Data Center ノードを追加・削除する
つまり、Data Center クラスタでノードの追加や削除をいつでも行うことができます。追加ノードよるライセンスへの影響について心配する必要はありません。ライセンスはノードの数ではなくクラスタのユーザー数に基づきます。
ノードを追加する
ノードを追加するには:
- ノードの 1 つを停止します。
- 停止したノードからインストールディレクトリとローカルのホームディレクトリを新しいノードにコピーします。
- ローカル ホーム ディレクトリの
cluster.properties
ファイルを編集し、jira.node.id を、新しい、一意の ID に変更します。 - 新しいノードで Jira を起動します。スタートアップ プロセスで Jira は実行中のノードを使用してインデックスを復元し、新しいノードを最新の状態にします。
- 画面右上で [管理 ] > [システム] の順に選択します。
- [システム サポート] (左側のパネル) で [クラスタリング] を選択して、新しいノードが表示されていることを確認します。
同期ノード起動は、アプリによって強制されるようになりました。詳細については、「バージョン 9.1 における Jira 起動のインデックス管理の変更点」を参照してください。
Jira のインデックス管理に関する今後の変更について詳しくは、「Data Center ロードマップ」をご確認ください。
ノードを削除する。
ノードを削除するには、そのノードで Jira を停止します。その後、必要に応じてインストール ディレクトリとローカルのホーム ディレクトリを削除します。
残りのノード数を確認するには、次の手順に従います。
- 画面右上で [管理 ] > [システム] の順に選択します。
- [システム サポート] (左側のパネル) で [クラスタリング] を選択して、ノード数を確認します。
Azure でのスケーリングの拡張と縮小
Azure に Jira Data Center をデプロイした場合、Jira ノードはスケーリング グループに配置されます。各グループの最小サイズと最大サイズを変更するか、スケーリング計画を使用することで、ノードを追加、削除します。詳細については、次のリソースを参照してください。
クラスタ化されていない Data Center への移動
クラスタ構成が不要になったが、引き続き Data Center 機能にアクセスしたい場合は、クラスタ化されていない (単一ノードの) Data Center インストールに戻ることができます。ここでは、既存のクラスタ ノードのひとつを新しいインストールに使用するものと仮定して説明します。切り替えの一環として、一部のインフラストラクチャに変更を加える必要があります。
機能への影響について
非クラスタ (単一ノード) Data Center デプロイメントに移動すると、クラスタ構成に基づく機能 (ゼロダウンタイム アップグレード、すぐに利用できる拡張性、大規模環境でのパフォーマンスなど) は失われます。
はじめる前に
このプロセスをステージング環境で完了し、一連の機能テスト、連携テスト、およびパフォーマンス テストを実行してから、本番環境に変更を加えることをおすすめします。
1. Jira を終了します。
続行する前にすべてのクラスタ ノードを停止します。
2. ロード バランサの構成
スタンドアロン インストールでの使用を予定しているノードを除き、すべての Jira ノードからトラフィックをリダイレクトするようにロード バランサを構成します。
ロード バランサが不要になった場合はこの手順で削除できます。
3. ホームで共有されているクラスタのの項目をローカルのホームに戻す
<shared home>
ディレクトリの残りのコンテンツを <local home>
ディレクトリの root に移動します。この手順の一部として、attachments ディレクトリも移動するようにします。
この時点で、クラスタの共有ホームディレクトリが空になっているはずです。
4. cluster.properties ファイルの削除
クラスタのセットアップ時に作成した cluster.properties
ファイルを削除します。このファイルはローカル ホーム ディレクトリにあります。
5. Jira の起動
Jira を再起動します。
非クラスタインストールで実行していることを確認するには、[管理] > [システム] > [クラスタ化] に進みます。アクティブ クラスタは表示されず、Jira Data Center でのクラスタ化についての全般的な情報が表示されます。