アップグレードの準備
スムーズなアップグレードのため、アップグレード前のステップを完了しましょう。この時点では、本番環境の Jira インスタンスに変更を加える必要はありません。
ヘルス チェックの実行
Jira には複数のヘルス チェックがあり、Jira インスタンスのアップグレードの準備が完了しているかどうかを検証することができます。
すべてのインスタンス ヘルス チェックの結果を確認します。各ヘルス チェック結果には、実行内容の簡単な説明と、詳細情報を含む記事へのリンクがあるため、検出された問題があった場合にその修正方法を確認できます。 > [システム] > [トラブルシューティングとサポート ツール] に進みます。- ライセンスとデータベースに関連するチェックで問題が報告されていないことを確認します。検出されたその他の問題を修正することもできます。
アプリ (アドオン) の互換性の確認
アプリがアップグレードの妨げになる場合があります。アップグレードをテストしたいか、アプリに関連するすべての問題をすべて解消したいかに応じて、異なるシナリオを選択できます。詳細についてはアプリのガイドをご参照ください。
カスタム変更を含むファイルの一覧を取得
Jira をカスタマイズするためにファイルを変更した場合、その変更を保持するには、どのファイルを変更したかを把握する必要があります。
- ASTS プラグインの最新バージョンを使用している場合、 > [アプリケーション] > [アップグレードを計画する] の順に選択して、カスタム変更を行ったファイルの一覧を表示します。アップグレードしたインスタンスでこれらの変更を保持する場合は、アップグレード中に各ファイルに変更内容 (ファイル全体ではなく) をコピーする必要があります。この一覧を手元に用意しておくと、アップグレード プロセスの際に時間を節約できます。
- [アップグレードを計画する] ページを表示できない場合は、変更済みのファイルの一覧をコンパイルします。もっとも頻繁に変更されるファイルに関する推奨事項については、こちらを参照してください。
詳細については、「アップグレード前のプランニング ツール」をご覧ください。
アトラシアン スイートの互換性のあるバージョンを確認
アップグレード後に環境が完全に機能するよう、Jira 8.5 との互換性を持つ Bamboo、Bitbucket、および Confluence バージョンを確認します。
- Confluence - versions 6.0 to 7.0. We recommend version 6.13, which is a Long Term Support release.
- Bitbucket - バージョン 5.5 から 6.5
- Bamboo - バージョン 6.2 以降
サポート対象のデータベースの確認
アップグレードをスムーズに行えるよう、サポート対象のデータベースを確認します。
サポート対象のデータベースの一覧ですべての情報を確認できます。
プラグインに影響する可能性がある大幅な変更の確認
カスタム プラグインを使用している場合、製品に適用されたアップグレードがプラグインに影響するかどうかを確認する必要がある場合があります。
現在のバージョンとアップグレード先のバージョンの間のすべての「... の準備」ドキュメントをご参照ください。
ドキュメントはこちらで確認できます。
特に「Jira 8.0 への準備」を確認することをおすすめします。このリリースでは多数の大幅な変更が行われています。
Jira インスタンスのバックアップ
Jira データベースと重要なディレクトリをバックアップしておくと、問題が生じた場合に以前のセットアップに安全にロール バックできます。
データベース
データベースのネイティブ ツールを使用してバックアップを作成します。データベースがオンライン バックアップをサポートしていない場合、最初に Jira を停止する必要があります。
Jira ディレクトリ
Jira ディレクトリを他の場所にコピーすることでバックアップします。
これらすべてのディレクトリは、
> [システム] > [システム情報] に移動して [ファイル パス] セクションにスクロールすることで確認できます。- サーバー Jira インストール ディレクトリをバックアップします。
- サーバー Jira ホーム ディレクトリをバックアップします。
- DATA CENTER Jira インストール ディレクトリおよびホーム ディレクトリをすべてのノードでバックアップします。
- DATA CENTER 共有ディレクトリをバックアップします。
最適なダウンタイムのタイミングの判断
アップグレード中に Jira インデックスを再作成する必要があります。課題とアプリの数に応じて、このステップには時間がかかる可能性があります。プラットフォームの変更のため、アップグレードにゼロ ダウンタイム メソッドを使用することはできません。アップグレードに最適なタイミングを判断する必要があります。