課題に対してルールを一括で実行する
リスト内の各課題に対してルールを実行する代わりに、そのリストを単一のユニットとして処理するように扱えます。通常、この機能は課題リストの要約情報を提供するために使用されます。たとえば、 JQL クエリによって返された課題のリストを記載したメールを毎週送信します。
JQL でスケジュールされたトリガー
JQL でスケジュールされたトリガーによって課題のリストを提供する場合は、課題を一括処理する次のようなオプションが用意されています。
動作
チェックしたオプション | JQL 結果 | 動作 |
---|---|---|
はい | 5 件の課題 | ルールは課題リストを通過すると一度だけ実行されます。 |
はい | 0 件の課題 | ルールは一度だけ実行されますが、コンテキストに課題はありません。 |
いいえ | 5 件の課題 | ルールは 5 回実行されます - 各課題に対して 1 回 |
いいえ | 0 件の課題 | ルールは実行されません |
課題に取り組むアクションと条件 (コンポーネント) は、個々の課題に引き続き適用されます。つまり [課題を編集] アクションは、一括処理されたリストの各課題を編集します。
分岐すると、このオプションに関係なく、トリガーによって提供される課題ごとにブランチが作成されます。
(トリガーまたはブランチを介して) チケットを一括処理する際は、条件の動作が少し異なります。
この場合、条件に一致しない課題は除外されます。そして、一致する課題はルールに引き続き従います。
関連する課題の一括処理
課題のリストが分岐する際は、スケジュールされたトリガーと同様に、このリストを単一のユニットとしても処理できます。
サブブランチの動作は、スケジュールされたトリガーに対して上記で説明したものと同じロジックに従います。
スマート値の変更
一括処理オプションをオンにすると、{{issue}}
スマート値の動作が変わります。
スマート値 | 一括処理の動作 | 通常の動作 |
---|---|---|
{{issue}} | 課題リストの最初の課題を返します。 | 課題をコンテキストで返します。 |
{{issues}} | 課題のリストを返します。 リストの詳細は「リストの操作」をご参照ください。 | 何もしません。 |
例: 課題のリストを記載したメールの送信
この例では、「一括処理」オプションをオンにしたスケジュール済みのトリガーを使用します。毎週、その前の週に解決したすべての課題を検索して、すべての担当者と Jira 管理者に、課題のリストと課題へのリンクを含むメールを 1 通送信します。