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高速な検索を提供するため、Jira は課題フィールドに入力されたテキストのインデックスを作成します。このインデックスはファイル システムに保存され、課題テキストが追加または変更されるたびに更新されます。このインデックスを手動で再作成する必要が生じることがあります (新しいカスタム フィールドを追加した場合や、インデックスが失われたり、壊れたりした場合など)。インデックスを再作成する際の詳細については、「主要な構成変更後のインデックスの再作成」を参照してください。

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次のすべての手順を行うには、 Jira 管理者 グローバル権限 を持つユーザーとしてログインする必要があります。

Jira のインデックスを再作成

  1. [管理] () > [システム] に移動します。
  2. 詳細 > インデックス作成を選択してインデックス作成ページを開きます。
  3. このページでは、次の2つのインデックス再作成オプションのいずれかを選択できます。 

    • バックグラウンドでインデックス再作成する: すべての課題のインデックス再作成をバックグラウンドで実行します。
    • 全インデックスを再作成: コメントおよび変更履歴のインデックスを含むインデックス全体を削除して再作成します。

Jira Data Center の [インデックスの再作成] ページ。画像の下に注釈の説明があります。

    1. オプション: バックグラウンドまたは全インデックス再作成。どちらを選択すべきかが不明な場合、「インデックス再作成オプション」を参照してください。
    2. 現在のノード: インデックス再作成が実施されるノード。Jira Data Center でのみ利用可能です。
    3. インデックス パス: インデックスが保存されるディレクトリ。

インデックス再作成のオプション

選択すべきインデックス再作成オプションが不明な場合、次の情報をご確認ください。

バックグラウンドでインデックス再作成する全インデックスの再作成
シングルスレッド。完了に時間がかかります。マルチスレッド。短時間で完了します。

いつもで取り消し可能。

開始後は取り消し不可。
最新のインデックスを保持し、内部で更新します。インデックスを再作成、最適化し、古いインデックスを削除します。
ディスク フラグメンテーションが発生します。ディスク フラグメンテーションが排除されます。


バックグラウンドでインデックス再作成する

このオプションを使用すると、インデックスの再作成時に Jira インスタンスを引き続き使用可能にすることができますが、インスタンスの速度は遅くなります。このオプションを実行する必要がある場合、使用率が低い時間帯に実行してください。 

さらに、ディスク フラグメンテーションはバックグラウンドでのインデックス再作成を実行するたびに増加します。可能な場合、代わりにプロジェクトのインデックス再作成を実行します (特に 1 つのプロジェクトにのみ影響する設定変更を実行したばかりの場合)。手順については、「単一プロジェクトのインデックス再作成」を参照してください。

全インデックスの再作成

このオプションは、インデックスが壊れており、システムまたはディスクの障害が原因と考えられる場合に使用してください。このオプションはすべてのインデックスを削除して再作成します。

総合的に、[全インデックスの再作成] には大きなメリットがあります。このオプションの唯一のデメリットは、単一ノード インスタンスをロックし、再インデックス中にユーザーが利用できなくなる点です。

マルチノードの Jira Data Center ではインスタンスを実際にロックしなくても 全インデックスの再作成 オプションを利用できます。そのため、Data Center インスタンスに複数のノードがある場合、バックグラウンドでインデックス再作成を行う必要はありません。手順についてはダウンタイムなしで Jira Data Center のインデックスを再作成する」を参照してください。

時間の経過とともに、通常使用でインスタンスのディスクが断片化され、インスタンスの速度が遅くなります。これを解決できるのは [全インデックスの再作成] オプションのみです。つまり、シングル ノード インスタンスとマルチ ノード インスタンスのどちらを使用しているかにかかわらず、断片化を解決するため、フル インデックス再作成を定期的に (毎週または毎月) 実行する必要があります。

使用するスレッドの数を増やしてフル インデックス再作成の速度を改善することもできます。詳細は「インデックス スレッドの数を調節して速度を改善する」を参照してください。

インスタンスのデータの複雑性が低い場合も、フル インデックス再作成の速度は速くなります。関連情報については、「Jira でカスタム フィールドを効率的に管理する」を参照してください。

カスタムインデックス パスの選択

インデックス パスを変更するには、Jira システム管理者グローバル権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。

  • Jira 4.2 よりも前のバージョンから XML バックアップを使用して Jira をアップグレードし、インデックス パスにカスタム ディレクトリを使用した場合、インデックス パスの場所としてこのカスタム ディレクトリを使用する (編集不可) か、既定のディレクトリを使用するかを選択できます。ただし、既定のディレクトリの使用に切り替えた後は、カスタムディレクトリ オプションを選択できなくなります。
  • 既定ディレクトリの場所は、Jira アプリケーション ホーム ディレクトリcaches/indexesV2 サブディレクトリです。

(info) Jira インデックス用 NFS ストレージはサポートされていません。詳細は、「サポート対象プラットフォーム」を参照してください。

ダウンタイムなしで Jira Data Center のインデックスを再作成する

インデックスの整合性の維持は、Jira を常にユーザーに公開するのと同じくらい重要です。これらの手順では、ダウンタイムなしですべてのインデックスを削除および再作成する全インデックスの再作成オプションを実行できるようサポートします。

始める前に

ノードを選択し、ロード バランサから削除します。これを使用して、インデックスの再作成を実行します。

ダウンタイムなしで Jira Data Center のインデックスを再作成するには:

  1. 選択したノードの Jira にアクセスし、[管理] () > [システム] を選択します。
  2. [詳細] > [インデックス作成] を選択してインデックス作成ページを開きます。[全インデックスの再作成]を実行します。
  3. インデックスの再作成が完了したら、Jira インスタンスにアクセスし、問題がないかどうかを確認します。
  4. ノードをロード バランサに追加します。

インデックスの再作成後、再作成されたインデックスはクラスター内の別のノードへ自動的に分散されます (この間、一部パフォーマンスの低下が発生する場合があります)。その間にインデックスに変更が加えられた場合は、整合性を維持するため、それらも適用されます。

インデックスのバックアップと復元

インデックス復元は既定で有効になっており、毎日午前 2 時にインデックス スナップショットを作成するように設定されています。 これにより、障害が発生した場合、インデックス再作成を行うよりも速くインデックスを復元できます。これは、大規模な Jira インストール環境で Jira を長時間オフラインにできない場合に特に便利です。小規模な Jira インスタンスの場合、インデックスの再作成にあまり時間を要しないため、インデックス復元を有効にする価値が少ない場合があります。

全インデックス再作成のほうがスナップショットから復元するよりも速いかどうかは、復元されるスナップショットがどのくらい前に撮られたかなど、ファクターの数に依存します。大規模で複雑なインストール環境では、本番環境で信頼して使用できるように事前に開発/テストサーバーでこのプロセスをテストしておくべきです。

インデックス復元を有効化するには:

  1. [インデックス] ページに移動します (上記を参照)。
  2. [設定の編集] をクリックしてインデックス復元を有効化し、スナップショットの頻度を選択します。
    • スナップショットは <yourJirahome>/caches/indexesV2/snapshots ディレクトリに保存されます。

インデックスを復元するには:

  1. [インデックス] ページに移動します (上記を参照)。
  2. 過去に保存したインデックスの名前を [ファイル名] に入力し、[復元] をクリックします。
    • インデックスの復元中は Jira を利用できません。 
    • スナップショット撮影後にインデックス再作成に必要な設定が変更された場合、復元後にバックグラウンドでインデックス再作成を実行する必要があります。復元後は Jira が使用可能になります。

追加情報

  • Jira は常に最新の 3 つのスナップショットを保持します (場所: <yourJirahome>/caches/indexesV2/snapshots)。古いスナップショットは自動的に削除されます。スナップショットは相当なディスク スペースを占有することがあるため、オフライン ストレージに移動するか、必要に応じて削除する必要が生じる場合があります。
  • スナップショット プロセスは比較的軽量なプロセスで、システムにそれほど負荷を与えません。
  • スナップショット撮影プロセスでは、インデックスサイズと同等のディスクスペースが一時的に必要になります。撮影されたスナップショットのサイズは、それぞれインデックスのサイズの約 25% です。
  • すべての課題は復元中に適宜インデックスの再作成が行われます。これには、スナップショットの撮影後に追加、更新、または削除が行われた課題も含まれます。
  • Jira データベースを復元する必要がある場合、インデックス復元プロセスを利用して、インデックスを最新の状態にすることができます。インデックスのスナップショットは復元されるデータベース バックアップよりも前の日付でなければなりません。

単一プロジェクトのインデックス再作成

単一のプロジェクトに影響を及ぼす設定変更を行った場合、そのプロジェクトのみのインデックス再作成が可能です。インデックス再作成が必要な場合について詳細は、「主要な設定変更後のインデックス再作成」を参照してください。

Jira システム管理者権限を持っている場合は、次のように 1 つのプロジェクトのインデックスを再作成できます。

  1. 画面右上で [管理] () > [プロジェクト] の順に選択します。
  2. インデックスを再作成するプロジェクトに進みます。
  3. [プロジェクト設定] (左側のパネル) で [プロジェクトを再インデックス化] を選択します。
  4. [プロジェクトの再インデックス化を開始] を選択します。

Jira プロジェクト管理者権限を持っている場合は、次のように 1 つのプロジェクトのインデックスを再作成できます。

  1. 画面右下で [プロジェクト設定] () を選択します。
  2. [プロジェクト設定] (左側のパネル) で [プロジェクトを再インデックス化] を選択します。
  3. [プロジェクトの再インデックス化を開始] を選択します。 

Jira でセットアップできる権限の種類の詳細については「権限の概要」をご参照ください。 

最終更新日 2022 年 11 月 10 日

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