Confluence をサービスとして Windows 上で自動的に開始
長期間にわたるご使用に際しては、Confluence をオペレーティング・システムが再起動するとき自動的に起動するように設定することをお勧めします。Windows サーバーに関しては、Confluence を Windows サービスとして実行するように設定してください。
Confluence をサービスとしてインストールするには次の 2 通りの方法があります。Confluence インストーラーを用いる方法と次に述べるように手動で行う方法です。
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64ビット Windows に関する問題
64 ビットの Windows をご使用の場合は、 64 ビット JDK を用いているときに Apache Tomcat を Windows サービスとして実行する際の問題が発生する可能性があることにご注意ください。詳細は弊社のナレッジベース記事をご参照ください。
Confluence をサービスとして起動する理由
Windows サービスとしてインストールすることには以下のようなメリットがあります。
- onfluence が誤ってシャットダウンするリスクの軽減。 (Confluence を手動で起動した場合、コンソール・ウィンドウが開き、誰かがそのウィンドウを閉じることにより誤って Confluence をシャットダウンしてしまう危険性があります)。
- サーバー再起動後の Confluence の自動リカバリ
- サーバー出力のログ・ファイルを取ることによるトラブルシューティングの改善
詳細な情報は Microsoft デベロッパーネットワーク 内の Windows サービスについて、をご覧ください。
サービスを実行するユーザーの変更
セキュリティ上の理由で非管理者ユーザーとしてサービスを実行したい場合、または、バックアップ、添付ファイル、またはインデックスのためにネットワーク ドライブを使用している場合、サービスを別のユーザーとして実行できます。ユーザーを変更するには、Apache Tomcat Confluence プロパティを開いて [ログオン] タブに移動し、ユーザー名とパスワードを入力します。Windows の [コントロール パネル] -> [ユーザー アカウント] に移動し、ユーザーが <CONFLUENCE-INSTALL>
および <CONFLUENCE-HOME>
ディレクトリとすべてのサブフォルダーへの書き込み権限を持っていることを確認します。すべてのネットワーク ドライブは UNC で指定されている必要があり、文字マッピングは利用できないことにご注意ください (例:z:\confluence
ではなく \\backupserver\confluence
)。
より詳細は、こちらをご覧ください。 Confluence のを実行するためのオペレーティング·システム上の専用のユーザーアカウントを作成する。
Confluence をサービスとして手動でインストールする
Windows:
- コマンド プロンプトを開き、ディレクトリを
<CONFLUENCE-INSTALL>/bin
ディレクトリに変更します。
これらの手順のいくつかを完了するには、"管理者として実行" を使用してコマンド プロンプトを実行する必要があります。 JAVA_HOME 変数がコマンドの JDK ベースディレクトリに設定されていることを確認する
echo %JAVA_HOME%
Java Runtime Environment (JRE) をインストールしている場合や Confluence インストーラーを使用した場合は、
JAVA_HOME
をJRE_HOME
で置き換えます。詳細は、「Windows での JAVA_HOME 変数の設定」を参照してください。
パスに空白を含むディレクトリ (例:C:\Program Files
) は 8 文字での同等の表現に変換する必要があることにご注意ください (例:C:\Progra~1
)。次のコマンドを使ってデフォルトの設定でサービスをインストールしてください。
service.bat install Confluence
サービスは Atlassian Confluence と呼ばれ、既定で自動的に起動するように設定されますが、次にサーバーが再起動するまでは自動的に起動しません。
大きな Confluence インストールのユーザに関しては、Confluence の使用できる最大メモリを増加することができます (既定は 1024MB)。 例えば、以下のコマンドを使って最大メモリを 2048 MB に設定できます:
tomcat9w //US//Confluence --JvmMx 2048
Confluence に渡す JVM パラメーターがない場合は、この手順を省略できます。その場合は、JVM パラメーターをサービスに以下のコマンドを使って追加してください:
tomcat9w //US//Confluence ++JvmOptions="-Djust.an.example=True"
あるいは、以下のコマンドを使用して、サービス プロパティ ダイアログを起動し、Java タブに移動して追加の JVM パラメータを追加することができます。
tomcat9w //ES//Confluence
これ以上の設定オプションについては、Tomcat Windows サービスヘルプの案内をご参照ください。- コントロール パネル > 管理ツール > サービス > Atlassian Confluence に移動し、プロパティを右クリックして、設定が正しいことを確認します。コマンドで Confluence サービスを起動する:
最後に、Confluence サービスを起動します。これ以降、これはサーバーの再起動後自動的に行われます。
net start Confluence
Confluence をサービスとして管理
Confluence サービスをコマンド・プロンプトから管理することができます。
下記ののコマンドで Confluence を停止してください:
net stop Confluence
下記ののコマンドで Confluence サービスをアンインストールしてください:
service.bat remove Confluence
Confluence のアップグレード
Confluence をアップグレードした後、その Windows サービスをアンインストールまたは再インストールしたり、StartPath
パラメーターを新しいフォルダーに変更したりできます。ヘルプは、Tomcat ドキュメンテーションを参照してください。
Windows サービスとして実行している間の Confluence のトラブルシューティングConfluence をアップグレード
- サポート技術情報の記事を調べる: Confluence Knowledge Base をご参照ください。
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- 上記の情報を見ても問題が解決しない場合は、サポート技術情報にある既知の問題の一覧(英語)をご覧ください。
メモリー関連の問題やバグを調べる場合は、Confluence のガベージコレクションからの情報が役に立つかもしれません。verbose ガベージコレクションを有効にするには、「ガベージコレクション (GC) ロギングの有効化方法」を参照してください。
Microsoft Windows Sysinternals Team から Sysinternals ツールである
Procmon.exe
を利用できます。これにより Confluence サービスが実行されたときに特定のタイミングでエラーが発生したかどうかを確認できます。このツールで検出された Tomcat でのエラー発生時刻と、Windows のイベント ビューアーの時刻を比較して検証します。注意
他のアトラシアン アプリケーションに支障が出る恐れがあるので、このツールを長時間実行することは推奨されません。必要な情報を取得できたら、
Ctrl + E
を押してツールを停止させてください。
サポートを受ける
上記のトラブルシューティングの案内に従っても Confluence を Windows のサービスとして実行できない場合、あるいはサービス実行のための jvm 設定中にエラーが生じる場合は、こちらでサポート依頼を作成できます。
サポートに必要となりますので、下記の情報をご記入ください:
- Windows コマンド ライン コンソールでの
java -version
の実行結果。 - Tomcat のスクリーンショットもしくは Windows レジストリ設定内容。
- もし service.bat を変更しているのであれば、検証のためファイルのコピーを送ってください。
- アプリケーション ログと設定ファイルを含むサポート zip。