アップグレードする理由
最新バージョンにアップグレードするメリットの詳細をご確認ください。
Jira 8.x から Jira 9.x へのアップグレード
すでに Jira 9.x を使用されている場合は、このセクションをスキップしてもかまいません。
Jira 9.0 はプラットフォーム リリースです。プラットフォーム リリースでは、より小規模なフィーチャー リリースでは通常提供されない重要な変更が加えられています。これらはすべて何らかの形でアップグレードに影響するため、追加手順を考慮する必要があります。次の点を理解しておくことをおすすめします。
Key platform changes in Jira 9.0
Automation for Jira is now part of Jira Software Data Center: focus on the work that matters, removing the need to perform manual, repetitive tasks by allowing your teams to automate their processes and workflows.
セーフガードを利用して過剰なアクティビティを制限 (Data Center): 自動化に大きく依存している場合、セーフガードを利用して bot アカウントのグループで課題に追加できるコメントを制限することで、bot アカウント グループのアクティビティの管理を行えます。セーフガードは、1 つの課題のコメントの数が上限 (デフォルトまたはカスタム) に近づいていたり、上限に到達していたり、上限を超過したりしているときにメールでアラートを送信します。
アクティビティ タブの改善 (Data Center): [コメント]、[履歴]、[作業ログ]、および [すべて] タブのアクティビティ アイテムを Jira 課題ビューで表示して編成する方法を最適化しました。並べ替えの挙動を修正し、タブのコンテンツのインクリメンタルな読み込みを導入しました。
Improved indexation for issue-related entities: To improve Jira performance, we've introduced a limit on the number of issue-related entities that will be indexed after the full issue reindex is triggered. By default, Jira will now index only 1000 newest comments, changehistory items, and worklogs.
Security fixes for API endpoints: We’ve restricted anonymous access to multiple API endpoints to fix security vulnerabilities.
Java Flight Recorder is bundled with Jira: Java Flight Recorder collects events from the Java Virtual Machine runtime and records them in a binary file. Once a recording is available, you can use the new troubleshooting and support tools settings to include Java Flight Recorder data in a support zip archive that you can send over to Atlassian Support for assistance.
Connection to cloud products with secure application tunnels: Application tunnels use network tunneling to create a secure pathway between your organization in Atlassian Cloud and the products in your network. You can use this pathway to tunnel application links and integrate your products in a secure way.
サポート対象プラットフォーム
In Jira 9.0, we’ve added support for PostgreSQL 14 (Server and Data Center) and Amazon Aurora PostgreSQL 14 (Data Center only).
アップグレードの決定
アップグレードを決定するときは、新機能、パフォーマンスの改善、バグの修正、継続的なサポート アクセス、会社の要件、およびその他の多くのメリットを享受するために、多大な時間を消費することを考慮する必要があります。アップグレードの準備方法に関するヒントをいくつかご紹介します。
アップグレードで実現できること
新機能
Jira Software のすべての新しいバージョンについて、Jira Software リリース ノートと Jira Software アップグレード ノートを公開しています。これらの資料には、アップグレードに関する重要な情報が含まれています。
アップグレード マトリクスには、Jira の連続的なリリースで導入されたすべての機能と改善点が記載されています。マトリクスを使用してバージョンを比較し、アップグレード先を選択できます。また、各リリースで修正されたバグの概要も示しています。
特定バージョンの Jira Software のアップグレードに関する技術的な詳細をすべて確認する必要がある場合は、マトリクスの「テクニカル アップグレード ノート」セクションを確認してください。
パフォーマンスの改善
アトラシアンの多くのリリースでは、技術的な速度低下を最小限に抑えてユーザーやチームが製品を効果的に利用できるよう、パフォーマンスの改善に焦点を当てています。この改善の例として、インデックス作成時間の最適化や、ダッシュボードおよび課題のページ読み込み時間の短縮などがあります。
バグの修正と新しいリリース
アトラシアンでは公開 Jira インスタンスを使用して、製品のバグ修正や提案の開発を追跡しています。多くのお客様が、ご自身のチームにメリットをもたらす課題や提案を報告し、それらを投票またはウォッチしています。ご自身のインスタンスで Jira の課題をウォッチしているときと同様、課題が更新されるとメールで通知が送信されます。
サポートへのアクセス
アトラシアンでは長期サポート リリース向けに、バージョンのリリース後 2 年間、すべてのサーバー製品のサポートおよびバグ修正を提供しています。サポートを 2 年で終了することで、アトラシアンでは、お客様の大部分が使用している最新バージョンのサポートにリソースを割くことができます。つまり、バージョンのサポート終了後、アトラシアンのサポート チームはアップグレード関連の質問にのみ対応します。
長期サポート リリース以外のバージョンでは、2 年間のサポート期間がありますが、修正は次のバージョンがリリースされるまでの期間にのみ利用できます。以降はアトラシアンでは重大なバグのみを修正します。すべての新機能と修正を利用したい場合は、バージョンをアップグレードすることをおすすめします。
アップグレードでの考慮事項
アップグレードをスムーズに進めるには、技術的な考慮事項以外にいくつかの要因を考慮することをおすすめします。
時間
アップグレードに必要な時間は、インスタンスのサイズ、アプリとカスタマイズの数など、複数の要因によって異なります。一般的に、予期しない事態が発生した場合に備え、計画や実行にある程度の猶予時間を組み込むことをおすすめします。
ツール
Jira アップグレードを完了するために必要な外部ツールはありません。アップグレード中は、アプリ互換性チェッカーやインスタンス ヘルス チェックなどの関連リソースを参照すると便利です。
Jira ツールを開くには、次の手順に従います。
- 画面右上で [管理] > [システム] の順に選択します。
- 左側のパネルで [システム サポート] に移動して、[トラブルシューティングとサポート ツール] を選択します。
ステークホルダー
主要な変更を導入する場合は特に、アップグレードに関する情報を伝える方法を慎重に検討することをお勧めします。承認者、エンド ユーザー、およびパートナー(認定アトラシアン ソリューション パートナーからライセンスを取得した場合)に情報を伝えることをご検討ください。パートナーはアップグレード中に役立つ追加サービスを提供できる可能性があります。
準備は整いましたか?
アップグレード マトリクスに戻り、アップグレード先のバージョンを選択しましょう。