パイプラインでサポート ログを生成する方法

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パイプラインで問題が発生した場合、発生している事象についての情報をログから得られる場合があります。作成されたすべてのログを確認するのではなく、アーティファクトの機能を使用することで、特定のログを作成してダウンロードできます。 

たとえば、bitbucket-pipelines.yml に以下の行を追加すると、パイプラインで実行中のプロセスのスナップショットを取得できます。これはプロセスがハングしているかどうかや、メモリの使用量が膨大になっているかどうかを確認する場合に役立ちます。

pipelines:
  default:
    - step:
        artifacts:
          - process-logs.txt #declaring that you want to keep this as an artifact
        script:
          - while true; do date && ps aux && echo "" && sleep 30; done >> process-logs.txt &
          - # The rest of the script.

これによって、ビルド ログではなく process-logs.txt ファイルにプロセス情報が記録されます。

パイプライン ステップが完了すると、[結果] ページの [アーティファクト] タブからアーティファクトをダウンロードできます。

その他の例

コンテナ メモリの監視

これは、メモリ不足エラーが発生している場合や、パイプラインが使用しているメモリの量を確認する場合に役立ちます。

pipelines:
  default:
    - step:
        artifacts:
          - memory-logs.txt
        script:
          - while true; do date && echo "Memory usage in megabytes:" && echo $((`cat /sys/fs/cgroup/memory/memory.memsw.usage_in_bytes | awk '{print $1}'`/1048576)) && echo "" && sleep 30; done >> memory-logs.txt &
          - # The rest of the script.

Docker イベント

Docker イベントに関する情報を収集したい場合、docker events コマンドの出力をログに記録できます。

pipelines:
  default:
    - step:
        services:
          - docker
        artifacts:
          - docker-event-logs.txt
        script:
          - docker events >> docker-event-logs.txt &
          - # The rest of the script.

ログの結合

選択した複数のログを同時にセットアップすることができます。この例では、3 つのログを抽出しています。

pipelines:
  default:
    - step:
        services:
          - docker
        artifacts:
          - process-logs.txt
          - memory-logs.txt
          - docker-event-logs.txt
        script:
          - while true; do date && ps -aux && sleep 30 && echo ""; done >> process-logs.txt &
          - while true; do date && echo "Memory usage in megabytes:" && echo $((`cat /sys/fs/cgroup/memory/memory.memsw.usage_in_bytes | awk '{print $1}'`/1048576)) && echo "" && sleep 30; done >> memory-logs.txt &
          - docker events >> docker-event-logs.txt &
          - # The rest of the script.

自身での構築

ここまでで紹介したものは、ほんの一例に過ぎません。さまざまなシステム コマンドを組み合わせて、状況に応じて詳細なログを取得できます。参照時の取り扱いや、アーティファクトのサイズ制限の回避を考慮し、ログ ファイルのサイズは 1 GB 未満に維持することをお勧めします。

注意

保護されている変数の UI ログへの出力は常にマスクされます。変数を調査する必要がある場合、保護されている変数をファイルにリダイレクトしないでください。保護されている変数をファイルにリダイレクトした場合、マスキングは行われません。


アーティファクトの詳細については、ドキュメントを参照してください。

最終更新日 2018 年 11 月 26 日

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