Bitbucket Server アップグレード ガイド

このガイドでは、Linux でインストーラーを使用し、Bitbucket Server のインストールを最新バージョンにアップグレードする方法について紹介します。

現在有効なソフトウェア メンテナンスがある場合、新しいバージョンへのアップグレードは無料で行えます。詳細については、「ライセンスの FAQ」を参照してください。


Bitbucket のその他のアップグレード方法:

このページの内容

はじめる前に

Bitbucket をアップグレードする前に、いくつかの質問に答える必要があります。

インストーラーの使用は適切なアップグレード方法ですか?
詳細を読む...

You can choose to upgrade using the installer, or, if the installer is not suitable for your situation you can use an archive file to update your Bitbucket Server instance. Only use an archive file to update Bitbucket Server if the installer is not suitable for your situation, as the installer is the the recommended approach to upgrade for most use cases.

Bitbucket Server をアーカイブ ファイルからアップグレードする方法について確認する

アップグレードの資格がありますか?
詳細を読む...

ご利用のライセンスでソフトウェア メンテナンスが有効かどうかを調べるには、 > [ライセンス] に移動して、ライセンスのサポート期間が失効していないことを確認します。

サポート期間が失効しいる場合、プロンプトに従ってライセンスを更新し、再適用してからアップグレードを行います。

サポート対象プラットフォームに変更はありますか?
詳細を読む...

サポート対象プラットフォーム」ページで、アップグレード先の Bitbucket バージョンを確認します。ここでは、サポート対象のオペレーティング システム、データベース、およびブラウザを確認できます。

バージョン固有のアップグレード情報をすべて考慮しましたか?

アプリケーションの現在のバージョンとアップグレード先のバージョンとの間の各バージョンについて、関連するセクションをご確認ください。

Bitbucket Data Center および Server のそれぞれのバージョン固有のアップデート ノートの情報を確認できます。

Bitbucket 4.x より前のバージョンからアップグレードしていて、server.xml ファイルを変更しましたか?
詳細を読む...

Bitbucket 5 で、ポート番号、コンテキスト パス、アクセス プロトコルなどのプロパティの設定場所を変更して単一のディレクトリおよびファイルにまとめ、以降のリリースでのアップグレードを行いやすくしました。

Bitbucket 4.14 以前の任意のバージョンから Bitbucket 5.0 以降にアップグレードする場合、server.xml ファイルへの変更を bitbucket.properties ファイルに手動で移行する必要があります。

See the page Migrate customizations from server.xml to bitbucket.properties for instructions on locating your server.xml file and how to migrate your customizations.

アップグレードを計画する

1. アップグレード パスを決定する

ご利用の環境が Bitbucket の最新バージョンの実行要件を満たしているかどうかを、「サポート対象プラットフォーム」ページで確認します。また、「サポート終了のお知らせ」を確認します。 

アップグレードにおいて必須となるパスはないため、Bitbucket Server (または Stash) の過去の任意のバージョンから最新バージョンに更新できます。

Bitbucket 8 はメジャー アップグレードです

本番サイトをアップグレードする前に、Bitbucket Server 8.0 のリリース ノートを確認し、完全なバックアップを作成して、非本番環境でアップグレードのテストを行うようにしてください。

Bitbucket 8 よりも古いバージョンからアップグレードすると、ユーザーがインストールしたすべてのアプリが起動時に無効化されます

アップグレード前に、独自のアプリを更新し、サードパーティ製アドオンに Bitbucket Server 8 との互換性があるかどうかを Atlassian Marketplace で確認します。

tip/resting Created with Sketch.

次のバグ修正アップデートへのアップグレード

複数ノードの Bitbucket クラスタを次のバグ修正アップデートにアップグレードする場合 (8.0.0 から 8.0.1 など)、ダウンタイムなしでアップグレードできます

2. アップグレード前の確認を完了する

  1. アップグレード先として計画しているバージョン (およびその間のバージョン) のバージョンごとのアップグレード ノートを確認します。
  2.  > [サポート ツール] に移動し、解決が必要な問題がログ アナライザーにあるかどうかを確認します。
  3. 利用しているアプリに、アップグレード先として計画しているバージョンとの互換性があるかどうかを確認します。

    1.  > [アプリの管理] > [Bitbucket 更新の確認] に移動します。
    2. アップグレード先として計画しているバージョンを選択して [確認] を押します。

      互換性のないアプリがある場合

      If your users rely on particular apps, you may want to wait until they are compatible before upgrading Bitbucket. App vendors generally update their apps very soon after a major release.

      参考情報

      • If you're performing a major version upgrade, user-installed apps will be disabled. You will need to enable your apps after successfully upgrading, regardless of compatibility with Bitbucket Server.

      • You can disable an app temporarily if it is not yet compatible. 

3. Bitbucket をテスト環境でアップグレードする

  1. 現在の本番環境のステージング コピーを作成します。
  2. 以下の手順に従って、テスト環境をアップグレードします。
  3. 本番環境のアップグレード前に、すべてのサポート対象外のアプリ、カスタマイズ、およびプロキシ構成 (可能な場合) をテストします。
   

Bitbucket のアップグレード

このアップグレード プロセスは、インプレースのアップグレードではなく、新しいインストール ディレクトリに新しいバージョンの Bitbucket Server をインストールします。新しいインスタンスは、既存の Bitbucket Server のホーム ディレクトリと外部データベースを使用します。

アップグレードのロールバックは、Bitbucket Server のホーム ディレクトリと Bitbucket Server データベースの両方のバックアップを復元することでのみ行なうことができ、ホーム ディレクトリとデータベースが一貫している必要があります。その後、アプリケーションの過去のバージョンをインストール ディレクトリに再インストールできます。詳細についてはロールバックのセクションをご参照ください。

4. Bitbucket Server をダウンロードする

ご利用のオペレーティング システムに対応するインストーラーをダウンロードします (推奨) - www.atlassian.com/software/bitbucket/download

5. データをバックアップする

  1. 使用するバックアップ戦略を決定します。 

    Bitbucket で使用できるさまざまなバックアップ戦略の概要...

    Bitbucket Server (バージョン 4.8 以降) のインスタンスの場合、Bitbucket の実行中にゼロ ダウンタイム バックアップバックアップ クライアント (バージョン 2.7 以降)、または DIY バックアップ (バージョン 2.12 以降) を使用できます。Bitbucket を停止し、ホーム ディレクトリとデータベースを zip 圧縮して安全な場所に保存しておくこともできます。

    Bitbucket Data Center (バージョン 4.8 以降) のインスタンスの場合、ゼロ ダウンタイム バックアップまたは DIY バックアップを使用するか、すべてのノードの停止中に共有ホーム ディレクトリ (NFS 上) とデータベースのスナップショットを作成できます。 

    For Bitbucket mirrors, the home directory doesn't store any persistent state that can't be reconstructed from the primary Bitbucket instance, but you should still make sure you have a backup of at least the important configuration files such as SSL certificate, server.xml,  config/ssh-server-keys.pem,  bitbucket.properties file, and so on in a safe place. See  How do I back up my mirrors? for more information.


    詳細情報と、効果的なバックアップ戦略を作成するためのガイダンスについては、「データ リカバリとバックアップ」をご参照ください。

  2. Bitbucket ホーム ディレクトリ外部データベースのすべてのデータをバックアップします。

 6. カスタマイズ設定を移行する

Bitbucket 4.x 以前のバージョンからアップグレードする場合は、「カスタマイズ設定を移行する」を参照してください。


7. アプリケーションを停止する

Bitbucket Server を Linux ターミナルから停止するには、<Bitbucket Server installation directory> に移動して次のコマンドを実行します。

bin/stop-bitbucket.sh
Bitbucket Data Center の場合...

Bitbucket Data Center のすべてのノードが停止されていることを確認し、1 つのノードでアップグレード ステップを実行します。その後、同じ手順をそれぞれのクラスタ ノードで繰り返します。

詳細な手順については「Bitbucket の開始と終了」ページをご確認ください。

8. インストーラーを実行する

インストーラーは、GUI、コンソール または無操作モードで実行できます。

  1. インストーラーを実行します。Linux ターミナルから、Bitbucket Server のダウンロード先のディレクトリに移動し、次のコマンドを実行してインストーラーを実行可能にします。 

    chmod +x atlassian-bitbucket-x.x.x-x64.bin

    sudo を使用してインストーラーを実行することをお勧めします。これにより Bitbucket Server を実行する専用アカウントが作成され、Bitbucket Server をサービスとして実行できます。

    インストーラーを実行するために sudo を使用するには、次のコマンドを実行します。 

    $ sudo ./atlassian-bitbucket-x.x.x-x64.bin

    root ユーザー権限でインストーラーを実行することもできます。


  2. プロンプトに従って Bitbucket Server をアップグレードします。
    1. [Welcome] ステップで、アップグレードするインスタンスのタイプを選択します。

      アップグレードするタイプの選択方法について

      単一ノードの場合 (ほとんどのユースケース)、[Upgrade an existing Bitbucket instance] オプションを選択します。

      Bitbucket Data Center インスタンスの場合、[Upgrade an existing Bitbucket instance] オプションを選択し、それぞれのアプリケーション ノードでアップグレード プロセスを繰り返します。

      Bitbucket ミラーの場合、[Upgrade an existing mirror] オプションを選択します。

    2. 「Select Bitbucket Server Home」ステップで、既存のホーム ディレクトリを選択します。

    3. インストーラー残りのステップに従います。


9. アプリケーションを開始する

オペレーティング システムのライブラリもアップグレードしていて、PostgresSQL と glibc のバージョンが2.28よりも前のものを使い、アップグレードによって glibc のバージョンが 2.28 以降に上がる場合、Bitbucket を起動する前に PostgresSQL のインデックスを再構築する必要があります。


インストーラーを使用している場合、インストール ウィザードの最後に、アプリケーションを開始してブラウザで開くオプションがあります。


H2 データベース (Bitbucket ミラーまたは Server 上) の場合、以下を実行する必要があります。
  1. このオプションで「いいえ」を選択します。
  2. <Bitbucket Server installation directory> を自身のものに変更します。
  3. Migrate your H2 database to MvStore format. For detailed instructions, see Migrate H2 database.
  4. Bitbucket を手動で起動します。

Bitbucket を手動で開始する方法を含む詳細な手順については、「Bitbucket の開始と終了」をご確認ください。



ロールバック

更新のロールバックは、Bitbucket Server のホーム ディレクトリと Bitbucket Server データベースの両方のバックアップを復元することでのみ行なうことができ、ホーム ディレクトリとデータベースが一貫している必要があります。その後、アプリケーションの過去のバージョンをインストール ディレクトリに再インストールできます。アップグレード済みのホーム ディレクトリで古いバイナリ ファイルを実行することはできません。

既知の問題やトラブルシューティング情報を確認する

Stash インストールの更新で、上述のステップを実行したあとに問題が発生する場合、次のように Stash の既知の問題を確認し、更新内容のトラブルシューティングをお試しください。

最終更新日 2023 年 7 月 3 日

この内容はお役に立ちましたか?

はい
いいえ
この記事についてのフィードバックを送信する
Powered by Confluence and Scroll Viewport.