用語の設定
アジャイルのベスト プラクティスに従えるように、Jira Data Center には柔軟な用語が用意されています。管理者が汎用的な Jira 用語を変更できるようにしました。これによって、Jira と、SAFe や LeSS を含む Agile at Scale Framework との間で、スプリントとエピックとの間に一貫した命名を維持できます。用語の変化形を適用できるのは英語のみです。
この機能を使用すると、カスタム フィールド名や課題タイプ、および Jira 内のあらゆる箇所でも用語が置き換えられます。これには、レポート、課題、検索結果が含まれます。Jira は可能な場合は元の用語の先頭の大文字を保持します。
管理者が新しい用語を定義するために活用できる新しいページを追加しました。従うフレームワークや使用する用語にかかわらず、インスタンスを横断して変更を簡単に実装できます。
用語の定義
はじめる前に
用語の変更は、インスタンスに広範な影響を及ぼします。以下を推奨します。
- 用語の変更を送信する前に、データベースと重要なディレクトリをバックアップする
- ユーザーが新しい名前に混乱しないように、これらの変更は計画的なダウンタイム中またはユーザーが少ない時間帯に行う
用語を表示して管理するには、次を実行します。
- [管理] > [システム] の順に移動します。
- [用語] をクリックします。
- 新しい用語の単数/複数形を定義します。
- [名前の変更] をクリックします。
次のルールに従って、新しい用語の単数/複数形を定義できます。
エピックとスプリントの名前は入れ替えられません。
40 文字の制限があります。
- 用語は一意である必要があり (エピックとスプリントの両方を「Potatoes」にはできません)、英字、数字、空白のみを含められます。
すべてのフィールドに 1 文字以上の値が必要です。
英語および米国英語の言語の変化形では、名前を変更すると翻訳された用語が上書きされる場合があります。
Atlassian 製品全体で用語を調整する
管理者は Jira の用語を制御でき、サードパーティ製アプリなしでグローバルに定義できます。ただし、以下の他の製品のために考慮する必要があることがいくつかあります。
- Advanced Roadmaps: Jira でスプリントという用語を変更するたびに、Advanced Roadmaps でもその用語が変更されます。しかし、エピック は自動では更新されないため、レベル名を個別に更新する必要があります。これを行うには、[プラン] > [管理] > [階層レベル] の順に移動します。
- Jira Align: Jira コネクタではプラットフォームの用語が同期されないため、Jira Align で用語を個別に更新する必要があります。Jira Align でスプリントとエピックという用語の更新を反映させるには、[管理者] > [プラットフォーム テクノロジー] の順に移動します。
制限事項
用語の変更は、英語の変化形にのみ適用されます。それ以外の言語の場合、Jira には元の名前が表示されます。
- 柔軟な用語では、カスタム フィールドと課題タイプの翻訳を使用して UI 名をローカライズします。その結果、すべての REST API は、API を照会したり課題 (新しい用語など) を保存したりするときに、ローカライズされた名前を返します。また、新しい変更項目は翻訳されたフィールドの名前で永続化されるため、フィールドの履歴のクエリでは、フィールドの現在の名前と過去の名前をすべて考慮する必要があります。アプリまたはスクリプトにエピックという名前の課題タイプまたは次の名前のカスタム フィールドへのハードコードされた参照がある場合:
エピック名
エピックの色
エピック ステータス
Epic Link (エピック リンク)
- Sprint
アプリとスクリプトでカスタム項目または課題タイプにカスタム翻訳を既に使用している場合は、変更を加える必要はありません。