カスタム フィールドの使用状況を分析する
この機能は Jira Data Center ライセンスで利用できます。
カスタム フィールドが多すぎると、Jira インスタンスが乱雑になってパフォーマンスに影響する可能性があります。管理者がテスト フィールドや複製を作成したり、フィールドが不要になったりするため、こうしたフィールドが時間の経過とともに増加するのは自然なことです。ただし、インスタンスの速度と健全性を保つには、フィールドの監視とクリーンアップが必要です。このページでは、カスタム フィールドの使用状況を分析して、今後もそれが必要かどうかを判断するために使用できるいくつかのツールについて説明します。
次のすべての手順では、Jira システム管理者権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。詳細は「権限の概要」をご参照ください。
使用されなくなったカスタム フィールドを見つける
すべてのカスタム フィールドを表示するには、次の手順に従います。
- 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。
[フィールド] (左側のパネル) で、[カスタム フィールド] を選択します。
"課題" 列には、フィールドの値を格納する課題の数が表示されます。これには、既定値を持つ課題とアーカイブ済みの課題の両方が表示されます。
クリーンアップ
昇順または降順で並べ替えるには、[課題] 列名をクリックします。
課題の数が少ないカスタム フィールドは、削除の対象となる可能性が最も高いものです。フィールドを削除する必要があるかどうかがわからない場合は、ここで説明する他の列を使用して決定してください。
考慮事項
[課題] 列のデータは 1 日に 1 回更新されます。列の上に最終更新の日付が表示されます (課題: 最終更新...)。
アップグレード後は、データは約 24 時間ほど利用不能です。
長期間更新されていないカスタム フィールドを見つける
[最終の値更新] 列には、任意の課題でカスタム フィールドの値が最後に追加または更新された時刻が表示されますが、既定値は含まれません。このため、ユーザー自身でこのフィールドの値を選択するか追加する必要があります。
クリーンアップ
[最終の値更新] で課題を絞り込んで、長期間未更新のカスタム フィールドを見つけます。2 年間未更新の場合は非常に古いと判断されますが、これは状況に応じて異なります。
[課題] 列で、このフィールドを使用している課題の数を確認します。
フィールドが古いにも関わらず何千もの課題で使用されている場合は、依然として重要である可能性があります。削除する準備ができていない場合は、使用中のプロジェクトだけにコンテキストを絞り込むことでパフォーマンスを向上させられます。
考慮事項
この列のデータは 1 時間ごとに更新されますが、既存の課題におけるカスタム フィールドの使用に関する履歴データは、アップグレード後約 24 時間使用できなくなります。アップグレード後に作成した新しい更新は、すぐに利用可能になります。
プロジェクトをインポートする、またはフォールバック方法としてこのデータを単に再計算する必要がある場合は、Jira 詳細設定で再計算できます。設定を開くには、[管理 ()] > [システム] > [詳細設定] ボタンの順に選択します。
判断材料として他の列と比較する
課題と最終の値更新は少し古くなったフィールドを特定するのに最適なツールですが、そのようなフィールドをすべて削除する必要はありません。それらのいくつかは、参考用に保持できる過去のプロジェクトのデータを格納している可能性があります。このような場合には、他の列の内容が参考になります。
使用可能なコンテキスト
このフィールドを使用できる個々のプロジェクトが表示されます。このフィールドがすべてのプロジェクトで許可されている場合は、[グローバル] が表示されます。これは、フィールドの重要度を判断する際に役立ちます。
考慮事項
フィールドの [最終の値更新] をチェックします。フィールドが長期間使用されていなくても含まれるデータを保持する場合は、過去に使用されていたプロジェクトに絞り込みます。
画面
[課題の作成] 画面や [既定の課題] 画面など、カスタム フィールドが表示される画面を表示します。カスタム フィールドを使用する画面の数と、それらの画面が何かを確認することが、本当にフィールドが必要かどうかを判断する際に役立ちます。
詳細情報
Jira インスタンスをクリーン アップしてその状態を維持することが目的の場合に、いくつかの役立つページを用意しました。