Discovery のシステム要件
ここには、Discovery を実行するためのシステム要件とスキャンするホストのネットワーク接続要件が記載されています。
サポート対象プラットフォーム
Discovery は次のプラットフォームではテスト済みで、他のディストリビューションも問題ないはずです。
OS | ディストリビューション |
---|---|
Windows |
要件
|
Linux |
要件
|
仮想マシンと 64 ビット システムがサポートされています。
最小システム要件
システム要件は、スキャン予定のホストの数と使用するスレッドの数によって異なります。最小要件は次のとおりです。
- 4GB の利用可能 RAM
- 2+GHZ の CPU
- 500MB のディスク容量
システム要件は、スキャンするホストの数と使用する並行スレッドの数によって異なります。詳細については「推奨事項」をご参照ください。
ネットワーク接続要件
Insight Discovery では、さまざまな方法によってネットワーク上のデータが収集されます。
ホストの探索が必要かどうかを判断するために、Discovery からホストに対して ICMP-Echo リクエストが送信されて、それに応答したすべてのホストへの接続が試みられます。
ICMP が禁止されているホストにも接続できます。詳細については「IP 修飾子」をご参照ください。
Discovery (または Collector) と Jira の Insight の間でデータを転送するには、到達可能なネットワーク パス (TCP-Port 445) または SSH-Copy (TCP-Port 22) が必要です。サービスを実行するユーザーもネットワーク パスを利用できるようにしてください。
Discovery (または Collector) とクラウドの間にはプロキシを設定できないことにご注意ください。
Linux: SSH
Discovery では、Linux マシンへのアクセスに SSH が使用されます。
初期設定では、SSH TCP ポート 22 が使用されます。Discovery は、ターゲット マシン上の変更された SSH ポートに接続できます。詳細については「IP 修飾子」をご参照ください。
Windows: WMI
Discovery でデバイスに対するクエリを実行する際は、Windows Management Instrumentation (WMI) インターフェイスが使用されます。WMI には Microsoft のセキュリティ制限があるため、使用する認証情報にはターゲット マシンに対するローカル管理者権限が必要です。
スキャンするホストに対して必ず次のファイアウォール ルールを有効にしてください。
- Windows Management Instrumentaion (WMI-In) (TCP ポート: 135)
- Windows Management Instrumentaion (DCOM-In) (TCP ポート: 動的)
(初期設定では、WMI (DCOM) では 1024 と 65535 の間でランダムに選択された TCP ポートが使用されます) - PowerShell (TCP ポート: 5985)
WMI または PowerShell は、Windows オペレーティング システム上で Discovery を実行している場合にのみ使用できます。これらは Linux では動作しません。
SNMP デバイス
Discovery でネットワーク デバイスに対するクエリを実行する際は、簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP) が使用されます。SNMP バージョン 1、2、3 がサポートされています。
SNMP では、既定の UPD ポート 161 が使用されます。必ず有効にしてください。
vSphere ESXi サーバー
Discovery では、サーバーからの情報の取得に WEB-API が、通信には SSL ポート 443 が使用されます。必ず有効にしてください。
(オプション) Windows: Discovery エージェント
Windows システムでオプションの Discovery エージェントを使用している場合は、次のポートが使用されます。
- Discovery: TCP ポート 51337 (送信)
- Discovery エージェント: TCP ポート 51337 (受信)