無操作インストール

Windows または Linux インストーラーを使用して Confluence をインストールしている場合、既存の Confluence インストールの設定ファイル(response.varfile)を使用して、ユーザーの入力を必要としない無操作モードで Confluence を再インストールすることができます。

これは、テスト サーバーに Confluence をインストールし、同じ設定で本番環境サーバーに既にインストールしている場合に役立ちます。 


考慮事項

  • response.varfile ファイルには過去の Confluence インストールのインストール ウィザードで指定したオプション情報が保存されています。このファイルを新しいインストール場所にコピーするまでは、以前の Confluence インストールをアンインストールしないでください。
  • response.varfile ファイルを修正する場合、すべてのディレクトリ パスが絶対パスで指定されていることを確認します。例: sys.installationDir=C\:\‌\Program Files\\Atlassian\‌\Confluence 
    (Windows) または sys.installationDir=/opt/atlassian/confluence (Linux)

    ファイルに相対ディレクトリ パスが含まれている場合、無人インストールは失敗します。  

  • データベースの構成ステップを自動化することはできません。これはブラウザのセットアップ ウィザートを使用して行う必要があります。 

無操作モードでの Confluence のインストール

この手順は、既存の Confluence インストールがあることを想定しています。 

  1. オペレーティング システムに対して適切なインストーラーをダウンロードします。
     
  2. 既存の Confluence インストールから <installation-directory>/.install4j/response.varfile をコピーし、インストーラーをダウンロードした場所に貼り付けます。
     
  3. コマンド プロンプトまたはターミナルで、インストーラーをダウンロードした場所にディレクトリ変更(cd)します。 
     

  4. 以下のコマンドを実行して Confluence をインストールします:

    Windows
    > atlassian-confluence-X.X.X-x64.exe -q -varfile response.varfile
    Linux
     $ atlassian-confluence-X.X.X-x64.bin -q -varfile response.varfile


    ここで、X.X.X はダウンロードした Confluence のバージョンです。

    -q はインストーラーに無人モードで実行することを指示します ("quietly"(静かに) の頭文字)。-varfile はインストーラーが使用するオプションを含む設定ファイルの場所と名前を指定します。
     

  5. 無人モードでのインストールが終了すると、Confluence は自動的に起動します。 
     

Confluence がインストールされたら引き続き http://localhost:<port> に移動し、Confluence のセットアップを終了します。 

詳細については、「Windows での Confluence のインストール」または「Linux での Confluence のインストール」の「Confluence のセットアップ」セクションを参照してください。 

response.varfile を作成

Confluenceを初めてインストールする場合、既存のインストールによって生成された response.varfile ではなく、独自のファイルを作成することもできます。 

response.varfile の例
app.confHome=/var/atlassian/application-data/confluence6_15_5
app.install.service$Boolean=false
portChoice=custom
httpPort$Long=26112
rmiPort$Long=8001
launch.application$Boolean=false
sys.adminRights$Boolean=true
sys.confirmedUpdateInstallationString=false
sys.installationDir=/opt/atlassian/confluence6_15_5
sys.languageId=en

以下のパラメータをファイルに含めることができます。 

パラメーター許可される値説明
app.confHome
ターゲットのローカル ホーム ディレクトリへのパス
app.install.service$Boolean
  • true
  • false

Confluence をサービスとしてインストールすべきかどうかをかどうかを指定します。

portChoice
  • custom
  • default
Confluence を既定ポートでインストールすべきかどうかを指定します。
httpPort$Long
portChoice が custom の場合、Tomcat で HTTP コネクタ ポートが設定されます。
rmiPort$Long
portChoice が custom の場合、Tomcat のサーバー ポートが設定されます。
launch.application$Boolean
  • true
  • false
インストール完了後にインストーラーによって Confluence を起動すべきかどうかを指定します。
sys.adminRights$Boolean=true
  • true
  • false
インストーラーを実行しているユーザーが端末の管理者権限を持っているかどうかを示します。
sys.confirmedUpdateInstallationString
  • true
  • false

無人インストールをゼロから行う場合、これを false に設定します。true に設定して無人アップグレードを実行します。

アップグレードする前に必ず既存のサイトをバックアップするようにします。

sys.installationDirインストール ディレクトリへのパスこれは、新しいインストール、またはアップグレードする既存のインストール ディレクトリのターゲット インストール ディレクトリへのパスです。
sys.languageId
既定のアプリケーション言語。
最終更新日 2019 年 9 月 25 日

この内容はお役に立ちましたか?

はい
いいえ
この記事についてのフィードバックを送信する
Powered by Confluence and Scroll Viewport.