Jira Data Center の一般的な問題
このページでは、Jira Data Center のインストールのトラブルシューティングについて説明します。このページで問題に対する回答が見つからなかった場合、Jira Data Center FAQ をご確認ください。
ピアツーピアの接続性
症状: ノード間のデータの不統一 (例: メール設定が伝播されない)
潜在的な問題: アプリケーション ノード間でキャッシュが同期されていない
根本原因 | テスト | ソリューション |
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構成ミス: マルチキャストの構成ミス | Oracle マルチキャスト テストまたは omping に合格: すべてのノードがクラスターに参加できる 不合格: 1 つ以上のノードがクラスターに参加できない | マルチキャストの再構成 |
構成ミス: ファイアウォール ルールによって、マルチキャスト メッセージが伝播されない | ファイアウォール ログを確認する | マルチキャスト トラフィックを許可するようにファイアウォールを再構成する |
システム構成: マルチキャスト トラフィックが独自のサブネット上にない (他のネットワーク トラフィックが帯域幅を使い果たしている) | すべてのノードの構成を確認する | マルチキャスト トラフィックを独自のサブネット上に配置するようにネットワーク構成のリファクタリングを行う |
症状: 新しいノードの起動時にインデックスが作成されない
潜在的な問題: 新しいノードがインデックスのホット コピーを取得できていない
根本原因 | テスト | ソリューション |
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データベース: 新しいノード上のデータベースの接続エラーにより、ホット コピーのリクエストを他のノードが受信できない | インデックスのホット コピーに対するリクエストがデータベースに対して作成されていることを検証します。 例: db の clustermessage テーブルで「Index Backup」メッセージと、それに続く「Index backed up message」メッセージを確認します。 | |
構成ミス: 1 つ以上のノードが共有ホーム ディレクトリの正しい場所を示していない | cluster.properties ファイルで共有ホームの構成を検証する | |
権限: 既存のノードが、インデックスのホット コピーを共有ホームに書き込めない | 既存のノードが共有ホームに書き込みできることを検証します。 例: 他のノードの共有ホーム上に空白ファイルを作成し、共有ホームの接続性を検証します。 | 共有ファイル システムの接続性/有効性を復元する |
権限: 新しいノードが共有ホームからインデックスを読み取れない | 新しいノードが共有ホームから読み取れることを検証します。 例: 権限を確認する | アプリケーション ユーザーにファイルの読み込みを許可するよう権限を変更する |
データの不一致
症状: ユーザーが課題に関連付けられた添付ファイルを取得できない
潜在的な問題: 1 つ以上のノードで、共有ホームから添付ファイルを書き込みまたは読み取りできない
根本原因 | テスト | ソリューション |
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権限: 1 つ以上のノードが共有ホーム ディレクトリに書き込みできない | 既存のノードが共有ホームに書き込みできることを検証します。 例: 他のノードの共有ホーム上に空白ファイルを作成し、共有ホームの接続性を検証する | |
構成ミス: 1 つ以上のノードが誤った共有ホーム ディレクトリを示している | cluster.properties ファイルで共有ホームの構成を検証する | 構成を修正する |
ファイル共有の構成を確認する (構成ミスの可能性) | 構成を修正する |
ノード間でのリクエストの分散
症状: リクエストがすべてのノードに分散されていない
潜在的な問題: ロード バランサの構成ミス
根本原因 | テスト | ソリューション |
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構成ミス: ロード バランサが適切なルーティング アルゴリズムを使用していない | アプリケーション ログで loadbalancer アクセス ログを確認し、管理者インターフェイスで loadbalancer 構成を検証します。 例:ブラウザーでフッターを確認し、プールの他のメンバーに到達できていることを毎回手動で検証する | 構成を修正する |
構成ミス: ロード バランサがリクエストのルーティングに使用する IP アドレスの範囲に 1 つ以上のノードの IP アドレスが含まれない | アプリケーション サーバーでアクセス ロギングを有効にし、トラフィックがノードにアクセスできることを確認します 合格: 対象のノードにトラフィックが到達している 不合格: 対象のノードにトラフィックが到達していない | ルーティングを修正する |
潜在的な問題: 1 つ以上のノードでの接続性の問題
根本原因 | テスト | ソリューション |
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ロード バランサからノードに到達できない | ノードの DNS 名が正しいことを確認し、ネットワーク接続 (例: ロード バランサからノードのコネクタ ポートへの Telnet ) を確認します | ネットワークを修正する |
症状: リクエストがすべてのノードに均等に分散されていない
潜在的な問題: ロード バランサの構成ミス
根本原因 | テスト | ソリューション |
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構成ミス: ロード バランサが適切なルーティング アルゴリズムを使用していない | アプリケーション ログで loadbalancer アクセス ログを確認し、管理者インターフェイスで loadbalancer 構成を検証します。 例: ブラウザーでフッターを確認し、プールの他のメンバーに到達できていることを毎回手動で検証する | 構成を修正する |
潜在的な問題: ユーザーがロード バランサをバイパスしている
根本原因 | テスト | ソリューション |
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ユーザーが各ノードに直接接続できる構成になっている | 信頼されていないメンバーがノードにアクセスできないことを確認する | 認証されていないユーザーのノードへの直接アクセスを禁止するようなファイアウォール ルールを作成する |
潜在的な問題: 1 つ以上のノードでの接続性の問題
根本原因 | テスト | ソリューション |
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症状: クライアントごとのリクエストが同じノードにダイレクトされない
潜在的な問題: セッションがスティッキーではない
根本原因 | テスト | ソリューション |
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構成ミス: ロード バランサ | ロード バランサのスティッキー セッションのトラブルシューティング | 構成を修正する |
症状: バックドアでノードにアクセスおよび操作できるが、ベース URL でエラーが返される
潜在的な問題: ロード バランサがダウンしている
根本原因 | テスト | ソリューション |
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実行されている httpd プロセスとロード バランサのログを確認する |
潜在的な問題: ロード バランサの構成ミス
根本原因 | テスト | ソリューション |
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Tomcat 上のコネクタの接続プールが、ロード バランサがそのノードのために確保するリクエスト数よりも少ない | コネクタ構成とロードバランサ構成を比較し、オープンな接続数を確認し、キープアライブ タイムアウトを調節する | |
ロード バランサの受信接続プールがすべて使用されている | grep を実行してオープンな接続の数を確認し、ロード バランサの構成と比較する |
パフォーマンス
症状: 1 つ以上のノードの応答時間が長い
潜在的な問題: ノードでリソース スタベーションが発生している
根本原因 | テスト | ソリューション |
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プロセスによりノード上のリソースがすべて消費されている (例: レポート、API コール) | 個別ノード (db/cpu/iowait/swap) のリソースを確認する | 個別ノードに追加リソースを割り当てるか、ロード バランサのトラフィックのリダイレクトを再構成する |
ノード サーバーの構成が不足している | サーバーのパフォーマンス監視データを評価してボトルネックを特定する |
潜在的な問題: ノードへのネットワーク リンクに帯域幅の問題がある
根本原因 | テスト | ソリューション |
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ネットワーク インターフェイスとノード間の接続を確認する | トラフィックに適切なインターフェイスがあることを確認する |
最終更新日: 2018 年 1 月 12 日
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