップグレードします。その後、Jira 内で Jira Service Desk を直接アップグレードします。
ファイルの展開
ダウンロードしたアーカイブを展開します。
- ディレクトリ (新しいインストールディレクトリ。既存のインストール ディレクトリとは異なる必要があります) にファイルを展開 (解凍) します。
Jira が 既存の Jira ホーム ディレクトリを指すようにします。
これは、JIRA_HOME
環境変数の設定で行うことをおすすめします。この方法の詳細については、「Jira ホーム ディレクトリの設定」を参照してください。
データベース ドライバのインストール
Oracle または MySQL データベースを使用している場合、新しい JDBC ドライバをダウンロードします。それ以外のデータベースの場合、この手順を省略できます。サポートされるドライバの詳細については「サポート対象プラットフォーム」を参照してください。
ドライバが最新の場合、以前のバージョンからコピーすることもできます。
- 次のドライバのいずれかをダウンロードします。
- Oracle: JDBC ドライバ 19.3 (ojdbc8)
- MySQL: MySQL Connector/J 5.1 ドライバ
<installation-directory>/lib
に配置します。
カスタム変更を再適用して pool-max-size を増やす
Jira を使用する際、Jira ファイルにカスタム変更を行う場合があります。このような変更には、接続の詳細、メモリ割り当てに関する設定や、他の JVM 引数などが含まれます。通常、次のファイルがカスタム変更を含みます。
server.xml
Jira 7.6 からアップグレードする場合
新しい server,xml ファイルに追加の構成プロパティを追加する必要があります。詳細についてはこちらの記事をご参照ください。古いファイルをアップグレードした Jira の新しいファイルに上書きしないようにします。
dbconfig.xml
jira-config.properties
setenv.sh
/setenv.bat
(メモリ割り当ておよびその他の JVM 引数)- 詳細については「Jira の重要なファイル」をご参照ください。
バックアップからカスタム変更をそれぞれの新しい Jira ファイルにコピーすることで、それらを再適用します。
pool-max-size
Jira 7.x を Jira 8.x にアップグレードする場合は、アップグレードの前に dbconfig.xml で pool-max-size パラメーターを 40 に変更することをおすすめします。デフォルトの 20 のままにしておくと、8.x でインデックスの再作成を実行する際に “ResultSet Closed” エラーが発生することがあります。変更の実装の詳細については「データベース接続のチューニング」を参照してください。
自動再インデックスの無効化
Jira 8.0 でのインデックスの変更により、古いインデックスには新しいバージョンとの互換性がありません。新しいインデックスを作成するため、Jira は起動後に自動再インデックスをトリガーします。再インデックスが 2 回行われる (起動後とアプリのアップグレード後) のを避けるため、自動再インデックスを無効化し、準備が整ったら後で 2 つ目の再インデックスを実行することができます。
次のファイルを編集または作成します。
<jira-home-directory>/jira-config.properties
次の行を追加してファイルを保存します。
upgrade.reindex.allowed=false
Jira の初回起動
新しい Jira バージョンを開始します。
<installation-directory>/bin
に移動し、次のファイルのいずれかを実行します。- Windows:
start-jira.bat
- Linux:
start-jira.sh
- Windows:
- ブラウザで Jira を開きます。
- 画面の指示に従い、セットアップを完了します。
アップグレード後のランディング ページ
アップグレードが完了したら、アップグレード後のランディング ページが表示されます。以下のように、新しいバージョンについての便利な情報も記載されています。
- Need to know: 管理者としての作業に影響を与える可能性がある、新機能の一覧。
- User apps: アップグレード後のアプリのステータス。
- Application links: アプリケーション リンクのステータス。
- Release notes: アップグレード先のバージョンに関する詳細な情報を確認できるリリース ノートへのリンク。
アップグレード後の手順
お客様の Jira インスタンスはアップグレードされました。Service Desk をお持ちの場合のアップグレード方法と、アプリのアップグレード方法について、以降で説明します。
(オプション) Jira Service Desk の更新
Jira Service Desk を使用している場合、個別のインストーラをダウンロードせずに UI で直接更新できます。
- > [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] に移動します。
- Jira Service Desk を更新します。これによって、Service Desk は自動的に互換性のあるバージョンに更新されます。
互換性を持つアプリ (アドオン) のアップグレード / インストール
アプリの対応作業を開始しましょう。アプリを無効化することにした場合や、テスト環境で互換性のあるアプリを正常にアップグレードした場合、それを本番環境にも適用します。
- > [アプリの管理] > [アプリの管理] に移動します。
- アプリをサポート対象バージョンにアップグレードします。
- アプリがアップグレードされたら、アプリを有効化します。
これらのステータスおよびアプリ全般に関する詳細情報が必要な場合、「アップグレードの準備」を参照してください。
すべてのアプリを削除した場合、このタイミングでアプリの互換バージョンをインストールできます。
インデックスの再構築
古いインデックスには互換性がないため、Jira で再インデックスを実行して再構築します。課題とアプリの数に応じて、このステップには時間がかかる可能性があります。
- > [インデックス] に移動し、[完全な再インデックス] を実行します。
おつかれさまでした
Jira が新しいバージョンにアップグレードされました。