Bitbucket と Jira Cloud の併用

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Jira Cloud と Bitbucket コード ホスティング サービスを接続する方法について説明します。Bitbucket を Jira に接続することで、チームはコミット、ブランチ、プルリクエストを表示できるようになります。また、Jira や Jira Agile の開発パネルから、ブランチを作成したり、プル リクエストのステータスを確認することもできます。

課題内の開発パネル。

上記のスクリーンショットに記載されているようなビルド参照は、Jira を Bamboo と連携している場合にのみ表示されます。

On this page:

はじめる前に

  1. Bitbucket と Jira Cloud は独立したサービスです。Jira Cloud アカウントと Bitbucket チームの両方で、それぞれにユーザー、権限およびアクセス ルール一式が用意されています。

  2. Bitbucket チームはアカウントではありません: チームは、個人の Bitbucket アカウントを所有する管理者によって管理される必要があります。しかし、Bitbucket チームは独自の支払計画を持つことができます。

  3. Bitbucket チームの各メンバーは、個人の Bitbucket アカウントを持っている必要があります。メールを使用して新しいチームメンバーを招待すると、招待された人は、自動的に Bitbucket にサインアップするように促され、サインアップが完了すると自動的に招待主のチームに追加されます。  
  4. Bitbucket のリポジトリ所有権をチームに転送できます。これは既存のリポジトリに基づいてチームを作成する場合に役立ちます。

ステップ 1. Bitbucket に登録して Bitbucket チームを作成する

Jira Cloud をまだ持っていない場合、トライアル版または有料のインスタンスをセットアップします。

Bitbucket アカウントの作成

既にアカウントがある場合、このセクションをスキップして次へ進んでください。Bitbucket 個人アカウントを作成する場合は、次のフィールドを入力する必要があります。

フィールド
入力内容
ユーザ名

30 文字以下のユーザー名。ユーザー名には、文字、数字およびアンダースコアを使用できます。ユーザー名は、Bitbucket 全体で一意でなければなりません。

Bitbucket はこのユーザー名をユーザーが作成するすべてのリポジトリの URL に追加します。例えば、ユーザー名 atlassian_tutorial には、対応する Bitbucket URL (https://bitbucket.org/atlassian_tutorial) があります。

メール アドレスE メールアドレスは、Bitbucket サイト全体を通して一意でなければなりません。システムが確認メールを送信します。
パスワード128 文字以下の組み合わせ。Google アカウントをサインアップに使用する場合、システムはそのパスワードを使用します。ご利用のセキュリティ基準を満たす、十分に複雑なアカウント パスワードを設定する必要があります。

Bitbucket アカウントにサインアップする手順:

  1. ご使用のブラウザで、https://bitbucket.org/account/signup/ を開きます。
  2. サインアップ フォームのフィールドに入力します。
  3. サインアップをクリックします。

サインインが完了すると、Bitbucket によってアカウントのダッシュボードが表示されます。ユーザー インターフェイスを一通り確認します。各 Bitbucket ページの横には、Bitbucket をナビゲートするためのさまざまなオプションがあります。上部のバーには、チームへのリンクがありますチーム > チームの作成 を選択し、次のセクションへ進みます。

チームの作成

チームの仕組みについて理解を深めるために、まず Bitbucket 環境でチームを扱う方法について確認します。

チームの構成要素       説明
ユーザー

コードの開発者やチームの管理者。

各ユーザーには個人用の Bitbucket アカウントがあり、Bitbucket 内のいずれかのグループまたはチームに追加できます (削除も可能)。

グループ

ユーザーが実行できることおよび移動できる場所。

グループは権限 (管理者、読み取り/書き込み、読み取り専用) を個人ユーザーのグループに与え、リポジトリをチームに割り当てます。

リポジトリ

コードが存在する場所。

リポジトリは、プロジェクトのコードの保存、アクセス、作成、開発、変更および共有を行う場所です。

チームの作成

次のプロセスでは、自分、1 人のメンバー、1 つのリポジトリで構成される、非常に単純なチームを作る方法を説明しています。Bitbucket アカウントでの手順に従うか、単に記事に目を通してチームの作成に必要なことに関するアイデアを得てください。

要件:

自分専用の Bitbucket アカウント

チームの作成
チームを作成すると、2つのユーザーグループ、管理者開発者が既定で作成されます。

チームの作成手順:

  1. [チーム] > [チームを作成] の順に選択します。
  2. 使用可能なフィールドに入力します。
    1. チーム名 (チームを Jira Cloud インスタンスに追加する場合、その Jira Cloud インスタンスと同じ名前を使用するか、特定のプロジェクトを容易に識別できる名前にします。
    2. チーム ID 
  3. 新しいチームに招待する各人の Bitbucket ユーザー名またはメール アドレスを追加して [追加] をクリックすることで、チーム メンバーを追加します。

    既定であなたはすでにチームメンバーであり、管理者です。

  4. [作成] を選択します。

おめでとうございます! これでチームができました。チーム概要ページが表示されます。ここでは、最初のチームリポジトリの作成や、チームの設定の管理を行うことができます。

ステップ 2. Bitbucket のチームにチームメンバーを招待する

チーム メンバーをリンク済みの Bitbucket チーム アカウントに追加できます。Jira に追加したユーザーと同じメンバーにすることもできます。Bitbucket に追加するユーザーが Jira インスタンスのアカウントを持っている必要はありません。

 ユーザーをチームに追加するには、次のようにしてユーザーをチームのグループのいずれかに追加します。

  1. チームに対する管理権限を持つユーザーとして Bitbucket にログインします。
  2. アバター > すべてのチームを表示を選択します。
  3. 新しいメンバーを追加したいチームを選択します。
  4. 設定 > ユーザー グループを選択します。
  5. 新しいユーザーを追加したいグループをクリックします。
  6. ユーザーのユーザー名とメール アドレスを入力してから [追加] をクリックします。

    Bitbucket アカウントに対応するメール アドレスを入力すると、Bitbucket によってアカウントが解決されます。Bitbucket がアドレスを解決できない場合、Bitbucket アカウントを作成してチームに参加するように招待するメールが、対象のユーザーに送信されます。

ステップ 3. Bitbucket アカウントでリポジトリを作成したり、Bitbucket にリポジトリを移動する

リポジトリ (repo と呼ばれる場合もあります) には、プロジェクト コードが含まれます。 

ファイルがない場合も、多数のファイルがある場合も、最初に Bitbucket Cloud でリポジトリを作成する必要があります。そこから、リポジトリをローカル システムへ複製し、作業を開始できます。

リポジトリの名前に大文字を使用した場合、Bitbucket 内では大文字として表示されますが、リポジトリ URL では小文字に変換されます。したがって、同じ URL になる 2 つ以上のリポジトリを作成することはできません。

リポジトリの作成方法

  1. グローバル サイドバーで + をクリックし、[作成] の下のリポジトリを選択します。
  2. リポジトリを作成したい [ワークスペース] を選択します。 
  3. [プロジェクト] ドロップダウン メニューからプロジェクトを選択します。プロジェクトが存在しない場合は、[プロジェクト] ドロップダウン メニューの下部にある [新しいプロジェクトの作成] をクリックして、リポジトリで作業や他のユーザーとのコラボレーションを行う新規プロジェクトを作成します。
  4. リポジトリを表すリポジトリ名を入力します。これは URL にも表示されます。
  5. リポジトリを公開してすべてのユーザーが閲覧できるようにする場合を除き、リポジトリへのアクセス設定を [非公開] のままにします。
  6. リポジトリに追加したいファイルをすでに保持している場合、[README を含めますか?] で [No] を選択します。その他の場合は既定のオプションで進めるか、README オプションのいずれかを選択します。
  7. バージョン管理システムを選択します。どちらを使用すればよいかわからない場合は、既定システムである Git のままにします。
  8. [作成] をクリックします。


リポジトリを作成したら

リポジトリで実行したい操作に応じて、次のいずれかを実行します。

  • ファイルがない状態でゼロからスタート — リポジトリをローカル システムにクローンして Bitbucket リポジトリをローカル ディレクトリに接続します。詳細情報
  • バージョン管理されていない既存のファイルがある場合 — バージョン管理されていないファイルをリポジトリに追加して、Bitbucket にプッシュできます。詳細情報
  • すでに Git または Mercurial リポジトリにファイルがある場合バージョン管理されているコードを空のリポジトリにプッシュし、コミット履歴を保持します。詳細情報

新しいリポジトリの内容を確認しましょう。

Bitbucket サービスでは、パブリックリポジトリを数に限りなく作成できます。 プライベートリポジトリの数はプランによって制限されています。

ヒント、トリックおよび詳細情報へのリンク

ステップ 4. Jira でチーム アカウントに接続する

Jira を Bitbucket アカウントに接続する方法

コネクターがユーザーのアカウント データへアクセスするには、ユーザーの Bitbucket アカウントから許可を得る必要があります。コネクターは OAuthアクセストークンを通じてこれを実行します。  

Bitbucket から OAuth アクセストークンを作成します。リンクさせたいリポジトリを所有するチームにてアクセストークンを作成する必要があります。
トークンを構成する値:

鍵 (キー)Bitbucket システムによって生成される文字列。
シークレットBitbucket システムによって生成される文字列。
認証アカウントトークンを認証するアカウント。

Bitbucket でキーとシークレットを作成した後、Jira に戻ります。ここで、アカウント、OAuth キー、シークレットのデータを入力します。

Bitbucket はキーとシークレットを使用して自動認証行うのではなく、ユーザーに対して Bitbucket 接続を認証するよう要求します。

Bitbucket アカウントを Jira にリンクすると、そのアカウントが所有するすべてのパブリックおよびプライベート リポジトリがリンクされます。Bitbucket システムのリポジトリに POST コミット フック サービスをが追加されます。 POST コミット フックは、ユーザーによるコミット変更を待機するリポジトリ上のコードです。

Jira Cloud 側では、Bitbucket アカウントが所有するリポジトリが DVCS アカウントの管理ページに表示されます。チーム メンバーは個人の Bitbucket アカウントの下にリポジトリを作成できますが、所有者にはチームが割り当てられます。これらのリポジトリは、リストの Bitbucket にも表示されます。

アカウントをリンクさせる手順

Bitbucket アカウントを Jira は、2 ステップでリンクできます。この手順を実行するには、Jira Cloud インスタンスとリンクしたい Bitbucket アカウントの両方で管理者権限が必要です。  

ステップ 1.Bitbucket アカウント用の OAuth アクセストークンを作成します。

Bitbucket アカウントをリンクさせるには、Bitbucket アカウント上で OAuth アクセス トークンを作成します。チームでリポジトリをリンクさせるには、これらのトークンをチーム アカウントで作成する必要があります。   

アカウントの管理者権限を持つユーザーで Bitbucket へログインします。

  1. アカウントの管理を選択します。 
  2. (任意) チーム アカウントに接続する場合、アカウントのドロップダウンよりチームを選択してください。
  3. OAuth を選択します。
  4. [コンシューマーの追加] をクリックします。
  5. [名前] に「Jira DVCS」と入力します。
  6. 他のフィールドを空欄のまま残します。
  7. コンシューマの追加を押します。

ブラウザで Bitbucket を開いたまま、次のステップに進みます。

ステップ 2. Jira でアカウントをリンクさせる

DVCS と Jira のリンクを完了させるには、次の手順を実行します。

  1. 管理権限を持つユーザーで Jira Cloud にログインします。
  2. Jira ダッシュボードで、設定アイコン () をクリックします。
  3. [アプリケーション] を選択して、次に [DVCS アカウント] (左側パネルの [統合] の下) を選択します。
  4. Bitbucket Cloud または GitHub アカウントをリンクするをクリックします。
  5. ホスト値として Bitbucket Cloud を選択します。
  6. チームまたはユーザー アカウントを入力します。

    例えば、https://bitbucket.org/tutorials/markdowndemo リポジトリを所有するアカウントをリンクさせたい場合、tutorialsチーム アカウントまたはユーザー アカウントの値として入力します。tutorials アカウントをリンクすると、markdowndemo リポジトリだけではなく、このアカウントのすべてのリポジトリがリンクされます。

  7. Bitbucket アカウントからダイアログへOAuth キーOAuth シークレットをコピーします。
  8. デフォルトの自動リンクとスマートコミットをそのままにする (推奨) または変更します。
    サンプル値が入力された [新しいアカウントの追加] ダイアログ。
  9. [追加] をクリックします。 
  10. システムによって要求されたときにアクセス権が供与されます:アカウントへのアクセスを確認するポップアップ。
  11. 成功すると、アカウントを含む [DVCS アカウント] ページが表示されます。 

接続したアカウントとそのすべてのリポジトリが、[DVCS アカウント] ページに表示されます。最初の同期が自動的に開始します。それ以降、システムは定期的に、リポジトリの同期を継続して行います。

アカウントをリンクすると、Jira は既存の課題キーを参照するコミットの検索を自動で開始します。要約には、同期結果とエラー (存在する場合) が表示されます。リポジトリから Jira へのコミット データの同期には時間がかかる場合があります。同期が進むと関連課題にコミットが表示されます。リポジトリと Jira のリンクは、必要に応じていつでも有効または無効にできます。 

Bitbucket におけるリンクの表示方法

DVCS コネクターは 2 つの動作を実行します:

  • 連携アプリケーションのリンクされたアカウントの一覧に OAuth コンシューマを追加します。Bitbucket で一覧を表示するには、自分のプロファイル画像をクリックし、[アカウントの管理] をクリックします。[連携アプリケーション] をクリックすると、次のような一覧が表示されます:
    OAuth コンシューマーを表示した、連携アプリケーション ページ。
     
  • DVCS コネクターは各アカウントのリポジトリに、POST コミット フック サービスをプログラム経由で追加します。このサービスを表示するには、[設定] () を選択して、[フック] をクリックして "フック" ページを表示します。以下のようなリストが表示されます。
    POST サービスの例を表示した Hooks ページ。

    DVCS コネクターはリンクを使用してアカウントの新しいリポジトリを確認した後、このサービスも追加します。これらすべての結果は、"サービス" ページで確認できます。

次に行うこと

開始後の操作は、チームの知識とニーズによって異なります。



最終更新日: 2022 年 10 月 6 日

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