非アクティブなプロジェクトをアーカイブする

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この機能は、以下のバージョン以降の Jira 向けインスタンス最適化ツールでご利用いただけます。

  • Jira Data Center 11.x と互換性がある 6.1.0。
  • Jira Data Center 10.x と互換性がある 5.2.0。

時間が経つにつれて、非アクティブなプロジェクトや未完了のプロジェクトが蓄積し、インスタンス上のデータ量が増加し、システム パフォーマンスが低下する可能性があります。アクティブに使用されなくなったプロジェクトをアーカイブすることで、インスタンスのクラッターを防ぎ、重要な履歴データを後で参照できるように維持できます。

アーカイブするプロジェクトの特定

アーカイブ用にプロジェクトを準備する必要はありません。必要に応じて、プロジェクトは後でいつでも復元できます。

インスタンス最適化アプリでプロジェクトのアーカイブにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. Jira アプリケーションの右上にある [Jira 管理] を選択し、次に [システム] を選択します。
    Jira の [システム] ボタンの画像

  2. サイドバーで [インスタンス最適化ツール] セクションに移動し、[概要] を選択します。

  3. [プロジェクト アーカイブ] で、[プロジェクトの表示] を選択します。これにより、インスタンス上のすべてのプロジェクトのリストが表示された新しいページが開き、アーカイブに適したプロジェクトを特定できます。
    [概要] タブにあるプロジェクトのアーカイブ機能

アクセス可能なすべてのプロジェクトと主要な詳細がリストされたダッシュボードが表示されます。テーブルのソート、フィルター、検索コントロールを使用して、プロジェクトをすばやく見つけます。たとえば、最終編集でソートして、非アクティブなプロジェクトを特定します。

ダッシュボードの上部に、アーカイブが推奨されるプロジェクトの数と、それらのプロジェクトの課題総数を示す要約が表示されます。

アーカイブするプロジェクトのリストが表示される、プロジェクト アーカイブ機能のダッシュボード

ダッシュボードには以下のデータが表示されます。

  • 名前: プロジェクト名

  • キー: プロジェクト キー

  • プロジェクト タイプ: プロジェクトのタイプ

  • プロジェクト リード: リーダーとして指定されたユーザー

  • プロジェクト カテゴリ: 割り当てられている場合

  • 最終編集: プロジェクト内のいずれかの課題に対する最新の変更日

  • 課題数: 検索インデックスからのプロジェクトの課題総数。カウントは若干遅れる場合があり、必ずしもリアルタイムの変更が反映されるとは限りません。

  • ステータス: アクティブまたは非アクティブ。非アクティブしきい値に基づきます。

    • 非アクティブ: 設定された非アクティブ期間内 (既定: 365 日) に編集された課題がプロジェクトにありません。このプロジェクトはアーカイブすることをお勧めします。

    • アクティブ: プロジェクトが非アクティブ条件を満たしていません。

  • アクション: アーカイブ、編集、削除など、利用可能なクイック アクション。

たとえば、課題の最終更新が 2 年以上前のプロジェクトが見つかった場合、そのプロジェクトは今後も非アクティブなままである可能性があります。

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プロジェクトをアーカイブすると、そのプロジェクトは制限され、プロジェクトとその課題の両方がピッカーや検索に表示されなくなります。すべての課題が読み取り専用になり、直接リンクがないとアクセスできなくなります。アーカイブ後のプロジェクトについて詳しくは、「プロジェクトのアーカイブ」を参照してください。

非アクティブしきい値を変更

非アクティブしきい値は、プロジェクトが非アクティブとしてマークされるタイミングを定義します。設定された日数 (既定: 365 日) を超えて課題が編集されていない場合、プロジェクトは非アクティブになります。このしきい値を変更するには、プロパティの値 (日数) を更新します。

  1. Jira ホーム ディレクトリで Jira アプリケーションのプロパティ ファイルを開きます。

  2. 次のプロパティを追加または更新します (値を日数で設定)。

    jira.optimizer.plugin.projects.archiving.inactivity.threshold.days


  3. 変更を適用するには Jira を再起動します。

高度な Jira アプリケーション設定の詳細

プロジェクトのアーカイブ、削除、編集

ダッシュボードから、[アクション] 列を使用して個々のプロジェクトを管理できます。

  • アーカイブ: すべてのプロジェクト データを保持しますが、アクティブなオペレーションとリストからプロジェクトを削除します。このオプションを使用すると、プロジェクトをアクティブに保つことなく、プロジェクト履歴を保持できます。

  • 削除: プロジェクトとそのすべての課題を完全に削除します。このアクションは元に戻せません。削除する前に、重要なデータを必ずバックアップまたはエクスポートしてください。

  • 編集: 名前、リード、カテゴリなどのプロジェクト詳細を更新します。プロジェクト キーの変更は、プロジェクトのタイプと権限に基づいて制限される場合があります。

保持とクリーンアップの要件に最も適したアクションを選択してください。

プロジェクト アーカイブ ダッシュボードの [アクション] 列にあるアーカイブ、削除、編集ボタン

プロジェクトのアーカイブに関する通知のスケジュール設定

アーカイブが推奨されている非アクティブなプロジェクトをインスタンス最適化ツールが特定したときに、管理者はアプリ内通知を受け取ります。

こうした通知の受信を停止するには、設定で [Enable archiving recommendations and all related notifications (アーカイブの推奨とすべての関連通知を有効にする)] をオフにします。これは通知のみを制御するもので、自動プロジェクト スキャンやダッシュボード アクセスには影響しません。通知設定は管理者ごとに個別に設定されます。

プロジェクトのアーカイブ ページで、アーカイブの推奨とすべての関連通知の切り替えを有効にする

通知スケジュールを変更

アプリケーション プロパティ ファイルに cron 式を設定することで、Jira がアーカイブ推奨通知を送信する頻度を制御できます。スケジュールでは次の形式が使用されます。
minute hour day_of_month month day_of_week
各値はスペースで区切られます。たとえば、既定値 0 0 8 ? * MON では、毎週月曜日の午前 8:00 に通知が送信されます。cron 式の作成方法

スケジュールを更新するには、次の手順に従います。

  1. Jira ホーム ディレクトリで Jira アプリケーションのプロパティ ファイルを開きます。

  2. 次のプロパティを追加または更新します。
    jira.optimizer.plugin.projects.archiving.notification.cron

  3. 変更を適用するには Jira を再起動します。

高度な Jira アプリケーション設定の詳細

プロジェクトのアーカイブを自動化する

プロジェクトのアーカイブを自動化するには、まず次のエンドポイントを使用して、プロジェクトとそのステータス (アクティブまたは非アクティブ) のリストを取得します。

GET /rest/projects-archiving/latest/projects

次に、Jira Data Center REST API を呼び出して、非アクティブなプロジェクトをアーカイブします。これらのエンドポイントを組み合わせることで、非アクティブなプロジェクトを定期的にアーカイブする自動化されたワークフローを作成できます。

Jira Data Center REST API の詳細を見る


最終更新日: 2025 年 12 月 17 日

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