本番環境からテスト インスタンスを復元する
全般的な説明については、サーバー間での Confluence の移行 を参照してください。
Confluence 管理者の多くは、Confluence の "ライブ" バージョンを実行する本番インスタンスと、アップグレードのテストなどに使用するテスト インスタンスを運用しています。このような状況では、2 つのインスタンスが Confluence の異なるバージョンを実行していることはよくあることです。このドキュメントでは、本番用とテスト用のバージョンが異なる可能性がある場合に、本番インスタンスからテストインスタンスにデータをコピーする方法について説明します。
このガイドにしたがって進める前に、Confluence をアップグレードする通常の手順 を読んで、理解するようにしてください。
本番データによるテスト用 Confluence インスタンスのアップデート
基本的に、本番環境ホーム ディレクトリとデータベースの両方をテスト インスタンスにコピーします。そのあと、インスタンスの他のすべてのメタデータ(最も重要なのは Confluence の ビルド番号)を本番インスタンスと同じにしたまま、テスト インスタンスのデータベース詳細がテスト データベースをポイントするように更新します。
- テスト インスタンスを終了します。
- テスト データベース サーバーに本番データベースを復元します。
- テスト インスタンスのホーム ディレクトリにある
confluence.cfg.xml
ファイルのバックアップを作成します。 - 本番環境 Confluence ホーム ディレクトリをテスト アプリケーション サーバーにコピーします。
- コピーされた
confluence.cfg.xml
をテキスト エディタで開きます。テスト データベース サーバーと一致するようにデータベース設定を変更します。本番データベースをポイントしていないことを確認します (データベース設定を取得する必要がある場合、ステップ 3 で作成したバックアップと比較できます。このファイルをそのままコピーしないようにしてください。データベースが Confluence の以前のバージョンのものであることを示すために、ビルド番号を本番用から変えないようにする必要があります)。
テスト インスタンスを起動する前に、次のステップを実行して、本番環境システムと接続がないことを確認する必要があります。
本番環境システムとの通信遮断設定
外部システムとの通信を遮断するため、インバウンドおよびアウトバウンド両方向のメールサービスを無効化します。
次のデータベースクエリを実行してグローバルなアウトバウンドメールを無効化します:
SELECT * FROM BANDANA WHERE BANDANAKEY = 'atlassian.confluence.smtp.mail.accounts';
次のデータベースクエリを実行してスペースレベルでのメールアーカイブ機能を無効化します:
SELECT * FROM BANDANA WHERE BANDANAKEY = 'atlassian.confluence.space.mailaccounts';
指定したアカウントを削除してもよければ、上記クエリの 「ELECT *」を「DELETE」に書き換えます。
以上の設定が完了すると、テストインスタンスを起動しても、メールの送受信は行われなくなります。なお、この他にプラグイン(SQL マクロなど)が本番環境システムにアクセスする可能性があることに留意してください。テスト インスタンスの起動後、これらのプラグインを速やかに無効にする必要があります。
起動後に、このサーバーの 開発者 ライセンスを作成し、ライセンス詳細を更新します。