データセンターからサーバーへの移行
ここでは、クラスター化された Confluence Data Center デプロイから Confluence Server デプロイへの移行方法を説明します。ここでは、既存のクラスター ノードのひとつを新しい非クラスター化のインストールに使用するものと仮定して説明します。
必要な手順は、Confluence をクラスタで実行するかどうかによって異なります。
クラスター構成が不要になったが、引き続き Data Center 機能にアクセスする必要がある場合は、クラスター化されていない (スタンドアロンの) Data Center インストールに戻すことをおすすめします。「スタンドアロン Data Center インストールへの移動」を参照してください。
要件
- Server に切り替えるには、Confluence Server ライセンスが必要になります。
- Server ライセンスを適用する前に、読み取り専用モードを無効化する必要があります。
非クラスタ化された Data Center から Server への移動
Confluence をクラスタで実行していない場合、ライセンスを更新するだけで Confluence Server に切り替えることができます。利用している構成が不明な場合、 > [一般設定] > [クラスタ化] に移動します。クラスタ ノードが一覧に表示されている場合、Confluence はクラスタで実行されています。
- 読み取り専用モードが無効化されていることを確認します。
- > [一般設定] > [一般設定] に移動します。
- "管理" 見出しの下のサイドバーから [ライセンス詳細] を選択します。
- Confluence Server のライセンス キーを入力します。
Confluence を再起動する必要はありません。読み取り専用モード、SAML シングル サインオン、および CDN などの Data Center 固有の機能は利用できなくなります。
Data Center 専用機能への影響
Data Center から Server に変更すると、Data Center の専用機能はすべて失われます。現在の Confluence サイトに与える影響の概要は次のとおりです。
機能 | 結果 |
---|---|
使用できなくなります。 変更される内容は次のとおりです。
| |
使用できなくなります。 変更される内容は次のとおりです。
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使用できなくなります。 変更される内容は次のとおりです。
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使用できなくなります。 変更される内容は次のとおりです。
| |
使用できなくなります。
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監査ログ | 一部のカバレッジ レベルとエリアは利用できません。
|
ローリング アップグレード | 使用できなくなります。 ローリング アップグレード機能は利用できなくなります。 |
クラスタ化された Data Center から Server への移動
Confluence をクラスタで実行している場合、切り替えの一環として、一部のインフラストラクチャに変更を加える必要があります。
ここでは、既存のクラスタ ノードのひとつを新しい非クラスタ インストールに使用するものと仮定して説明します。このプロセスは、ノードが 1 つのみのクラスタを含む、すべてのクラスタ化されたインストールに適用されます。
1. ノード 1 を除くすべてのノードで Confluence を停止
最初に、1 つを除いた各ノードで Confluence を停止します。この残りのノードをノード 1 と呼びます。この段階では他の変更を加えないでください。
ホーム ディレクトリ (confluence\WEB-INF\classes\confluence-init.properties
で構成) は引き続き、ローカルのホーム ディレクトリを指しています。
2. Confluence サーバーライセンスの入力
- > [一般設定] に移動します。
- 管理という見出し の下のサイドバーからライセンス詳細を選択します。
- Confluence サーバーのライセンスキーを入力します。
2. ノード 1 で Confluence を停止
ノード 1 で Confluence を停止します。Confluence はどのノードでも実行されていません。
移行が完了するまでは Confluence にアクセスできないため、この時点で、Confluence からトラフィックをリダイレクトするようにロード バランサーを構成しておくことをおすすめします。
3. ホームで共有されているクラスタのの項目をローカルのホームに戻す
- 1 つのノードで、
<local home>
ディレクトリに/shared-home
という名のディレクトリを作成します (Data Center のインストール時にこのディレクトリを削除した場合)。 - 次のディレクトリとファイルを
<shared home>
ディレクトリからlocal home>/shared-home
ディレクトリに移動します。- config
- confluence.cfg.xml
- dcl-document
- dcl-document_hd
- dcl-thumbnail
<shared home>
ディレクトリの残りのコンテンツを<local home>
ディレクトリの root に移動します。
この時点で、クラスタの共有ホームディレクトリが空になっているはずです。
ローカル ホーム ディレクトリの confluence.cfg.xml
を誤って上書きしないようにご注意ください。共有ホーム ディレクトリの confluence.cfg.xml
ファイルは、ローカル ホーム ディレクトリのものと異なるパラメータを持ちます。
4. Confluence の起動
Confluence を起動します。セットアップ ウィザードにより、移行プロセスの開始が促されます。
移行が完了したら、ユーザーが Confluence に再びアクセスできるようにロード バランサやプロキシに任意の変更を加えることができます。
非クラスタ エディションで実行しているかどうかを確認するには、 > [一般設定] に進みます。"クラスター構成" ページは表示されないはずです。代わりに、Confluence Data Center に関する情報が表示されます。