ダウンタイムなしで Confluence をアップグレード
ダウンタイムなしでアップグレードできますか?
Confluence Data Center クラスタをダウンタイムなしでアップグレードできるかどうかは、アップグレード前のバージョンとアップグレード先のバージョンによって異なります。リリースのタイプの違いに関する詳細についてご確認ください。
アップグレード前 | アップグレード先 | ||
Bugfix | 機能 | プラットフォーム | |
Confluence 7.8 以前 | ダウンタイムあり | ダウンタイムあり | ダウンタイムあり |
Confluence 7.8~7.13 | ダウンタイムなし (例: 7.12.0 から 7.12.2 へのアップグレード) | ダウンタイムあり | ダウンタイムあり |
Confluence 7.14 以降 | ダウンタイムなし (例: 7.14.0 から 7.14.2 へのアップグレード) | 次の機能バージョン (例: 7.14.x から 7.15.x へのアップグレード) にアップグレードする際は、ダウンタイムはありません。 複数の機能バージョンをまたぐアップグレード (例: 7.14.x から 7.17.x へのアップグレード) の場合は、ダウンタイムがあります。 | ダウンタイムあり |
はじめる前に
ローリング アップグレードの計画を開始する前に、いくつかの質問に答える必要があります。
Confluence デプロイはローリング アップグレードをサポートしていますか? | マルチノード Confluence クラスタでのダウンタイムのないローリング アップグレードのみ可能です。クラスタ化は、Confluence Data Center ライセンスでのみ利用できます。また、ローリング アップグレードには Confluence Data Center でのみ使用可能なアップグレード モードの有効化が含まれます。 |
ローリング アップグレード中にユーザー リクエストをサポートするために十分なノードはありますか? | ノードをアップグレードするには、そのノードをオフラインにする必要があります。この時、その他のアクティブ ノードがオフライン ノードのワークロードを引き継ぎます。いつでもユーザー トラフィックを処理できるよう、十分なアクティブ ノードがあることを確認してください。できれば、オフライン ノードを補償するため、一時的にノードをクラスタに追加します。 |
ローリング アップグレードに対応したバージョンですか? | ダウンタイムなしでアップグレードできるかどうかは、アップグレード前のバージョンとアップグレード先のバージョンによって異なります。 アップグレード前のチェックでは、ダウンタイムなしでアップグレードできるかどうかが確認されます。 |
ローリング アップグレードの準備
1. アップグレード前の確認を完了する
アップグレード先のバージョン (およびその間のバージョン) のアップグレード ノートをお読みください。
[管理] > [一般設定] > [アップグレードを計画] に移動し、アップグレード先のバージョンを選択します。アップグレード前の確認がいくつか実行されます。
[管理] > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] に移動し、ヘルス チェックを実行します。
[管理] > [アプリの管理] に移動し、[Confluence Update Check] までスクロールして、ご利用の Marketplace アプリの互換性を確認します。
アップグレード先のバージョンを選択し、[チェック] をクリックします。
2.アップグレード期間中にアプリのインストールまたはアップグレードが実行されないようにします。
Confluence を管理者のチームとともに管理している場合は、そのチームと共にローリング アップグレードをスケジュールします。ローリング アップグレード後まで、アプリのインストールまたはアップグレードを延期するよう通知します。ローリング アップグレード中のアプリのインストールまたはアップグレードによって予期せぬエラーが発生する可能性があります。
3.Confluence Data Center のバックアップ
「サイトのバックアップと復元」には、便利なリソースと、手動および自動バックアップに関する推奨事項が一覧表示されます。特に「本番のバックアップ戦略」では、大規模な Confluence サイトをバックアップするための特定の方法を推奨しています。
デプロイが AWS でホストされている場合、スナップショットを使用してサイトのバックアップを作成する、AWS のネイティブ バックアップ機能を使用することをおすすめします。詳しくは、「AWS バックアップ」を参照してください。
4.ローリング アップグレードをテストするためのステージング環境のセットアップ
最初に、ステージングまたはテスト環境におけるローリング アップグレードの実行を強くお勧めします。
- 現在の本番環境のステージング コピーを作成します。
アップグレードをテストする環境の作成については、「Confluence アップグレードのためのステージング環境を作成する」を参照してください。
以下の手順に従って、テスト環境をアップグレードします。
本番環境でアップグレードを行う前に、サポート対象外のユーザー インストール アプリ、カスタマイズ (カスタム テーマやレイアウト)、プロキシ構成 (可能な場合) をテストします。
ローリング アップグレードの実行
デプロイで使用するオーケストレーション ツールに応じて、3 つのローリング アップグレードの方法があります。
Method | 説明 | 手順 |
---|---|---|
手動アップグレード | 手動アップグレードは、オーケストレーションを最小限にするデプロイ、特にノードのアップグレードに適しています。デプロイが Azure テンプレートに基づいている場合は、手動アップグレードも実行する必要があります。 | ダウンタイムなしで Confluence クラスタを手動アップグレード |
AWS CloudFormation | デプロイが AWS CloudFormation テンプレート (AWS クイック スタートなど) で定義されている場合は、同じテンプレートを使用してアップグレードをオーケストレーションできます。 | ダウンタイムなしで AWS で Confluence クラスタをアップグレード |
API 駆動 | API コールを使用して、ローリング アップグレード プロセス全体をオーケストレーションできます。 | ダウンタイムなしで API によって Confluence クラスタをアップグレード |