ライセンスとアプリケーションアクセス
最初のアプリケーションのインストールとアプリケーション アクセス
最初のアプリケーションをインストール して、ライセンスを取得する (ライセンスはインストール プロセスの一部として取得するか、my.atlassian.com から直接取得します) と、Jira は 2 つのグループを作成し、その両方に操作者 (管理ユーザー) を追加します。1 つ目のグループは jira-administrators グループで、Jira 管理者グローバル権限と管理権限を付与します。2 つ目のグループはインストールした Jira アプリケーションに応じて作成されます。グループの一覧を下記に示します。
JIRA アプリケーション | 製品のライセンス取得時に作成されるユーザー グループ |
---|---|
Jira Core | jira-core-users |
Jira Software | jira-software-users |
Jira Service Management | jira-servicedesk-users |
この両方のグループが、アプリケーション アクセス ページにインストールしたアプリケーションに割り当てられ、第 2 のグループは既定のグループとしても割り当てられます。つまり、これ以降アプリケーションで作成したユーザーはすべて、このグループに自動的に追加されます。
Jira アプリケーションの追加
インスタンスに別の Jira アプリケーションを追加する必要が生じる場合があります。追加のアプリケーションのインストールは [バージョンおよびライセンス] ページから行えます。このページでアプリケーションの最新バージョンを検索し、インストールします。インストール後は、新しいアプリケーションがライセンスを取得していることを確認する必要があります。ライセンスを取得すると、Jira はアプリケーション用の既定のグループを作成しますが、操作者がこのグループに自動的に追加されるわけではありません。アプリケーションへの完全なアクセスを取得するには、アプリケーションに関連付けられているグループに自身を追加する必要があります。
複数の JIRA アプリケーションの実行
各 Jira アプリケーションには、ユーザーに提供されるエクスペリエンスをカスタマイズする、特定のフィーチャーや機能のセットが備わっています。Jira のすべてのユーザーは、それぞれのグループのメンバーシップに応じて、アプリケーションにアクセスします。ユーザーは、すべてのアプリケーションにアクセスできる場合も、1 つのアプリケーションにしかアクセスできない場合もあります。ユーザーがあるアプリケーションにアクセスできる場合、そのアプリケーションの 1 ライセンス ユーザーとしてカウントされます。たとえば、ユーザーが Jira Software のグループと Jira Service Management のグループに属している場合は、Jira Software と Jira Service Management の両方のライセンス ユーザーとしてカウントされます。
複数のアプリケーションをインストールしている場合、既定では、すべてのユーザーがすべてのプロジェクトを表示することができます (ただし、特定のプロジェクトの権限設定によってこの既定のアクセスが禁止されている場合は除きます)。つまり、Jira Core ユーザーは Jira Software と Jira Service Management のすべてのプロジェクトを表示することができます。しかし、ユーザーがこれらのアプリケーションのライセンスを持っていない場合、そのアプリケーションに固有のフィーチャーや機能を表示することはできません。たとえば、Jira Software プロジェクトを表示している Jira Core ユーザーは、プロジェクトとその課題を表示することはできますが、アジャイル ボードや開発情報、リリース情報など、Jira Software に固有のフィーチャーを表示することはできません。これらのフィーチャーを表示できるのは、Jira Software ユーザーのみです。その一方で、Jira Core には、他のユーザーが表示したり操作したりできない特定のフィーチャーや機能は存在しません。つまり、Jira Software または Jira Service Management のユーザーであれば、Jira Core のプロジェクトを表示することも、操作することもできます。Jira Core へのアクセスには特定のアプリケーションは不要なため、ライセンスを使用する必要もありません。どのライセンス ユーザーが他のアプリケーションのプロジェクトを表示し、操作できるかについて詳しくは、「Jira アプリケーションとプロジェクト タイプの概要」ページをご覧ください。