モバイル デバイス管理 (MDM)

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ご利用の MDM ソリューションを使用して組織内のユーザーに Jira Data Center と Server アプリを配布できるようになりました。これによって、以下を実行できます。

  • 組織で許可している iOS および Android デバイスに Jira Data Center と Server アプリをデプロイします。
  • セキュリティ ポリシーを適用して、アプリのロック解除に Face ID、Touch ID、またはパスコードを要求したり、ユーザーがテキストをコピー、貼り付け、共有したりできないようにします。Jira Data Center と Server の iOS アプリ バージョン 1.29.0 以降が必要です。
  • Jira サイトの URL を事前入力します (URL のみ。ログイン用の資格情報が渡されることはありません)。ユーザーが URL を入力することも引き続き可能なため、めったに使用しないサイトがあり、それらのすべてを事前入力したくない場合に役立ちます。Jira Data Center と Server iOS アプリ バージョン 1.3.2 / Android アプリ バージョン 0.7.5 以降が必要です。

MDM の機能の概要...
MDM の機能Jira Data Center と Server アプリでサポートされています
アプリのデプロイメントはい
アプリ構成はい - サイト URL の事前入力のみ
App トンネルはい 
シングル サインオン (SSO)いいえ
セキュリティ ポリシーとアクセス制御はい

AppConfig、および現在のサポート内容については、」AppConfig Technical Capabilities」ホワイト ペーパーをご参照ください。

アプリを管理対象デバイスに配布

これを行う方法は、ご利用の MDM プロバイダーによって異なります。ほとんどの場合は次のような手順になります。

  • MDM アプリ カタログにアプリを追加すす。 
    • iOS の場合、Apple VPP ストアから一括購入し、ご利用の MDM ソリューションにアプリをリンク (sToken の提供または自動リンク) することが一般的です。
  • アプリのインストールを許可するデバイスを選択する (これはアプリの配布または割り当てと呼ばれる場合があります)。

詳細は、ご利用の MDM プロバイダーのドキュメントを参照してください。 

セキュリティ ポリシーの適用 (iOS のみ)

Android は MDM プロバイダーのすぐに使えるセキュリティ ポリシーをサポートしているため、下記のキーは iOS にのみ適用されます。

セキュリティ ポリシーを使用して、コピー、貼り付け、テキストの共有、アプリのロック解除などの操作を制御します。Jira Data Center と Server の iOS アプリ バージョン 1.29.0 以降が必要です。

キー

説明

切り取り、コピー、貼り付けの禁止

atlassian.devicePolicyClipboardRestriction

値のタイプ: 整数 (1 または 0、他の値はエラーになります)

説明: クリップボードの使用を制限するには、この値を 1 に設定します。これによって、アプリから他のアプリへの切り取り、コピー、貼り付けを防止します。クリップボードの使用を許可するには、この値を 0 に設定します。

注: Jira と Confluence Data Center または Cloud アプリでこの値を 1 に設定している場合、これらのアプリ間でコピーアンドペーストできます。

他のデバイスとのテキストの共有を禁止する

atlassian.devicePolicyDataExportRestricted

値のタイプ: ブール値 (true/false)

説明: この値を true に設定すると、テキスト データが iOS の共有シートを介して他のデバイスと共有されなくなります。

アプリのロックを解除する際に Face ID、Touch ID、またはパスワードを要求する

atlassian.devicePolicyLocalAuthRequired

値のタイプ: ブール値 (true/false)

説明: アプリのロックを解除する際に Touch ID、Face ID、またはパスコードの使用を必須にするには、この値を true に設定します。

atlassian.devicePolicyLocalAuthTimeout

値のタイプ: 整数 (ゼロより大きい数値)

説明: 秒数 (100 など) を入力して、パスコードが再度求められるまで、アプリを (バックグラウンドで) 操作せずに開いたままにできる時間を定義します。値を設定しない場合、既定のタイムアウトは 120 秒です。

ログイン画面にサイト URL を事前設定

ご利用の MDM が AppConfig をサポートしている場合、アプリのサイト URL を事前に入力することで、ユーザーの時間を削減したり、ミスを防いだりすることができます。  

モバイル アプリのログイン画面に 1 つのサイト URL を事前設定するには、次の手順を実行します。

  1. ご利用の MDM で、アプリの構成画面に移動します。この方法についてはご利用の MDM のドキュメントを参照してください。 
  2. 「sites」という名前で新しいキーを追加します。
  3. キーの値フィールドで、以下の例のように JSON 形式でサイトのタイトルと URL を入力します。タイトルとベース URL を自身のサイト情報に置き換えます。 

    1 つの URL の場合: 

    [
    { "title": "My Jira Site", "baseURL": "https://jira.example.com"}
    ]

    複数の URL の場合: 

    [ 
     {"title": "My Jira Site", "baseURL": "https://jira.example.com"} ,  
     {"title": "Bug Tracker", "baseURL": "https://bugs.example.com/jira"} 
    ]

    JSON をコピーします ([ や ] を含めるようにします)。

  4. 変更を保存します。アプリの構成変更をユーザーに配布する前に、デバイスで Jira Server アプリにアクセスして、URL が適切に渡されているかどうかを確認することをおすすめします。アプリがサイトの一覧を表示できない場合、エラーが表示されます。 

一般的な 2 つの MDM である AirWatch と MobileIron での AppConfig の例は、次のようになります。

パラメーター

パラメーター必須説明
titleはいJira インスタンスのわかりやすい名前。
baseURLはい

Jira インスタンスの URL。[管理] > [システム] > [一般設定] で確認できます。

Confluence インスタンスの URL。[管理] > [一般設定] で確認できます。

skipInfo


いいえ

未認証のリクエストがプロキシ サーバーによってブロックされるためにログインできない場合は、このパラメーターを使用します。true に設定すると、モバイル アプリは認証を必要とする login/server-info 呼び出しを行わず、シングル サインオン ページにユーザーをリダイレクトします。

Mobile Plugin for Jira が有効であることを確認します...

一般に、モバイル アプリを使用するには、前もって Mobile plugin for Jira が必要となります。ただし、skipInfo パラメーター (true に設定) を使用していて、このプラグインを無効にしている場合、ユーザーは Jira のデスクトップ バージョンの表示してそれにログインできるようになります。これは適切な動作ではありませんが、明確なエラーとも言えません。

ログインに問題がある場合は、ナレッジベース記事「Jira Server および Data Center 用のモバイル アプリ」をご覧ください。

(iOS アプリが必要です1。13。0/アンドロイドアプリ0。12。1)

最終更新日 2022 年 11 月 30 日

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