Prometheus と Grafana で Jira を監視する
このセクションでは、Prometheus と Grafana をインストールして接続する方法について説明します。これはオプションですが、APM ソリューションをまだ保有していない、またはアトラシアンのテンプレートやサンプル クエリの使用を希望する場合に役立ちます。
Prometheus によってアプリのパフォーマンス指標を監視する
Prometheus でアプリ指標を監視するようにセットアップするには、次の手順に従います。
Prometheus をダウンロードしてインストールします。
インストール オプションと詳細な手順については、Prometheus のドキュメントをご参照ください。prometheus.yaml
ファイルを編集して、次のスクレイピング設定をファイルの末尾に追加します。# A scrape configuration containing exactly one endpoint to scrape: scrape_configs: - job_name: 'Jira app metrics' scheme: http metrics_path: '/metrics' static_configs: - targets: ["<jmx-exporter-host>:<port>"]
ターゲットは Jira ではなく JMX エクスポーターです。例:
- targets: ["localhost:8060"]
Prometheus を Kubernetes にデプロイする場合は、パイプによって複数行の YAML 文字列を指定する必要があります (以下の例を参照)。
extraScrapeConfigs: | - job_name: 'Jira app metrics' scheme: http metrics_path: '/metrics' static_configs: - targets: ["10.23.45.678:8060"]
その他の設定オプションについては、Prometheus ドキュメントの「Configuration」をご参照ください。
Prometheus を起動します。方法は Prometheus の実行方法によって異なります。
Prometheus の UI に http://localhost:9090 でアクセスします。
[Status] > [Targets] の順に移動して、Prometheus が JMX エクスポーターに正常に接続されていることを確認します。
単純なクエリを実行する
Prometheus がアプリ指標を受信しているかどうかは、簡単なテストによって確認できます。
> [アプリを管理] の順に移動して、アプリを一時的に無効にします (Jira Migration Assistant など。ユーザーの作業を中断するようなものは無効にしない)。
Prometheus で、次のクエリを実行します。
com_atlassian_jira_metrics_Count
{
category00="plugin",
category01="disabled"
}
これによって、監視がオンになってからアプリが無効にされた回数が返されます。
Grafana によって指標を視覚化する
Prometheus でもデータのグラフを作成できますが、Grafana などのツールによってより詳細なチャートやダッシュボードを作成して、データを次のレベルに引き上げられます。
開始できるように、いくつかの重要な指標を追跡するサンプル ダッシュボードを事前に用意しました。これらのダッシュボードの JSON には、アプリ監視ダッシュボード リポジトリでアクセスできます。
Grafana をセットアップしてサンプル ダッシュボードをインポートするには、次の手順に従います。
Grafana をダウンロードしてインストールします。
インストール オプションと詳細な手順については、Grafana のドキュメントをご参照ください。Prometheus データ ソースを Grafana に作成します。
詳細な手順については、Prometheus のドキュメントをご参照ください。[作成 (+)] > [インポート] の順に選択します。
提供されている JSON サンプルを [Import via panel json (JSON パネル経由でインポート)] フィールドに貼り付けます。[一意の識別子] を必ず更新してください (同じ ID のダッシュボードが既にある場合にのみ必要)。
[Load] を選択します。
次はダッシュボードの例です。