概要

Jira Data Center のクラスター レプリケーションは、データベースに記録されているノードと、更新の送受信を行っているノードに依存します。ヘルス チェックでは、レプリケーションがクラスター全体で動作していることを確認します。1 つのアクティブ ノードが応答しない場合、他のノードが警告を送信することになり、エラーが発生しているノードではクリティカルな結果が記録されます。

結果の確認

アイコン	結果	意味
	ヘルス チェックは正常に完了しました。	クラスター内のノード レプリケーションが動作しています。
	ノード <node> がデータベース内にありません	ノードがデータベース内に存在しないがレプリケーション キャッシュ内には存在するか、ノードが応答していません。
	ノード <node> がレプリケーションを実行していません	ノードで情報がクラスターに複製されていません。データベースに存在するがレプリケーション キャッシュに存在しません。

クラスターを横断する不一致

Jira は一部のデータをノードにローカルなメモリに保存します。特に権限などのよく使われるデータがこれに該当します。キャッシュ同期は非同期ですが (7.9 以降)、ノードを横断して素早く一貫して実行されるのが期待されます。これはネットワークを横断して通信および複製されます。

症状は次のとおりです。

• ユーザーが一部のノードにのみ存在する。
• ユーザーが一部のノードでのみ権限を持つ。
• ユーザー フィールドのドロップダウンの結果が一部のノードでのみ表示される。 
• 権限の更新後、フィルターやガジェットが 1 つのノードでのみ表示される。

トラブルシューティング

ログ ファイルに書き込まれた統計のレビューを行うことで、キャッシュ レプリケーションを監視できます。ログ ファイルでは、ローカル キューのサイズ、キャッシュ変更が正常にレプリケートされたかどうか、またはキュー内に長時間残っているかどうかなどを確認できます。ほとんどの場合、いくつかのパラメーターを監視するだけで、レプリケーションが正常に動作しているかどうかがわかります。詳細については、「キャッシュ レプリケーションの監視」をご確認ください。