Jira アプリケーションを Azure SQL に接続する
ここでは、Jira Server または Jira Data Center を Azure SQLデータベースに接続する手順について説明します。
はじめる前に
- Jira アプリケーションを別のサーバに移行する場合は、データのエクスポートを XML バックアップとして作成します。その後、「データベースの切替」の説明に従い、元のデータベースから新しいデータベースへデータを移行できます。
1. Azure SQL データベースを作成する
Azure SQL データベースを作成します。「クイックスタート: Azure で単一のデータベースを作成する」を参照してください。
要件
- 照合順序: データベースを作成するときは、[追加設定] で適切な照合順序を設定するようにします。あとから変更することはできません。Jira でサポートされる照合タイプは
SQL_Latin1_General_CP437_CI_AI
とLatin1_General_CI_AI
です。
2. Jira にデータベースへの接続を許可する
Jira が Azure SQL データベースに接続できるようにするには、Jira サーバーの IP アドレスをデータベースのファイアウォール ルールに追加する必要があります。Azure SQL データベースのファイアウォール ルールを参照してください。
3. Jira を構成してデータベースに接続する
Jira サーバーを Azure SQL データベースに接続するには、2 つの方法があります。
接続文字列を見つける
Jira をデータベースに接続するときは、ホスト名、ポート番号、データベース名などの接続の詳細を指定する必要があります。これらは、Azure ポータルでデプロイされたデータベースを開き、[Connection strings] に移動することで見つけることができます。
Jira セットアップ ウィザード を使用する — Jira をインストールした直後で Jira を初めてセットアップする場合はこの方法を使用します。設定は、Jira アプリケーションのホーム ディレクトリの
dbconfig.xml
ファイルに保存されます。Jira 設定ツールを使用する — 既存の Jira インスタンスがある場合はこの方法を使用します。設定は、Jira アプリケーションのホーム ディレクトリの
dbconfig.xml
ファイルに保存されます。
データベース接続フィールド
以下のセクションは、Jira をデータベースに接続するときに入力する必要があるフィールドを示しています。
4. 定期的なデータベース メンテナンス タスクをスケジュールする
ホット テーブルの毎日のメンテナンス タスクをスケジュールする
ホット テーブルは、データベース内で最もアクティブなテーブルです。たとえば、propertyentry
、changegroup
、changeitem
は頻繁に使用され、定期的に統計情報を更新する必要がある大きなデータ テーブルです。
ホット テーブルの毎日のメンテナンス タスクを設定するには、次のコマンドを実行します。
UPDATE STATISTICS <table.name>
データベース全体に対して週単位のメンテナンス タスクをスケジュールする
データベース全体に対して週単位のメンテナンス タスクを設定するには、次のコマンドを実行します。
UPDATE STATISTICS <table.name> with fullscan
大規模なデータベースでは、fullscan
による統計情報の更新が完了するまでに時間がかかることがあります。本番環境への影響を最小限に抑えるため、このメンテナンス タスクはオフピーク時にスケジュールしてください。
データベース統計の更新方法に関する詳細は、Microsoft の公式ドキュメントをご参照ください。