Confluence のアップグレード

このページでは、Windows または Linux で Confluence を最新版にアップグレードする方法を説明します。

始める前に

  • Check your Confluence licence is valid.
    To check go to  > General Configuration > Support Tools and make sure the license support period has not expired. If your support period has expired renew your licence and reapply it before proceeding with the upgrade.
  • ご利用のデータベースにつき、最新のデータベース セットアップガイドで、データベースの設定が正しいか、確認してください。新しい設定要件が追加されている可能性があります。データベース設定を確認してください。
  • Confluence に施した修正は記録しておいてください(例えば、レイアウト、カスタムテーマ)。
    カスタマイズを維持するには、アップグレード後に再度適用する必要があります。 

Step 1 アップグレード パスと方法を決定する

Confluence の現行バージョンとアップグレード後のバージョンに有効なアップグレード パスを検索します。

次の表を参考にして、ご利用の現行バージョンから Confluence 最新バージョンへの最も有効なアップグレード パスを決定してください。現在インストールされているバージョンを表の左列で探し、推奨パスにしたがいます。

ご利用のバージョン

Confluence 5 への推奨アップグレードパス

2.7 以前2.7.4 へアップグレードした後、3.5.17 へアップグレードし、以降のパスに従います。
2.8 〜 3.43.5.17 にアップグレードし、以降のパスに従います。
3.5

5.0.3 にアップグレードし、Confluence 5 の最新バージョンにアップグレードします。

4.0 〜 4.3 

Confluence 5 の最新バージョンに直接アップグレードします。

5.0 〜 5.9

Confluence 5 の最新バージョンに直接アップグレードします。

アップグレード方法を決定する要因は以下の通りです:

  • Confluence 3.5 以前からアップグレードする場合は、手動で実施する必要があります。適切なアップグレード パスの決定にサポート が、必要な場合はご連絡ください。
  • 異なる OS または異なる場所のファイルに移行する場合は、手動でアップグレードする必要があります。
  • 既存アプリケーションサーバーへのデプロイに、現在EAR/WAR ディストリビューションを使用している場合、アップグレードは手動でしか実施できません。
  • 別のデータベースに移行する場合は、まずインストーラーを使用してアップグレードし、次に別のデータベースへの移行に記載のある手順通りに実施する必要があります。
  • Confluence にクラスタ化インスタンスがある場合、Confluence データセンターをアップグレードするに記載のある説明通りに実施する必要があります。
  • 組み込み(トライアル用)データベース を使用している場合は、 別のデータベースへ移行する前にアップグレードする必要があります。このデータベースは評価用であるため、本番環境での利用は推奨できません。詳細は、組み込み HSQLDB データベースを参照してください。

あるいは、下記の説明にしたがって Windows または Linux インストーラーを使用し、Confluence をアップグレードします。Confluence のアップグレードに、XML バックアップを使用すべきではありません。

Step 2 テスト環境で Confluence をアップグレードする

本番インスタンスを再作成し、クローン環境でアップグレードのテストを実施することを強く推奨します。

  1. 現在の Confluence の本番環境のスナップショットをテストサーバーに作成します。作成方法は、サーバー間での Confluence の移行を参照してください。
  2. 手順にしたがって、クローン環境でアップグレードを実行します。
  3. Test all your unsupported add-ons (plugins) and any customisation (for example custom themes and layouts) with the new version before proceeding with the upgrade in your production environment.

ステップ 3 バックアップ 

Confluence のアップグレードを実行する前に、バックアップ作業を行う必要があります:

  • 外部データベース
    外部データベースのバックアップを手動で実施し、そのバックアップが適切に作成されたか確認してください。データベースのバックアップや復元機能にあまり詳しくない場合は、次に進む前にそのバックアップを異なるデータベース システムで復元すれば、バックアップが正常に行われたたか確認できます。
  • Confluence ホーム ディレクトリ
    Confluence ホーム ディレクトリとは、Confluence がその構成情報、検索用インデックス、およびページ添付ファイルを保存するフォルダーです。ホーム ディレクトリの場所の情報は、Confluence インストール ディレクトリ下の confluence/WEB-INF/classes ディレクトリにある confluence-init.properties という名称の設定ファイルに保存されています。
    添付ファイルを Confluence ホーム ディレクトリの外部で保存している場合は、添付ファイル ディレクトリのバックアップも実施する必要があります。 
  • Confluence インストール ディレクトリ
    Confluence をインストールした時の、Confluence アプリケーション ファイルやライブラリの解凍(zip ファイル展開)先のディレクトリです。

インストールウィザードは、Confluence ディレクトリのバックアップをインストールの一環で実施しますが、アップグレードの開始前に手動でバックアップを実施する必要があります。 

Step 4 本番環境で Confluence をアップグレードする

  1. 適切な Windows または Linux インストーラーをダウンロードします。
  2. インストーラーを起動します:
    • Windows ユーザー: .exe ファイルを実行します。
      アップグレードウィザードでコンピュータへの変更の許可を求められたら「はい」を選択します。「はい」を選択しないと、ご利用の OS に対するインストールウィザードのアクセスが制限され、その後のインスト―ルオプションも制限されます。
    • Linux users: open a Linux console and change directory (cd) to the directory you saved the '.bin' file and then execute the '.bin' file.
      If the '.bin' file is not executable after downloading it, make it executable, for example chmod a+x atlassian-confluence-5.6.1-x64.bin (specify the exact filename of the installer you downloaded).
  3. インストールウィザードにしたがってアップグレードを実施します。注意事項:
    1. プロンプトが表示されたら、既存の Confluence インストールのアップグレードを選択します (Linux ユーザーの場合、オプション 3)。
    2. ウィザードが提示した既存の Confluence インストール ディレクトリが正しいか、確認してください。あなたが同一マシンで複数の Confluence インストールを実行中の場合は、特に重要です。
    3. 「Confluence ディレクトリをバックアップ」のステップでは、必ず「Confluence ホームをバックアップ」を選択します。Confluence ホームディレクトリとインストールディレクトリのバックアップを Zip ファイルで作成します。これを実施することを強く推奨します
    4. このインストールウィザードは Confluence インストールウィザードのカスタマイズを通知します。アップグレードが完了すると、カスタマイズを手動で再適用する必要があるため、アップグレードを進める前に通知されたカスタマイズを記録してください。
    5. アップグレードが完了しない場合、外部データベースのバックアップを実施し、プラグインの互換性を確認するよう、ウィザードから求められます。データベースがオンラインバックアップをサポートしていない場合、この時点でインストールウィザードを停止する必要があります。
  4. ウィザードは Confluence インスタンスをシャットダウンし、アップグレードを開始します。アップグレードが完了したら、Confluence を再起動し、ブラウザで立ち上げアップグレードが成功したか確認します。

アップグレードの実行中に、ウィザードは既存の Confluence インストールから下記のファイルを移行します。

  • TCP port values in your server.xml file. 
  • Custom values in your confluence-init.properties (confluence.home property).

If you are using an Oracle or MySQL database, you'll need to copy the jdbc driver jar file from your existing Confluence installation directory to confluence/WEB-INF/lib in your new installation directory.

Other configurations or customisations (including CATALINA_OPTS parameters in your  setenv.sh / setenv.bat files and any other modifications in the server.xml file) are not migrated during the upgrade and need to be reapplied manually. See below for more information.

カスタマイズがある場合の追加ステップ

インストールウィザードがカスタマイズを通知する機能は Confluence インストールインスタンスのインストール方法によって異なります:

  • 現在の Confluence インスタンスがインストーラーを使用してインストールされていた場合、ウィザードは Confluence インストール ディレクトリ全体をチェックします。
  • If your current Confluence instance was installed manually it will only check the confluence subdirectory of the Confluence Installation directory. The installation wizard will not notify you of modifications in any other directory, for example modifications to start-up scripts under the bin directory or modifications to the server.xml file (such as an SSL configuration). 

カスタマイズがある場合、アップグレードの完了後、以下のステップを実行する必要があります:

  1. アップグレードされた Confluence インスタンスを停止します。
  2. 関連するファイルのカスタマイズを、アップグレードされた Confluence インストール ディレクトリ に再適用します。
  3. アップグレードされた Confluence インスタンスを再起動します。

Confluence に変更があり、それによりカスタマイズが使用できない可能性もあるため、本番インスタスでアップグレードを実施する前に、テスト インスタンスでカスタマイズのテストを実施することを強く推奨します

トラブルシューティング

問題が発生した場合

アップグレードを再試行する必要がある場合、最初にアップグレード前のバックアップを復元する必要があります。アップグレードに失敗した後に、アップグレードの再試行や Confluence の旧バージョンの起動を行わないでください。 

アップグレード中に発生しやすい問題:

  • Cannot proceed with upgrade because license has expired
     If your licence has expired and was not renewed and reapplied before upgrading you will receive errors during the upgrade process. See upgrading beyond current license period for information on how to resolve this problem.
  • ウィルス対策ソフトとの競合によりアップグレードを続行できない
    Windows で Confluence を実行している場合は特に、ウィルス対策ツールやインターネット セキュリティ ツールが障害となり Confluence アップグレードに成功しないことがあります。お使いのウィルス対策ツールやインターネット セキュリティ ツールで過去に同じような問題があった場合や、このような問題が懸念される場合は、Confluence のアップグレードを開始する前にこれらのツールを無効化してください。
  • データベースがオンラインバックアップをサポートしない
    アップグレードウィザードに、データベース バックアップ ユーティリティを使用してデータベースのバックアップを取るよう指示されます。データベースがオンラインバックアップをサポートしない場合、アップグレード プロセスを停止し、Confluence をシャットダウンし、データベース バックアップを取ってからインストールを再実行して、アップグレード を継続します。
  • Upgrade is taking a very long time
    If you have a very large database (i.e. database backups take a very long time to complete), setting the confluence.upgrade.recovery.file.enabled system property to false will speed up the upgrade process. It should be used only when there is a process to back up database and verify the backup before performing an upgrade.

Confluence ナレッジベースのアップグレードのトラブルシューティングを参照するか、コミュニティのアトラシアン回答集を確認してください。
 

最終更新日 2017 年 5 月 2 日

この内容はお役に立ちましたか?

はい
いいえ
この記事についてのフィードバックを送信する
Powered by Confluence and Scroll Viewport.