問題

Confluence が SSO システムに連携されています。ユーザーが Companion App 経由で Office ファイルを編集しようとします。ダウンロードされたファイルを Microsoft Office で開くと、ファイルが破損している旨のエラー メッセージが Office 画面に表示されます。

診断

環境

• SSO システムが連携されていて、ユーザーのログインを実現可能な Confluence を実行している必要があります。

Diagnostic Steps

• Companion App で任意の Office ファイルの編集を試みます。これらのすべてについて、破損している旨のフラグが Office によって設定されます。

• Find the directory to which Confluence is downloading the files in your computer by following the instructions outlined in How to access Confluence files edited with the Atlassian Companion app. All files should have exactly the same size. 
  • たとえば、Confluence で確認した時に 2 MB だったファイルの場合、2 MB ではなく、より小さいサイズでダウンロードされます。Excel や PowerPoint ファイルの場合も同様です。ダウンロード フォルダを確認すると、タイプや元のサイズを問わず、すべてのファイルのサイズが同じです。
  • さらに、ファイルのコンテンツは SSO ログイン ページの HTML です。

原因

SSO レイヤーで発生するリダイレクトの性質上、Confluence は実際の Office ファイルを対象のユーザーのローカル コンピュータにダウンロードするのではなく、ダウンロードしようとしているファイルのコピーを作成して、そこに SSO のリダイレクト テキストをダンプします。そのため、メモ帳で開いた場合、すべてのファイルが同じコンテンツを持ち、サイズも同じになります。

回避策

If you have Confluence 7.2 or later, see the Single sign-on considerations section of Administering the Atlassian Companion App for information specific to your version of Confluence. 

The workaround below is for Confluence 6.11 to 7.1.  

この問題を回避するには、前述の SSO システムで、リダイレクト ロジックから次のパスを除外するように構成する必要があります。

1. <Confluence-Base-URL>/download/*
2. <Confluence-Base-URL>/rest/*


 セキュリティについて、潜在的な脆弱性の追加を心配する必要はありません。SSO システムで <Confluence-Base-URL>/download/* をスキップするように構成したあとに未認証のユーザーが手動でその URL へのアクセスを試みた場合、ユーザーは、従来の Confluence ログイン画面にリダイレクトされます。ユーザーは未認証の間は、コンテンツやダウンロード ファイルにアクセスすることはできません。