Microsoft Graph API プロトコルを使用してメール チャンネルをセットアップする
お客様は、自分のメールボックスを使用して、キューにリクエストを送信できます。メールを受信して Jira Service Management でリクエストに変換するには、メール チャンネルをセットアップする必要があります。選択できるプロトコルの 1 つに Microsoft Graph API があります。このプロトコルを使用するには、いくつかの手順を踏む必要があります。
Microsoft Graph API can only be used for incoming email.
Starting with Jira Service Management 5.12.25, emails won’t be pulled successfully if your email address isn't correctly configured.
Microsoft Graph API は OAuth 2.0 に基づいているため、メール チャンネルのセットアップを開始する前に、Azure Active Directory 統合を設定し、Jira Service Management にアプリケーション リンクを追加する必要があります。OAuth 2.0 と Microsoft Azure の統合の設定方法をご確認ください。
受信メールに Microsoft Graph API を使用するには、Azure Active Directory アプリ レジストリで自分の API 権限に
Mail.ReadWrite
および offline_access
権限を追加する必要があります。また、Jira のアプリケーション リンク設定のスコープ セクションに次の URL を追加する必要があります。
https://graph.microsoft.com/Mail.ReadWrite
https://graph.microsoft.com/offline_access
アプリケーション リンクを設定するには、Jira 管理者または Jira システム管理者のグローバル権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。
Microsoft Azure の API 権限
Jira Service Management でのアプリケーション リンクの設定
Azure Active Directory との統合と Jira Service Management アプリケーション リンクが準備できたら、メール チャンネルの追加に進むことができます。
[プロジェクト設定] > [メール リクエスト] に移動して、新しいチャンネルを作成します。
[電子メール サービス プロバイダー] として [Microsoft] を選択し、[電子メール プロトコル] として [Microsoft Graph API] を選択します。
メール アドレスを入力し、認証方式として設定したアプリケーション リンクを選択します。
メール チャンネルの設定 — 認証方式の選択
新しいメール チャンネルの作成 — メール プロトコルの選択
4. [保存] を選択すると、Microsoft の認証ページにリダイレクトされます。ログインして、Jira に必要な権限を付与してください。それが完了したら、プロジェクト設定の [メール リクエスト] ページに戻ります。
Jira Service Management で、新たに作成された Microsoft Graph API メール チャンネルとの接続がテストされ、最初のメールがプルされます。このプロセスのステータスを確認するには、プロジェクト設定の [メール リクエスト] ページで新しいメール チャンネルの横にある > [ログを表示] を選択します。 (アクション)
メール チャンネルとの接続のステータス (接続ログ)
Jira Service Management では、1 分間に 1 回、未読メールがメールボックスからプルされます。メッセージが処理されると、そのメッセージは既読としてマークされます。これは新着メッセージと古いメッセージを区別するためです。メール チャンネルで処理された内容を確認するには、プロジェクト設定の [メール リクエスト] ページでチャンネルの横にある (アクション) > [ログを表示] を選択します。
処理ログ内の処理済みメールのステータス