LexoRank の管理

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LexoRank は、Jira Software インスタンス上にある課題のランク付けを可能にするランキング システムです。

LexoRank を操作するには、次の手順に従います。

  1. 画面右上で [管理] > [システム] の順に選択します。

  2. [詳細] セクション (左側のメニュー) で [LexoRank 管理] を選択します。整合性チェックの実行に対する課題のランク付けをバランシングするオプションが表示されます。 

バランシング

各課題には、その周辺の課題に関連する一意のランクがあります。このランクは文字列として格納されます。課題の数が増加してランキング操作 (アジャイル バックログ内の課題の順序変更など) を実行するにつれて、これらの文字列の長さが増していきます

[ランク値分布] 列には、各バケットの課題がどのように分散されているか、バランシングが進行中か無効になっているかどうかが表示されます。

[バランシング] フィールドは、特定のバケットにランク値を均等に分配します。これによってランキング固有の問題が修正されます。

[ランク ステータス] 列には、ランク付けされた課題のステータスに関する詳細が表示されます。  

ランクの文字列の文字数に応じて、Jira はリバランシングをスケジュールするか直ちに開始します。

  • ランクの長さが 128 文字の最初のしきい値に達すると、リバランシングは 12 時間後に予定されます。これによって、ランク付けされた課題を均等に分配してランクの長さを大幅に削減します。リバランシング中、すべてのランキング操作は通常どおり実行されます。 
  • ランクの長さが 12 時間以内に 160 文字の 2 番目のしきい値に達すると、リバランシングが直ちに開始されます。 
  • ランクの長さが 254 文字に達するか超過した場合は、Jira は 254 文字以上の値を生成するランキング操作のみを停止します。ただし、この基準を満たさない他の操作は影響を受けません。 

ランク ステータスには次のプロパティがあります。

プロパティ使用可能な値
ステータス
  • OK - ランクの長さは正常なステータスです。
  • 警告 - リバランシングが予定されました。
  • 致命的 - リバランシングが直ちに開始されて、ランク操作が無効になる状態に近づいています。
長さ

<current length> / <maximum length>

長さの上限は、ランク操作を無効化するタイミングを示します。

次のバランス
  • スケジュール済み – 128 文字のしきい値に達するとリバランシングが予定されます。 
  • 即時 – 160 文字のしきい値に達するとリバランシングが直ちに開始されます。 

上記のプロパティに加えて、[ランク ステータス] フィールドには最長のランクの課題があるプロジェクトが表示されます。これは、ランクの長さが急激に増加する原因を診断するのに役立ちます。

問題が発生した、またはバランシングを実行すべきかどうか分からない場合は、まず整合性チェックをご確認のうえ、必要に応じてアトラシアン サポートにお問い合わせください。

お客様が直面する可能性のあるサービス ステータスの内訳は次のとおりです。 

Service注意
バランシング無効

これが true である場合、Jira Software ではバランシングが内部的に無効化されています。問題の原因と解決方法は次のとおりです。

  • フォアグラウンド インデックス再作成が実行中である可能性があります。これによってバランシングが無効になる場合があります。
  • Jira Software がインストールまたはアップグレードされたばかりで、インデックスの再作成が必要である可能性があります。
  • ログで例外をチェックして、これらのエラーに関するナレッジ ベース記事がないかをご確認ください。
  • 整合性チェックにエラーがないかをご確認ください。
バランシング一時停止

これは、アトラシアン サポートまたは Jira 管理者によってバランシングが明示的に停止されていない限り、false となります。

バランス ハンドラー実行中

バランシングが進行中である場合を除いて false になります。バランシングの進捗を確認するには [更新] ボタンを選択します。

Jira Data Center クラスターでは、バランシングを実行中のノードが true、それ以外のノードは false になります。

クラスターのノードでバランスが実行中

バランス クラスター ロックが解除されていることを示します。

バランシングを実行中の場合は true になります。

整合性チェック

整合性チェックによって LexoRank データに対して一連のテストを実行して、テストに基づいて true または false の結果を返します。次の表では、利用可能なチェックと検出された障害をどのように修正できるかを確認できます。  

チェックマークエラーの修正方法
ランク フィールドの表に存在するマーカー行

これに失敗した場合は、最または最大の各マーカー行が存在しません。マーカー行が表に表示されない場合は、アトラシアン サポートにお問い合わせください

マーカー行の正確性チェック

これに失敗した場合は、最小マーカー行または最大マーカー行は存在しますがそれらのランクが間違っています。

チェックで返された行のランクを正常な値に更新することで、これを修正できます。

有効なバケットのマーカー行をチェック

バランシングの進行中、マーカー行は別のバケットに移動して新しいランク値をどこに配置すべきかを示します。

別のバケットに配置されるのは、バランシングが進行中の場合に限られます。

マーカー行の有効なステータスは次のとおりです。 

  • 最小値と最大値が同じ。
  • 最小値が 0、最大値が 1。
  • 最小値が 1、最大値が 2。
  • 最小値が 0、最大値が 2。

マーカー行がそれらのバケットにない場合、このテストは失敗します。この失敗は、ランクの作成またはバランシング操作中にスローされた例外が原因である可能性があります。ログを確認して、既知の問題に対して検証してください。

ランク範囲外チェックこの失敗を修正するには「ランク範囲外エラーの修正方法」の記事をご参照ください
重複ランク チェックこの失敗を修正するには「ランク フィールドの重複するランク値を修正する方法」の記事をご参照ください
課題ランクとマーカー ランクの差異チェック

次の SQ は、最小マーカー行と同じランキング値を持つ記録を識別します。 

SELECT * FROM "AO_60DB71_LEXORANK" WHERE ("RANK" LIKE '%|zzzzzz:' OR "RANK" LIKE '%|000000:') AND "TYPE" not in (0,2);
これらの記録を削除すると問題が修正されますが、これらの課題のみのランキング データが失われます。 

これは、使用する DBMS に応じて変える必要が出る場合があります。

有効なバケットの課題行をチェックバランシングでこの失敗を解決できない場合は、アトラシアン サポートにお問い合わせください
バランス ステータス チェック

バランシングを実行して、ログに例外がないかを確認します。  

ログに例外がある、または他のチェックのいずれかが失敗した場合は、バランシングが失敗する可能性があります。 

進め方がわからない場合は、アトラシアン サポートにサポートをご依頼ください。

最終更新日 2022 年 7 月 7 日

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