データベースをバックアップする
ネイティブのデータベース バックアップ ツールを使用する
ほとんどのデータベースには、バックアップと復元のツールが組み込まれています。次の理由から、組み込みの Jira バックアップ ユーティリティよりもこれらのツールを使用することを強くお勧めします。
- 単一時点でバックアップを取ることによって、データベースの整合性を確保できる
- Jira の XML バックアップより処理が速く、少ないリソースで済む
- 既存のバックアップ戦略と統合できる (例: すべてのデータベース アプリで 1 回のバックアップ実行を許可)
- 増分バックアップによってディスク容量を節約できる
- Jira でバックアップ形式として XML を使用することによって発生する文字エンコーディングやフォーマットの問題を防ぐ
定期的なデータベース バックアップの設定方法の詳細については、使用しているデータベースのドキュメントを参照してください。これには、一般に、mysqldump や pg_dump などのコマンドライン ツールを呼び出す cron ジョブまたは Windows スケジュール タスクが含まれます。
組み込みの Jira バックアップ ユーティリティを使用する
組み込みの Jira バックアップ ユーティリティを使用して、データベースの 1 回限りのスナップショットを XML 形式で作成できます。
組み込みの Jira バックアップ ユーティリティを使用するには、Jira システム管理者のグローバル権限が必要です。
Jira をインストールしてセットアップ ウィザードの実行を完了すると、データベース バックアップ サービスは既定で 12 時間ごとに自動的に実行されます。異なるスケジュールで実行されるバックアップ サービスを追加したり、既存のサービス設定を更新したり、自動バックアップを無効にしたりできます。自動データベース バックアップの設定の詳細をご確認ください
はじめる前に
Jira に <jira-home>/export/backups
ディレクトリへの書き込みに必要なファイル システム権限があることを確認してください。ここで、<jira-home>
は Jira [共有] ホーム ディレクトリです。
手順
組み込みユーティリティでデータベースをバックアップするには、次の手順に従います。
- 画面右上で [管理] () > [システム] の順に選択します。
- サイド パネルの [インポートとエクスポート] で、[システムをバックアップ] を選択します。
- [ファイル名] フィールドに、バックアップ ファイルの名前を入力します。
- [バックアップ] を選択して、Jira データのバックアップが完了するのを待ちます。Jira では、XML バックアップが zip 形式のアーカイブ ファイルとして
<jira-local-home-dir>/export/backups
に保存されます。
バックアップが完了すると、ユーザーが指定したファイルにデータベース コンテンツが書き込まれたことを示す確認メッセージが表示されます。
バックアップは Amazon S3 に保存できます。