アプリを評価すべきタイミング

アプリの評価は移行プロセスの一環であり、評価フェーズの一環として実行するのが理想的です。

現在のステージを把握するために支援が必要な場合、お客様に関連する可能性がある移行ステージに基づいた、次の具体的なシナリオをご覧ください。

評価表を確認する

アプリの評価の表は、アプリを初めて移行するユーザーには複雑に見える可能性があります。表で使用されるいくつかの用語や機能を分類して列ごとに一覧表示しています。 

ステータス

どのように進めるかを決定したら、各アプリにステータスを割り当てます。アプリには 4 つのステータスを割り当てることができます。ステータスは変更可能で、アプリの評価フローに戻ってステータスを再度割り当てることができます。 

No decision made 

表内の各アプリはこの状態から開始します。状況が不明な場合や、まだ決定を行っていない場合は、準備が整うまでアプリをこの状態のままにしておくことができます。

アプリをこの状態のままにして続行すると、アシスタントはこのアプリを移行に進めません。

Needed in cloud

アプリとアプリのデータをクラウド インスタンスに移行する必要があることがわかっている場合にこのステータスを使用できます。 

Not needed in cloud

アプリをクラウド インスタンスに移行する必要がない場合、このステータスを使用できます。この原因として以下のことが考えられます。

• 既存のクラウド サイトにアプリがすでにインストールされている 
• クラウドに、アプリの要件を実現するネイティブ機能がある 
• エンド ユーザーがサーバーでアプリを使用していないため、移行が不要に見受けられる   

監査でが、アプリが有益で必要かどうか、エンドユーザーの意見を聞く必要があります。表の列 (appears on や viewed by など) を確認して、使用状況を確認できます。

代替アプリを使用

Atlassian Marketplace で利用可能なサーバー アプリを提供しているすべての Marketplace パートナー (旧称アプリ ベンダー) がクラウド バージョンを作成しているわけではありません。また、特定の機能に関する要件が変更されている可能性があります。このような場合は、サーバーにインストールされているアプリとは異なるアプリをクラウドで使用することをお勧めします。 

アプリにこのステータスを割り当てると、フローで後から代替アプリを選択することができます。

Exists in cloud

この列は、Marketplace パートナーが、サーバーにインストールされているアプリのクラウド バージョンを構築済みかどうかを示します。 (yes)、 (no) または (not sure) が表示されます。各記号の下のテキストが詳細を示しています。

View differences: 関連する Marketplace パートナーのページに移動して、アプリのクラウド バージョンとサーバー バージョンの違いを確認できます。

Contact vendor: 利用可能な情報がありません。Marketplace パートナーに問い合わせる必要があります。

Not sure: クラウド アプリが存在するかどうかの Marketplace パートナーからの情報を移行ツールで確認できません。Marketplace パートナーに直接問い合わせて確認する必要があります。

Appears on (Confluence のみ)

この列は、指定されたアプリのマクロが過去 30 日間に表示されたページの数を示します。Jira Cloud Migration Assistant には表示されません。

Disabled: アプリはインストールされているが、サーバー インスタンスで無効化されています。 

Not applicable: アプリは有効化されていますが、マクロを含むアプリではなく、この列には該当しません。アプリが使用されていないわけではありません。

アプリが使用されていないわけではありません。

x pages: アプリ マクロは過去 30 日にこの数のページで表示されています。

Viewed by (Confluence のみ)

この列は、指定されたアプリのマクロの過去 30 日間での閲覧者数を示します。Jira Cloud Migration Assistant には表示されません。

Disabled: アプリはインストールされているが、サーバー インスタンスで無効化されています。 

Not applicable: アプリは有効化されていますが、マクロを含むアプリではなく、この列には該当しません。アプリが使用されていないわけではありません。

x users: 過去 30 日にこのアプリのマクロを閲覧したユーザーの数。

Can be migrated

この列は、Marketplace パートナーがこのアプリに提供した移行パスがあるかどうかを示します。 (yes)、 (no)、または (not sure) が表示されます。各記号の下のテキストが詳細を示しています。

See pathway: 関連する Marketplace パートナーのページに移動し、移行のパスについて確認することができます。

Not sure: Marketplace パートナーからの、移行パスの存在の有無についての情報を移行ツールで確認できません。Marketplace パートナーに直接問い合わせて確認する必要があります。

Contact vendor: 利用可能な情報がありません。Marketplace パートナーに問い合わせる必要があります。

アプリの評価 

アプリの評価と移行のステップの概要については、サーバーからクラウドへの移行ガイドの「アプリと統合の監査と評価」セクションをご確認ください。

アプリの評価表は、評価プロセスを進め、意思決定プロセスを効率化するのに役立ちます。移行をテストおよび実行する前にアプリを評価する必要があります。

1. 移行アシスタントのホーム

[Assess and install apps] カードをクリックしてアプリの評価を開始できます。

2. アプリの表を評価する

アプリの評価表には、サーバー インスタンスにインストールしたアプリが表示されます。これはインストールされているアプリの数に応じて時間がかかる可能性があります。 

インストールされているアプリや条件を確認し、各アプリの判断を反映するステータスを割り当てます。 

注: Confluence および Jira Cloud の移行アシスタントでは測定対象がわずかに異なるため、外観がわずかに異なることがあります。 

Confluence クラウド移行アシスタント - アプリの評価テーブル

Jira クラウド移行アシスタント - アプリの評価テーブル

3. 代替アプリを選択する

 任意のアプリに use alternative を割り当てた場合、必要な代替アプリを選択するよう求められます。

4. クラウド サイトを接続する

この手順では、任意のクラウド インスタンスをリンクさせることができます。次の 4 つの方法があります。

• ドロップダウンから既存のクラウド サイトを選択します。
• 無料のクラウド トライアルをセットアップします (最長のトライアル期間、サーバー インスタンスと同じユーザー数)。 
• アトラシアンの Free プランにサインアップします (最大 10 ユーザー、無料のクラウド インスタンス)。
• 製品の無料トライアルをセットアップします (短い期間、ユーザー制限は異なる)。
  
  

5. アプリをインストールする

アプリの評価ステージが完了しました。次の手順に進み、アプリを移行に備えることができます。

準備が整ったら、[アプリのインストール] をクリックできます。

アプリ データの移行は移行アシスタントではまだサポートされていないため、現時点では Marketplace パートナー (アプリ ベンダー) に問い合わせて、アプリ データを移行する必要があります。