Confluence のリッスン ポートの変更

問題

ここでは、 Confluence を開いたときにポート8090 にアクセスできず、次のようなエラーが発生した場合に行うべき作業について説明します。

次のエラーが発生した場合:

java.net.BindException: Address already in use: JVM_Bind:8090

これは、Confluence のデフォルト ポート8090で別のソフトウェアを実行していることを意味します。別のプロセスが同じポートで実行されている可能性があります。または、以前の Confluence インスタンスが完全にシャットダウンされていない可能性もあります。

ポートでリッスンしているプロセスを確認するには、コマンド プロンプトをロードし、「 netstat -an 」と入力します。

 -a : Displays all active TCP connections and the TCP and UDP ports on which the computer is listening.
 -n : Displays active TCP connections, however, addresses and port numbers are expressed numerically and no attempt is made to determine names.

Process Explorer ツールを利用して 8090 ポートをバインドしているものを特定することも可能です。

ソリューション: Confluence がリッスンするポートを変更する

Confluence 用のポートを変更するには、Confluence インストール ディレクトリで conf/server.xml ファイルを開きます。ファイルの最初の 4 行は以下のように表示されます。

デフォルトの conf/server.xml
<Server port="8000" shutdown="SHUTDOWN" debug="0">
    <Service name="Tomcat-Standalone">
        <Connector className="org.apache.coyote.tomcat4.CoyoteConnector" port="8090" minProcessors="5" maxProcessors="75"
            enableLookups="true" redirectPort="8443" acceptCount="10" debug="0" connectionTimeout="20000" useURIValidationHack="false"/>
        ...

server ポート (既定: 8000) と connector ポート (既定: 8090) の両方を、マシンで会いているポートに修正する必要があります。サーバー ポートは Tomcat で必須ですが、ユーザーが使用することはありません。ユーザーはコネクタ ポートを使用して Confluence にアクセスします。例えば、上記のスニペットの場合、URL は サーバー ポートは Tomcat で必須ですが、ユーザーが使用することはありません。ユーザーは connector ポートを使用して Confluence にアクセスします。例えば、上記のスニペットの場合、URL は http://example.com:8090 になります。


(tick) ヒント: netstat を使用して、空いているポートを特定できます。Windows または Linux で netstat を使用するための詳細情報をご確認ください。

たとえば、これは、ポート "8020" と "8099" を使用して修正した server.xml ファイルの始めの 4 行です。

ポート 8020 と 8099 を使用して修正した conf/server.xml
<Server debug="0" shutdown="SHUTDOWN" port="8020">
    <Service name="Tomcat-Standalone">
        <Connector className="org.apache.coyote.tomcat4.CoyoteConnector" port="8099" minProcessors="5" maxProcessors="75"
            enableLookups="true" redirectPort="8443" acceptCount="10" debug="0" connectionTimeout="20000" useURIValidationHack="false"/>
        ...

この設定で Confluence にアクセスするには、Web ブラウザで http://localhost:8099/ を指定します。

最終的な構成

  • この URL が、ユーザーが Confluence にアクセスするために使用するものである場合、 ベース URL を更新して新しい URL を示すようにします。

  • ファイアウォールを使用している場合、この時点で、http/https トラフィックが選択したポートで許可されるかどうかを確認します。 
注意

[1] netstat の詳細情報については「Windows で netstat を使用する」または netstat の man ページ (Linux) をご確認ください。

[2] Jira のディストリビューションは、既定ではポート 8080 で実行されます。Jira アプリケーションのディストリビューション用のポートを変更する場合、「Jira アプリケーションの TCP ポートの変更」を参照してください。

[3] この変更を有効にするには、server.xml を編集したあとに Confluence を再起動する必要があります。

最終更新日: 2017 年 12 月 12 日

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