Synchrony プロセスの監視と観察
この監視機能によって、Confluence の共同編集のパフォーマンスをより適切に監視できます。JMX または statsD を使用して、コア Java 仮想マシン (JVM) と Synchrony 固有のメトリックをエクスポートできます。その結果、Synchrony プロセスの監視を改善して、既存の監視システムと統合できます。
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メトリックの説明
このセクションに記載されているメトリックは、すぐに使える形でエクスポートされます。インスタンスで使用される監視システムにメトリックを統合しましょう。
JVM メトリックとシステム メトリック
コア JVM メトリックには、ガベージ コレクション、メモリ使用量、CPU 使用率などのさまざまなパフォーマンス指標が含まれます。こうしたメトリックから、JVM プロセスの全体的な健全性とパフォーマンスに関するインサイトが得られます。
| 評価基準名 | メトリック タイプ | 説明 |
|---|---|---|
jvm_gc_live_data_size | ゲージ | JVM メモリ管理メトリック |
jvm_gc_max_data_size | ゲージ | |
jvm_gc_memory_allocated | カウンター | |
jvm_gc_memory_promoted | カウンター | |
jvm_gc_pause | ヒストグラム | |
jvm_buffer_count | ゲージ | JVM メモリ管理メトリック |
jvm_buffer_memory_used | ゲージ | |
jvm_buffer_total_capacity | ゲージ | |
jvm_memory_committed | ゲージ | |
jvm_memory_max | ゲージ | |
jvm_memory_used | ゲージ | |
jvm_threads_daemon | ゲージ | JVM スレッド メトリック |
jvm_threads_deadlocked | ゲージ | |
jvm_threads_deadlocked_monitor | ゲージ | |
jvm_threads_live | ゲージ | |
jvm_threads_peak | ゲージ | |
jvm_threads_started | ゲージ | |
jvm_threads_states | ゲージ | |
process_cpu_time | カウンター | システム ロード メトリック |
process_cpu_usage | ゲージ | |
system_cpu_count | ゲージ | |
system_cpu_usage | ゲージ | |
system_load_average_1m | ゲージ |
Synchrony 固有のメトリック
Synchrony 固有のメトリックは、Synchrony プロセス自体のパフォーマンスに重点を置いています。メッセージ処理時間、ユーザー アクティビティ、エラー数などが含まれており、共同編集エクスペリエンスの監視と最適化に役立ちます。
メトリックを編集する
エディターで行われたすべての編集は、アクティブな編集セッション間でメッセージとして伝搬されます。メッセージの処理が遅いと、編集の使い勝手が悪くなる可能性があり、実行中の Synchrony プロセスに問題があることを示す強いシグナルとなります。
外部データの変更
外部データの変更、またはコンテンツ照合は、エディターの外部で発生するコンテンツ変更の一種です。
通常、共同編集エンジン (Synchrony) において、こうした外部からの変更は編集履歴に大きな差分を適用する必要性を意味するため、このようなメトリックを追跡することが重要となります。
主なメトリックは counter_content_reconciliation_full と prof_content_reconciliation_request_latency です。その他のメトリックは、さらなるドリルダウンに使用されます。以下は、これらのメトリックが互いにどのように関連しているかを示す、便利な公式です。
prof_content_reconciliation_request_latency = prof_content_reconciliation_parse_request
+ porf_full_content_reconciliation
porf_full_content_reconciliation = prof_content_reconciliation_reqopts_to_revision-message
+ content_reconciliation_hub_response| 評価基準名 | メトリック タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| 一般的なメトリック | ||
counter_errors | カウンター | エラーのカウント |
counter_warnings | カウンター | 警告のカウント |
counter_total_users | カウンター | ユーザーの総数 |
gauge_active_users | ゲージ | アクティブ ユーザー数 |
counter_collaborators_in_hub | ヒストグラム | 1 ページあたりのコラボレーターの分布 |
| 外部データ変更メトリック | ||
counter_content_reconciliation_full | カウンター | コンテンツの照合数 |
prof_content_reconciliation_request_latency | タイマー | コンテンツ照合リクエストのパフォーマンス |
prof_content_reconciliation_parse_request | タイマー | リクエスト パラメーター解析のパフォーマンス |
prof_full_content_reconciliation | タイマー | コンテンツ照合のパフォーマンス |
prof_content_reconciliation_reqopts_to_revision-message | タイマー | リクエスト オプションの操作パフォーマンスに基づく、正しいリビジョンの取得 |
prof_content_reconciliation_hub_response | タイマー | 外部の変更を適用するための照会ハブのパフォーマンス |
| メトリックを編集する | ||
timing_message_delta | タイマー | 受信メッセージの処理時間 |
counter_total_messages_processed | カウンター | 処理されているメッセージの総数 |
counter_message_delta_over_1000 | カウンター | 処理時間が 1000 ミリ秒を超えた低速メッセージの総数 |
| その他のメトリック | ||
histogram_parts_reversed_ch_partition_age | ヒストグラム | 完全な編集履歴を作成するためにデータベースから取得すべきデータ チャンク数 |
prof_retrieve_snapshot_latency | タイマー | データベースからコンテンツの状態を取得する時間 |
prof_validate_jwt_time | タイマー | JSON Web Token (JWT) 検証パフォーマンス |
監視の設定
監視を設定するには、システム プロパティまたは環境変数を使用します。Synchrony が Confluence によって管理されている場合は、これらのプロパティを synchrony-args.properties ファイルに追加します。詳細な設定手順については、「Synchrony の設定」をご参照ください。
| プロパティ名 | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
synchrony.metrics.reporters | 空文字列 (監視が無効になっていることを意味します) | コンマで区切られた報告者のリスト。指定可能な値は次のとおりです。
|
synchrony.metrics.statsd.flavor | etsy | statsD メトリック フォーマットの手法。指定可能な値は次のとおりです。
|
synchrony.metrics.statsd.host | localhost | statsD ホスト |
synchrony.metrics.statsd.port | 8125 | statsD ポート |
synchrony.metrics.statsd.prefix | statsd | statsD 経由でエクスポートされたメトリック名のプレフィックス |
synchrony.metrics.statsd.publish.unchanged | true | 変更されていないメトリックを公開するかどうかを定義する |
synchrony.metrics.statsd.polling.interval.sec | 10 | メトリック値のアップデート間隔 (秒単位) |
synchrony.metrics.jmx.prefix | jmx | JMX 経由でエクスポートされたメトリック名のプレフィックス |
synchrony.metrics.jmx.domain | metrics | JMX ドメイン |