データベースの切り替え
データベース内の Jira のデータは、以下に移行できます。
- 同一データベース サーバー上の異なるデータベース
- 異なるサーバー上の同種類のデータベース (例. ある PostgreSQL サーバーから別の PostgreSQL サーバーへ)
- 異なる種類のデータベース サーバー (例. MySQL サーバーから PostgreSQL サーバーへ)
Jira のデータは次の方法で移行できます。
- Jira のデータを同種類のデータベースに移行する (上記の 1 および 2)
- Jira のデータを異なる種類のデータベース サーバーへ移行する (上記の 3)
Amazon Aurora データベースへの移行を計画している場合は、Amazon Aurora データベースのドキュメントもご確認ください。以下の「Amazon Aurora 用の追加の AWS リソース」を参照してください。
Jira を別のサーバーに移行するには、代わりに「Jira を別のサーバーに移行する」をご参照ください。
既知の問題
Jira のデータを同種類のデータベースに移行する
Jira のデータを以下に移行するには、下記の手順を使用します。
- 同一データベース サーバー上の異なるデータベース、または、
- 異なるデータベース サーバー上の同種類のデータベース (例. ある PostgreSQL サーバーから別の PostgreSQL サーバーへ)。
データを移行するには、次の手順に従います。
- お使いのデータベース サーバーのネイティブ ツールを使用して:
- 同じデータベース サーバー インストール環境の場合: 新規データベースに Jira データベースをコピーします。
異なるデータベース サーバー インストール環境の場合: 同種類の新規データベースに Jira データベースをコピー/移行します。
- 上記のどちらの作業も実行できない場合は、「Jira のデータを異なる種類のデータベース サーバに移行する」の手順 (下記) に従ってください。
- この手順に従って、Jira のデータを異なる種類のデータベース サーバーに移行 (例: MySQL から PostgreSQL に移行) することもできますが、この処理をサポートするツールが別途必要となります。また、この方法はアトラシアンのサポート対象外となります。
- 新規データベースへの Jira データの追加が完了したら、Jira サーバーをシャットダウンします。
- Jira ホーム ディレクトリ と Jira インストール ディレクトリ のバックアップを作成します。
- Jira サーバーのデータベースへのコネクションを再構成します。
- Jira の 「推奨」ディストリビューションをインストールした場合、Jira インストール ディレクトリで
bin/config.sh
(Linux/Solaris の場合) またはbin\config.bat
(Windows の場合) を実行することで Jira 設定ツールを使用し、便利な GUI から Jira のデータベース コネクションを再構成できます。 - 次の条件が 1 つでも当てはまる場合、Jira ホーム ディレクトリで
dbconfig.xml
ファイルを手動で構成する必要があります。手動での設定手順に関しては、「Jira のデータベース接続」セクションにある適切なデータベースの設定ガイドを参照してください。- Jira サーバーにコンソールでのみ接続している場合
- データベース接続を手動で設定することを希望する (設定のカスタマイズが目的で)
- Jira の 「推奨」ディストリビューションをインストールした場合、Jira インストール ディレクトリで
Jira のデータを異なる種類のデータベース サーバーに移行する
Jira のデータを異なる種類のデータベース サーバーに移行 (例: MySQL サーバーから PostgreSQL サーバーに移行) するには、次の手順に従ってください。
この手順は、Jira のインストール環境で内部 H2 データベース (Jira 評価用としてのみサポート) が使用中で、サポート対象のデータベース (本番の Jira インストール環境でサポートされる) を使用するように Jira インストール環境を切り替える必要がある場合にも利用できます。
Jira のデータを移行するには、次の手順に従います。
- XML バックアップとしてデータのエクスポートを作成します。詳細については、データのバックアップ を参照してください。
- 新しいデータベース サーバーに新規データベースを作成し、Jira のデータを格納します。データベース作成の手順に関しては、「JIRA のデータベース接続」セクションの該当するデータベース設定を参照してください。
- Jira サーバーをシャットダウンします。
- Jira ホーム ディレクトリ と Jira インストール ディレクトリ のバックアップを作成します。
- Jira ホーム ディレクトリで
dbconfig.xml
ファイルを削除します。 - Jira を再起動します。Jira セットアップ ウィザードの最初のステップである、データベース コネクションの構成手順が表示されます。
- 新規データベース (上記のステップ 2 で作成) への Jira のコネクションを設定して、[次へ] ボタンを選択します。
- "アプリ プロパティ セットアップ" ページで、[既存のデータをインポート] リンクをクリックして、上記のステップ 1 で作成した XML バックアップからデータを復元します。
Amazon Aurora 用の追加の AWS リソース
Modular Architecture for Amazon Aurora PostgreSQL: PostgreSQL 互換 Aurora データベース クラスタのデプロイ方法を示すクイック スタートです。このクラスターには 1 つのライターと 2 つのリーダーがあり、それぞれ異なるアベイラビリティー ゾーンに配置することが推奨されています。
Amazon RDS の PostgreSQL DB エンジンのアップグレード: Amazon Aurora に移行する前にデータベース エンジンをサポート対象バージョンにアップグレードする方法を示します。
PostgreSQL 互換で Amazon Aurora にデータを移行する: Amazon RDS から PostgreSQL 互換の Amazon Aurora クラスタに移行するための手順が含まれています。
Amazon Aurora PostgreSQL を使用する際のベストプラクティス: PostgreSQL 互換 Amazon Aurora クラスタにデータを移行する際のベスト プラクティスとオプションについての追加情報が含まれています。
また、Amazon はマネージド移行を実現するための AWS Database Migration Service も提供しています。このサービスは、最小限のダウンタイムで、さまざまなソース データベースから Aurora への移行をサポートするものです。