高度な Jira アプリケーション設定

Jira では、複数の詳細設定オプションを利用出来ます。各オプションは個別プロパティ (もしくは値に対応するキー) として定義されています。これらのキー値の組み合わせは、Jira が使用する3つの領域の内の1つに格納されます。

Jira データベース

Jira データベースには、最も一般的に編集された詳細設定オプションの少数値を格納しています。これらの値は、Jira 管理領域の詳細設定ページで編集出来ます。 値を編集する場合は、Jira オプションの設定をご参照下さい。

これらのプロパティの値は、変更されるとすぐに有効になります。

jira-config.properties ファイル

Jira の残りの詳細設定オプションのカスタム値 (Jira データベースに保存されていないもの) は、 jira-config.properties ファイルに個別のキーと値のペアとして格納されます (保存先: Jira アプリケーションのホーム ディレクトリ)。一般に、Jira システム管理者がこれらのオプションを変更することはほとんどありません。これらのキーと値の組み合わせは編集できますが、変更した値を反映させるには、Jira を再起動する必要があります。

フォーマットの例
jira.projectkey.warning = testwarning
jira.projectkey.description = testdescription


(info) In new Jira installations, this file may not initially exist and if so, needs to be created manually. For more information about editing the jira-config.properties file, see Edit the jira-config.properties file in Jira server.

jpm.xml ファイル

Jira で利用可能な詳細設定オプションのすべての既定値‪* は‬、jpm.xml ファイル (保存先: ‪Jira アプリケーションインストール ディレクトリ<jira-application-dir>/WEB-INF/classes サブディレクトリ) に格納されます。これらの既定値は、プロパティの値が Jira データベース (Jira の [詳細設定] ページ経由) または‪ jira-config.properties‬ ファイルでカスタマイズされていない場合にのみ、Jira で使用されます。

(warning) The jpm.xml file should not be edited because any values that you customize in it will not be migrated automatically during subsequent Jira upgrades. To change the value of a property for an advanced configuration option in Jira, override the value of this property by redefining it in either:

  • Jira データベース(JIRA の「詳細設定」ページより).
    または
  • jira-config.properties ファイル。

* Jira は jira-config.properties ファイルに設定できる少数のプロパティを認識しますが、jpm.xml ファイルには定義を持ちません。これらのプロパティは次のようになります。

  • jira-config.properties ファイルに定義されていない場合、一般に詳細設定オプションが無効化されていることを表します。
  • jira-config.properties ファイルで指定されていない場合は通常、jira-config.properties ファイルで値なしと指定した場合と比較して Jira の挙動が異なります。

jira-config.properties ファイルに変更を加える

  1. Jira を終了します (Jira アプリケーション インストール ディレクトリにある /bin/stop-jira.sh または \bin\stop-jira.bat のいずれかを実行するか、Jira サービスを停止する)。
  2. jira-config.properties ファイル (Jira アプリケーション ホーム ディレクトリのルートに配置されています) をテキスト エディタで開きます。
    (warning) 新しい Jira インストールの場合や、以前の Jira バージョンをカスタマイズせずに Jira をアップグレードした場合、このファイルが存在しないことがあります。このファイルが存在しない場合、テキスト エディタを使用してファイルを作成します。
  3. ファイル内の適切なプロパティを編集します。(tick)
     編集のヒント:
    • 再定義したいプロパティの既定値を決定するには、Jira インストール ディレクトリの <jira-application-dir>/WEB-INF/classes/jpm.xml ファイルでそのプロパティを検索します。既定値は、関連プロパティの <key/> 要素の兄弟要素である <default-value/> に定義されています。
    • jpm.xml のプロパティの既定値を上書きするには、次の手順を実行します (jira-config.properties ファイルで定義しておらず、[詳細設定] ページ で利用可能にしていない場合のみ)
      1. 関連するプロパティの <key/> 要素の値を jpm.xml ファイルから jira-config.properties ファイルへコピーする。
      2. jira-config.properties ファイルで、‪‬関連するプロパティ キーに続けて‪「=」と入力し、カスタム値を続けます。
    • jira-config.properties ファイルのカスタム プロパティの値を無効にするには、先頭に「#」を入力してプロパティをコメント アウトするか、ファイルからプロパティを削除します。
  4. jira-config.properties ファイルへの変更を保存します。
  5. Jira を再起動します。

参考資料

スタートアップの設定プロパティとオプション — 利用可能なメモリの設定、メールの無効化等の変更

最終更新日 2018 年 5 月 11 日

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