Data Center ノードを追加・削除する
データセンターライセンスは、ノードの数ではなく、クラスターのユーザー数に基づいています。つまり、いつでも Data Center クラスターにノードへの追加や削除が可能です。
クイック スタートを使用して AWS に Confluence Data Center をデプロイした場合、Confluence と Synchrony ノードを Auto Scaling グループに配置する必要があります。各グループの最小サイズと最大サイズを変更するか、スケーリング プランを使用して、AWS コンソール内のノードを追加または削除します。
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ノードを追加する
ノードを追加するには:
- 停止したノードからインストールディレクトリとローカルのホームディレクトリを新しいノードにコピーします。
- 新しいノードで Confluence を開始する。開始プロセスで Confluence は実行中のノードから新しいノードにインデックスを回復させ最新の状態にします。
- > [一般設定] > [クラスタリング] を選択し、新しいノードが表示されることを確認します。
1 度に開始できるのは 1 つのノードのみです。複数のノードを同時に開始すると、深刻な障害が発生するおそれがあります。
検出モードが TCP/IP に設定されている場合、confluence.cfg.xml
ファイルにクラスタ内のすべてのノードがリストされるように、confluence.cluster.peers
各ノードのファイル内のプロパティを更新する必要があります。
<property name="confluence.cluster.peers">[node 1 IP],[node 2 IP],[node 3 IP]</property> <!-- A comma-separated list of node IP addresses, without spaces -->
ノードを削除する。
ノードを削除するには、そのノードで Confluence を停止します。その後、必要に応じてインストールディレクトリとローカルホームのディレクトリを削除します。
残りのノードの数を表示するには、 > [一般設定] > [クラスタリング] を選択します。
ノード識別子の変更
Confluence はクラスタ内の各ノードに対して識別子を生成します。ユーザーと管理者が簡単に読み取れるように、confluence.cluster.node.name
システム プロパティを使用して各ノードにノード識別子を設定できます。
システム プロパティの設定方法の詳細は、システム プロパティの設定 を参照してください。
スタンドアロン インストールへの移動
クラスタ構成が不要になったが、引き続き Data Center 機能にアクセスしたい場合は、スタンドアロンの (クラスタ化されていない) Data Center インストールに戻ることができます。
ここでは、既存のクラスタノードのひとつを新しいスタンドアロン インストールに使用するものと仮定して説明します。切り替えの一環として、一部のインフラストラクチャに変更を加える必要があります。
このプロセスをステージング環境で完了し、一連の機能テスト、連携テスト、およびパフォーマンス テストを実行してから、本番環境に変更を加えることをおすすめします。
用語
このガイドでは以下の用語について説明します:
- インストール ディレクトリ - Confluence をインストールしたディレクトリ。
- ローカルのホーム ディレクトリ - 各クラスタ ノードにローカルで保存されているホームまたはデータ ディレクトリ (Confluence がクラスタで実行されていない場合は単に "ホーム ディレクトリ")。
- 共有ホームディレクトリ - 作成したディレクトリで、クラスタの同一パスを経由してすべてのノードにアクセス可能なディレクトリ。
1. Confluence をシャットダウンします。
続行する前にすべてのクラスタ ノードを停止します。
2. ロード バランサの構成
スタンドアロン インストールでの使用を予定しているノードを除き、すべての Confluence ノードからトラフィックをリダイレクトするようにロード バランサを構成します。
ロード バランサが不要になった場合はこの手順で削除できます。
3. ホームで共有されているクラスタのの項目をローカルのホームに戻す
- 1 つのノードで、
<local home>
ディレクトリに/shared-home
という名のディレクトリを作成します (クラスタのセットアップ時にこのディレクトリを削除した場合)。 - 次のディレクトリとファイルを
<shared home>
ディレクトリから<local home>/shared-home
ディレクトリに移動します。- config
- confluence.cfg.xml
- dcl-document
- dcl-document_hd
- dcl-thumbnail
- <shared home> ディレクトリの残りのコンテンツを <local home> ディレクトリのルートに移します。この手順の一部として、attachments ディレクトリも移動するようにします。
この時点で、クラスタの共有ホームディレクトリが空になっているはずです。
ローカルのホーム ディレクトリの confluence.cfg.xml
を誤って上書きしないようにご注意ください。共有ホーム ディレクトリの confluence.cfg.xml
ファイルは、ローカルのホーム ディレクトリのものとは異なるパラメータを持ちます。
4. クラスタ プロパティの変更
- 既存の
<local home>/confluence.cfg.xml
のバックアップを作成します。 <local home>/confluence.cfg.xml
を編集します。setupType
パラメーターをcustom
に変更します。Before
<setupType>cluster</setupType>
After
<setupType>custom</setupType>
すべてのクラスタ プロパティを削除します。これらは
confluence.cluster
で始まります。ファイルを保存します。
Confluence を起動します。
Confluence を再起動します。
スタンドアロン インストールを実行していることを確認するには、 > [一般設定] > [クラスタリング] に進みます。
アクティブなクラスタは表示されなくなります。代わりに、クラスタの開始の詳細と、クラスタ ノードを有効化するオプションが表示されます。