詳細検索
高度な検索を使用する
- 上部のナビゲーション バーから [課題] を選択してから [課題の検索] を選択します。
- 既存の検索条件が表示されている場合は、[新規検索] ボタンを選択して検索条件をリセットします。
詳細検索の代わりに基本検索が表示されている場合は、[詳細] ([検索] ボタンの横) を選択します。
詳細検索に切り替えられない場合は、次のセクションをご確認ください。
JQL クエリを入力します。Jira は、入力中のクエリのコンテキストに基づいて「オートコンプリート」の候補リストを表示します。オートコンプリートはアルファベット順に最初の 15 個の候補のみを表示するため、探しているものが候補に見つからない場合はもっと多くの文字列を入力する必要が生じる可能性があります。
Enter キーを押すか [検索] を選択して、クエリを実行します。検索結果が課題ナビゲーターに表示されます。
検索クエリで指定されていないかぎり、JQL 検索の結果で空のフィールドが返されることはありません。現在のユーザーに割り当てられていない課題を検索するときに空のフィールド (たとえば、未割り当ての課題) を含めるには、(assignee != currentUser() OR assignee is EMPTY) と入力して、未割り当ての課題を結果リストに含めます。
基本と詳細の各検索を切り替える
一般的に、ベーシック検索によって作成したクエリを詳細検索に変換して、再度ベーシック検索に戻せます。ただし、詳細検索によって作成されたクエリをベーシック検索に変換できない場合もあります。詳細は以降のセクションをご参照ください。
詳細検索について理解する詳細検索を最大限に活用するために、次のトピックをご参照ください。
JQL クエリの構築
シンプルな JQL クエリ (別名「句」) は、フィールドとそれに続く演算子、1 つ以上の値または関数で構成されます。
例 1
このクエリは TEST
プロジェクトにあるすべての課題を検索します。
project = "TEST"
このクエリは TEST
プロジェクトにあるすべての課題を検索します。project
フィールド、EQUALS
演算子、TEST 値を使用します。
例 2
より複雑なクエリには以下のようなものがあります。
project = "TEST" AND assignee = currentUser()
このクエリは TEST
プロジェクトにあるすべての課題のうち、現在ログインしているユーザーが assignee
の課題を検索します。project
フィールド、EQUALS 演算子、TEST,
値、AND
キーワード、currentUser()
関数を使用します。
例 3
特定フィールドの複数の値を検索する JQL クエリです。このクエリは、Component
フィールドに値 accessibility
と "3rd-party apps"
のあるタイプ Bug
の課題をすべて検索します。
issuetype = Bug AND component in (accessibility, "3rd-party apps")
クエリでは、issuetype
フィールド、EQUALS
演算子、値 Bug
、AND
キーワード、component
フィールド、IN
演算子を使用しています。
例 4
今年のはじめ以降に作成されて、今月のはじめ以降に更新された課題を検索する JQL クエリは次のようになります。
project = "Analytics" and created > startOfYear() and updated > startOfMonth()
例 5
Test
プロジェクトで発生した課題のうち、要約や説明に「pre-landing report」というテキストを含むものを検索する JQL クエリです。
project = "Test" AND text ~ "pre-landing report"
フィールド、演算子、キーワード、関数に関する詳細は、参照セクションをご参照ください。
JQL クエリの優先順位
JQL クエリの優先順位は、句の結合に使用するキーワードに依存します (例: project = “Teams in Space”
などの句)。これを確認するための最も簡単な方法は、AND
キーワードを 1 つのグループ句として、 OR
をそれらを分割する句として扱うことです。AND
キーワードは句をグループ化して本質的に 1 つの結合句に変換するため、他のキーワードよりも優先されます。
例 1
status=resolved AND project=“Teams in Space” OR assignee=captainjoe
このクエリは、Teams in Space
プロジェクトにあるすべての resolved
課題 (AND
によってグループ化された句) と captainjoe
に割り当てられたすべての既存の課題を返します。OR
キーワードに続く句は別の句として扱われます。
例 2
status=resolved OR project="Teams in Space" AND assignee=captainjoe
一方、このクエリは、Teams in Space
プロジェクトからの captainjoe の課題 (AND
でグループ化された句) と既存のすべての resolved
課題を返します (OR
で区切られた句)。
例 3
status=resolved OR projects="Teams in Space" OR assigne=captainjoe
OR
キーワードのみを使用する際は、すべての句が別々に扱われて優先順位は等しくなります。
優先順位の設定
かっこを使用すると、JQL クエリの優先順位を設定できます。かっこは特定の句をグループ化し、優先的に扱います。
例 1
この例から分かるように、括弧で JQL クエリの優先度を変更できます。このクエリは、Teams in Space
プロジェクトに属している、または captainjoe
に割り当てられている resolved
課題を返します。
status=resolved AND (project="Teams in Space" OR assignee=captainjoe)
例 2
次の例のように括弧を使用した場合、括弧で囲まれた句は AND
ですでに接続されているため、効果はありません。このクエリは、括弧の有無にかかわらず同じ結果を返します。
(status=resolved AND project="Teams in Space") OR assignee=captainjoe
制限されている言葉および文字
予約文字
JQLには次の一連の予約文字があります。
space (" ") | + | . | , | ; | ? | | | * | / | % | ^ | $ | # | @ | [ | ] |
これらの文字をクエリで利用したい場合、次のようにする必要があります。
- 引用符で囲みます。一重引用符 (
'
) または二重引用符 ("
) を使用できます。
テキスト フィールドを検索していてその文字がテキスト検索にある特殊文字のリストに含まれる場合は、そのテキストの前に 2 つのバックスラッシュを付けます。これによって予約文字を含むクエリを実行できますが、文字自体はクエリで無視されます。詳細は「テキスト フィールドの検索構文」の「特殊文字」をご参照ください。
例:
version = "[example]"
summary ~ "\\[example\\]"
予約語
また、JQL には予約語のリストが用意されています。これらの単語をクエリで使用する場合は、引用符 (一重または二重) で囲む必要があります。
Jira 管理者の場合、このリストは JqlStringSupportImpl.java
ファイルにハードコードされていることにご注意ください。
テキスト検索の実施
次のフィールドにおける検索の実行には、CONTAINS
演算子によって Lucene の文字検索機能を使用できます。
また、テキスト フィールドの検索時は、単一と複数の各文字のワイルドカード検索を使用できます。詳細は「テキスト フィールドの検索構文」をご参照ください。
日付検索と時間検索の違い
日 (1d) と時間 (24h) の値はクエリで異なる方法によって計算されるため、同じ結果は返されません。
"1d" を指定すると、ユーザーが正確な時刻を追加しない限り、サーバー タイムゾーンの 00:00 を一日の始まりとして、そこから計算を開始します。また、クエリをすぐに実行すると、"1d" には当日も含まれます。クエリを実行した時間 (JQL を実行した時点から 24 時間後) に対する相対的な時間は考慮されません。
"24h" を使うと、クエリを実行した時間 (JQL を実行した時間から -24 時間) から計算を開始します。
例
昨日の午後 3 時に課題のステータスを「クローズ」に更新したとします。今日の午後 1 時に次のクエリを実行しました。
status changed to "Closed" after -1d
は、クローズされた課題を返しません。ただし、status changed to "Closed" after -2d
を実行すると、結果が返されます。status changed to "Closed" after -24h
はクローズした課題を返します。
リファレンス
ここでは、JQL クエリの構成に使用される Jira フィールド、演算子、キーワード、関数の概要を説明します。詳細検索の詳細な説明と使用例については「参照」列のリンクをご確認ください。
説明 | リファレンス | |
---|---|---|
フィールド | JQL でフィールドとは、Jira フィールド (または Jira で定義済みのカスタム フィールド) を表す語です。Jira フィールドで詳細検索を実行して、特定の日付 (または日付範囲) と時刻と、それ以前またはそれ以後に発生した課題を探せます。 | |
演算子 | JQL における演算子とは、その左側に記載されるフィールドと右側に記載される値とを比較する 1 文字以上の記号または文字です。句は、真となる結果のみを取得します。一部の演算子では NOT キーワードを利用できます。 | 演算子に関する詳細と詳細検索における演算子の使用方法は、演算子の参照ページをご確認ください。 |
キーワード | JQL のキーワードは、次のいずれかを行う単語または語句です。
| キーワードに関する詳細と詳細検索におけるキーワードの使用方法は、キーワードの参照ページをご確認ください。 |
関数 | JQL における関数とは、言葉に丸括弧が続くもので、1 つ以上の値や Jira フィールドを含むことがあります。 関数は特定の Jira データまたは関数内のコンテンツの計算を実行し、関数または関数を利用する句では真となる結果のみを取得します。 | 関数に関する詳細と詳細検索における関数の使用方法は、関数の参照ページをご確認ください。 |