アプリケーション リンクのトラブルシューティング

アプリケーションリンクはアトラシアン サーバー アプリケーション間の統合のほとんどをサポートする接続です。アトラシアン ツールを一緒に使用する方法の詳細は、アトラシアン ツールを使用してソフトウェア開発を合理化するをお読みください。

アプリケーションリンクを設定のみを行う場合は、「アトラシアンアプリケーションをリンクして連携させる」を参照してください。


1. 最近環境内で何かを移動または変更させましたか?

環境 (リバース プロキシ、物理サーバー、URL など) を変更した場合は、万が一に備え、リンクを再度作成するのが最適です。アプリケーションリンクを再度作成してもデータは削除されません。アプリケーションリンクを活用する既存のマクロ、プラグイン、ページは、アプリケーションリンクが再度作成され次第動作し始めます。

リンクを再度作成すると、ユーザー全員が強制的に再度ログインする必要があります。

2. 最近アプリケーションをアップグレードしましたか?
最近のアップグレード後にアプリケーション リンクが動作しなくなった場合、アプリケーションの server.xml ファイルへのカスタマイズが上書きされた可能性があります。カスタム変更にはリバース プロキシ構成や HTTPS 構成が含まれる場合があります。アップグレード後の server.xml ファイルがアップグレード前の server.xml に一致するかどうかを確認します。

server.xml ファイルの場所は、ご利用のアプリケーション、オペレーティング システム、およびインストール先に応じて異なります。 

アトラシアン アプリケーションで共通の既定のインストール先は、次のとおりです。

  • Linux: /opt/atlassian/<application-name>
  • Windows: C:\Program Files\Atlassian\<application-name>
  • Windows: C:\Atlassian\<application-name>

アトラシアン アプリケーションのフォルダ構造内の場所:

アプリケーションserver.xml の場所
Bamboo<install-path>/conf/
Confluence<install-path>/conf/
Crowd<install-path>/apache-tomcat/conf/
CrucibleFisheye と同様
FisheyeFisheye の設定ファイルは config.xml です。「Fisheye の web サーバーを設定する」および「Fisheye / Crucible で追加ポートでの web リクエストのリッスンを有効化する方法」をご参照ください。
Jira アプリケーション<install-path>/conf/
Bitbucket Server 5.0

なし。<Bitbucket home directory>/shared/bitbucket.properties に置き換えられています。

server.xml のカスタマイズを bitbucket.properties に移行する方法」をご参照ください。

Bitbucket Server 4.0 〜 4.14<Bitbucket home directory> /shared/server.xml
Stash 3.8 〜 3.11

<Stash home directory>/shared/

このリリースを利用しているが、上述のディレクトリに server.xml が存在しない場合、<install-path>/conf/server.xml から実行しています。

インスタンスのアップグレード時の考慮事項をへらすため、<install-path>/conf/server.xml<Stash home directory>/shared/ にコピーすることをおすすめします。


Stash 3.7 and earlier<install-path>/conf/

<install-path> は、システムでのアプリケーションのインストール先です。


3. Are you linking Atlassian Cloud applications?

If an application involved in your application link is hosted on Atlassian Cloud, there are a couple of considerations. Your local server must use a valid SSL certificate, and it must be accessible on one of these ports: 80, 443, 7990, 8060, 8080, 8090, or 8443.

If you have a internet-facing firewall, make sure to allow the IP range used by Atlassian to reach your internal network. For up-to-date information on that, see Atlassian cloud IP ranges and domains

4. アプリケーション間に双方向のアプリケーションリンクを作成しましたか?

アトラシアンアプリケーション (Bitbucket Server や JIRA ソフトウェアなど) の間を完全に統合するには、アプリケーション間に 互恵的な (双方向) アプリケーションリンクが必要です

アプリケーションリンクの両側で同じ認証モードを使用する必要があります。アトラシアンは OAuth 認証のみを推奨しています。

アプリケーションリンクの作成時に完全な統合を実現するには、チェックボックスをオンにし、このサーバーに戻るリンク... も作成し、リモート アプリケーションの管理者認証資格情報を入力してから、認証を構成するユーザーベースのシナリオを選択する必要があります。

アプリケーションリンクを既に双方向で作成済みだと思う場合は、次の方法で確認できます。

  1. ローカル アプリケーションで、管理 > アプリケーションリンクに移動し、リモート アプリケーションのアプリケーションリンク エントリがあることを確認します。
  2. リモート アプリケーションで管理 > アプリケーションリンクへ移動し、ローカルのアプリケーションへ戻るアプリケーションリンク エントリがあることを確認します。

アプリケーションリンクの作成方法については、「アトラシアン アプリケーションをリンクして連携させる」をご覧ください。

5. お使いのローカル アプリケーションおよびリモート アプリケーションはネットワーク上でお互いを見ることができますか?

お使いのローカルおよびリモート アプリケーションがネットワークで通信できない場合は、ネットワーク エラーで「アプリケーションリンクの設定」ページのリンクをご確認ください。

接続の問題の診断および修正方法に関する詳細は、ネットワークおよび接続性トラブルシューティング ガイドを参照してください。

6. アプリケーションリンクはお使いのネットワーク トポロジー用に正しく設定されていますか?

アプリケーションリンクの設定は、ネットワークにファイアウォール、リバース プロキシ、ロード バランサーやその他のネットワーク デバイスやサービスが含まれるかどうかによって異なります。

特に、アプリケーションリンクに使用するアプリケーション URL は、リモート アプリケーションへのアクセスに使用する URL にする必要があります。

詳細はこれらのページを参照してください。

7. アプリケーションリンクは正しく認証されていますか?

アプリケーションリンクに OAuth 認証を使用する必要があります。アトラシアンは基本 HTTP 認証や信頼済みアプリケーション認証の使用を推奨しなくなりました。

さらに、アプリケーションリンクの両側で、同じ認証設定を使用する必要があります。

OAuth 認証は新しく作成されたアプリケーションリンクに既定で設定されますが、OAuth を使用するよう既存のアプリケーションリンクを変更することもできます

確認方法: 

  1. ローカル アプリケーションで、管理 > アプリケーションリンクをクリックします。
  2. アプリケーションリンクの編集をクリックします。アプリケーションリンクの受信認証および送信認証タブでOAuth 設定を確認します。
  3. リモート アプリケーションで、管理 > アプリケーションリンクをクリックします。
  4. もう一度、アプリケーションリンクの編集をクリックします。アプリケーションリンクの受信認証および送信認証タブでOAuth 設定を確認します。送信認証タブの設定が、ローカル アプリケーションの受信認証設定と一致していることを確認します (およびその逆も確認します)。

OAuth の問題の診断および修正方法の詳細については、 OAuth トラブルシューティング ガイドを参照してください。

8. アプリケーションリンクを設定した後も、ユーザーはログインするよう求められますか?

このシナリオは、アプリケーションリンクが使用する認証で、2 つのアプリケーションが完全に互いを信頼していない場合に発生します。次の方法で修正できます。

  1. ユーザーに認証を求めるアプリケーションで、アプリケーション リンクの送信構成設定タブを、2-Legged OAuth 認証を許可するよう変更します。
  2. ユーザーが接続しようとしているアプリケーションで、アプリケーション リンクの受信構成設定タブを、2-Legged OAuth 認証を許可するよう変更します。

詳細は、「アトラシアン アプリケーションをリンクして連携させる」を参照してください。

9. サーバーは同期されていますか?

サーバーが同期されていない場合、認証に失敗する可能性があります。

  • 各マシンの日付や時刻に大幅な差がありますか? すべてのマシンが同期するよう、ネットワーク タイム サーバーの使用を検討してください。
  • 各マシンは、マシン所在地のタイム ゾーンを把握していますか?タイム ゾーンが無効な場合、OAuth 認証中に問題が発生する場合があります。

詳細については、 OAuth トラブルシューティング ガイドを参照してください。

10. アプリケーション リンクで偽装を使用する必要がありますか?

アプリケーションでユーザー偽装の使用が必要な場合 (JIRA Service Desk など) や、アプリケーション全体で情報へアクセスする際に確認メッセージを表示しない場合は、2-Legged OAuth を (2 LOi) に使用することをお勧めします。

偽装を有効にする必要があります。

  • 各アプリケーション間のユーザー ベースが同一の場合。
  • 偽装を必要とするアプリケーション (JIRA Service Desk など) を使用している場合。

詳細については、「アプリケーションリンク用の OAuth セキュリティ」を参照してください。

11. ローカルおよびリモート アプリケーションはセキュア (HTTPS) 接続経由で通信していますか?
アプリケーションリンクを使用した場合の SSL の問題の診断および修正方法に関する詳細は、「SSL およびアプリケーションリンクのトラブルシューティング ガイド」を参照してください。
12. エラー メッセージのログを確認しましたか?

アトラシアン サーバー製品は Java アプリケーションで、Tomcat アプリケーション サーバーがバンドルされています。アプリケーションと Tomcat の両方でログが作成されます。このログは、アプリケーションリンクの問題を診断するのに役立ちます。

クリックしてログの場所を確認する...

ロギング構成アプリケーション ログTomcat Web サーバーログ
Bamboo <Bamboo installation directory> /logs  
Bitbucket Server / Stash

<Bitbucket home directory>/log

<Stash home directory>/log

<Bitbucket Server installation directory>/logs

<Stash installation directory>/logs

Confluence <Confluence home directory>/logs <Confluence installation directory >/logs
Crowd <Crowd home directory>/logs <Crowd installation directory>/apache-tomcat/logs
Crucible <Crucible installation  directory>/var/log/  
Fisheye <FishEye installation  directory>/var/log/  
Jira アプリケーション <JIRA application home directory>/log <JIRA application installation directory>/logs

より詳細なログを取得するには、アプリケーションで DEBUG レベルのロギングを有効にすることをご検討ください。DEBUG はすべてのスタック トレースを追加し、HTTP 応答のメッセージを含みます。

ログのエラー メッセージを使用して、次のうちいずれかのページの問題に関する解決策を見つけることができます。

13. 最後に、リンクを再度作成します...

リンクを再作成することで、問題のトラブルシューティング中に行った構成の変更を、アプリケーション リンクが使用していることを確認します。

注: アプリケーションリンクの削除や変更は、非破壊的プロセスです。既存のマクロやガジェットは、リンクが正しく再作成されると動作を再開します。アプリケーション リンクを削除しても内容は削除されません。

ただし、以下に注意してください。

  • アプリケーション リンクを再度作成すると、ユーザー全員が再ログインを強制されます。
  • インスタンスでプロジェクト リンクが定義されている場合、これらはアプリケーションリンクとともに削除されます。これらは、アプリケーションリンクの再作成後に再作成する必要があります。

方法については、「アプリケーション リンクの削除」を参照してください。

方法については、「アトラシアン アプリケーションをリンクして連携させる」を参照してください。


アトラシアン製品の「アプリケーションリンクの構成」画面は、アプリケーションリンクで発生する可能性がある次のネットワークと接続の問題に対する診断を提供します。

上記のリンクに従い、これらの接続の問題を解決するための診断や具体的な操作をご確認ください。

あるいは、一般的な解決策についてはネットワークおよび接続性トラブルシューティング ガイド、およびネットワークや接続の問題に関するエラーメッセージを参照してください。


アトラシアン製品の「アプリケーション リンクの構成」画面は、アプリケーション リンクで発生した次の OAuth の問題に対する診断を提供します。

上記のリンクに従い、これらの OAuth の問題を解決するための診断や具体的な操作をご確認ください。

あるいは、一般的な解決策についてはOAuth のトラブルシューティング ガイドまたは OAuth の問題に関するエラーメッセージを参照してください。


アトラシアン製品の「アプリケーション リンクの構成」画面は、アプリケーション リンクで発生した次の SSL の問題に対する診断を提供します。

上記のリンクに従い、これらの SSL の問題を解決する診断や具体的な操作をご確認ください。

あるいは、一般的な解決策についてはSSL およびアプリケーションリンクのトラブルシューティング ガイド、および SSL の問題に関するエラーメッセージを参照してください。

最終更新日 2024 年 5 月 6 日

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